異世界転生・転移・召喚アニメおすすめランキング76選【2024年版】

ランキング

 

アニメのジャンルの中でも高い人気を誇る異世界アニメ。

近年は『小説家になろう』作品を中心に、あまりにも似たような異世界アニメが多過ぎるという声もちらほら…

しかし、個人的には異世界アニメは大好きですので、おすすめできる作品をランキング形式でご紹介していきたいと思っています。

ランキング後半10作品くらいは寧ろおすすめできない作品になっています事をご了承下さい。

 

 

(76)異世界召喚は二度目です

 

 

ジャンル異世界召喚・バトル
原作岸本和葉・嵐山 (双葉社 モンスターコミックス)
放送時期2023年(全12話)
制作スタジオエル

 

あらすじ
かつて異世界であるエクレールへと召喚され、人間族、獣人族、魔族による戦乱を収めて世界に平和をもたらしたセツ。種族間を越えた平和という初めての偉業を成し遂げたセツは勇者と称えられたが、戦いの後で元の世界へと転生させられてしまい、現世で二度目の人生をやり直すことになってしまった。勇者としての記憶と力を持ったまま二度目の人生を送りセツが高校生になった時、何の因果か再びエクレールへと召喚されてしまう。別人となったセツが二度目の異世界召喚をされると、エクレールでは五年の月日が流れており、世界は再び戦乱の兆しを見せていた……
公式ホームページより引用:https://isenido.com/
レビュー
かつてエクレールという異世界に召喚され平和をもたらした主人公セツは高校生として普通に生活していたが、今度はクラスメイト達と一緒にエクレールへ再び召喚され、二度目の異世界生活でも戦乱を収める為に奮闘する物語。
俺tueeee系の異世界ハーレムアニメなのですが、とにかく世界観からストーリー全てがチープ。
作画も悪く主人公含めキャラクターに魅力が無いですしクラスメイトを召喚させる必要あったの?と聞きたくなるくらいコミュニケーションがなく、ちょっと乱暴な言い方になりますが主人公以外はモブと言ってもいいくらい存在価値がありませんでした。
何というか自分の強さと異世界の仲間と夕陽だけが大事だから現実世界に興味は無いよと主張しているようにも感じましたね。
割と内容が薄くても楽しめる私でも良い所を探すのが難しい作品でした。
声優
土岐隼一(セツ)、前田佳織里(エルカ)、天野聡美(夕陽)、ファイルーズあい(リヴァイア)、大西沙織(デザストル)、永塚拓馬(冬真)、明坂聡美(ロア)、本泉莉奈(ミネコ)、小倉唯(シロネコ)、小坂井祐莉絵(ルリ)、伊藤美来(アリゼ)、引坂理絵(アーメル)、赤羽根健治(ブラッド)、下野紘(ルーガ)、三木眞一郎(レグルス)、八代拓(テラン)、武内駿輔(カゲロウ)、田村ゆかり(クロイヌ)、坂口候一(ビルドス)、佐藤聡美(クレアシル)、大塚芳忠(ルリ祖父)、郷田ほづみ(ディスティニア国王)、橋本鞠衣(王女)

 

 

(75)異世界チート魔術師

 

 

ジャンル異世界転移・召喚・バトル・アクション
原作内田健(ヒーロー文庫/主婦の友インフォス)
放送時期2019年(全13話)
制作エンカレッジフィルムズ

 

あらすじ
どこにでもいる普通の高校生・西村太一と、運動神経抜群でモデル体型の美少女・吾妻凛。平和な高校生活を送っていた二人はある日突然、不思議な魔法陣の光に包まれ、見知らぬ土地へ迷い込んでしまう。そこは恐ろしい魔物が生息し、獣人やドワーフ、エルフといった多様な種族が存在する、まるでファンタジーのような世界。異世界へと導かれた太一と凛は、ここで生き抜くために「冒険者」になることを決意するが、その適性検査で、二人が“チート”な魔力を持っていることが判明して……。
公式ホームページより引用:http://isekai-cheat-magician.com/
レビュー
『小説家になろう』発の異世界ファンタジー作品。
ごく普通の高校生が突然、異世界に転移し膨大な魔力を持っている事を知らされ冒険者として生きていくという、ありがちなストーリーですが、そういう作品の中でも個人的な評価は低め。
主人公の西村太一とメインヒロインの吾妻凛は魔物と戦う事に抵抗はないのですが人間を殺すという事には対して抵抗があり葛藤しているという点に共感できるかどうかで評価は変わってきそう。
そもそもが薄っぺらいストーリーにも関わらずこのような価値観を押し付けられると面倒くさいとしか感じませんでした。
もっと単純に俺tueeeeって感じで進んで行く方がまだ良かったと思いますね。
太一と凛に魅力を全く感じられず恋愛部分も不快感しかありません。
10話でカシムに決闘を挑まれ勝利した時も「どうよ!俺の努力もまあまあやるもんだろ!」というセリフには寒気がしました。異世界に転移してチート能力を与えられ数ヵ月訓練しただだけなのに、それを努力と表現するのは違うでしょう。
この他、太一の声を担当する天﨑さんの声も合っていないですしイキった感じも不快でした。
こういうテンプレ的な作品は嫌いではないのですがテンポが良いという所以外はダメな部分が目立った作品だったなというのが正直な感想です。
声優
天﨑滉平(西村太一)、高橋李依(吾妻凛)、田中美海(ミューラ)、大原さやか(レミーア)、久保ユリカ(エアリィ)、下野紘(カシム)、日笠陽子(グラミ)、真野あゆみ(アナスタシア)、木野日菜(ミロ/メロ)、平川大輔(ロドラ)、家中宏(ジルマール)、末柄里恵(シャルロット)、大西沙織(アルセナ)、井上麻里奈(スミェーラ)、斉藤次郎(ドルトエスハイム)、日野聡(イニミークス)

 

 

(74)転生賢者の異世界ライフ

 

 

ジャンル異世界転生・バトル
原作進行諸島(GAノベル/SBクリエイティブ)
放送時期2022年(全12話)
制作REVOROOT

 

あらすじ
突然、異世界に召喚されたブラック企業の社畜・佐野ユージ!異世界での彼の職業、それは『魔物使い(テイマー)』。冒険者になることも難しいとされる不遇職。しかし、仲間にしたスライムのおかげで様々な魔法、そして、第二職業『賢者』を手に入れる!圧倒的な力を得たユージだが、自分の強さには無自覚で…?最強の力で無自覚無双!
公式ホームページより引用:https://tenseikenja.com/
レビュー
異世界転生、俺tueeeeという定番の設定ですが序盤の説明不足もあり主人公ユージの背景が分かりにくく感情移入しにくい作品。
その割に途中で回想シーンは頻繁に入れて来るのでテンポも悪い。
ユージが唯一、人間らしく感じたのはリクアルドで料理を食していた時くらい。
戦闘も同じような魔法ばかりでワンパターン。×10できるのならもっと数字大きくしろよとツッコミたくなる戦い方。
全体的に暗い雰囲気ですがノリのいいスライム達のおかげで多少はマシになっているような印象を受けました。
個人的には『異世界召喚は二度目です』、『異世界チート魔術師』と並ぶくらい転生、転移、召喚系の中では評価の低い作品です。原作者が泣いているんじゃないかなと思うくらいの出来だと感じました。
声優
小林千晃(ユージ)、和氣あず未(ドライアド)、遠野ひかる(スラ)、菅野真衣(スラパッチ)、三川華月(マユスラ)、久遠エリサ(スラハッパ)、大森日雅(ヒゲスラ)、花井美春(ペケスラ)、高木渉(プラウドウルフ)、上別府仁資(シュタイル司祭)

 

 

(73)出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした

 

 

ジャンル異世界転生・バトル・ハーレム
原作紅月シン(TOブックス)
放送時期2024年春(全12話)
制作スタジオディーン × マーヴィージャック

 

あらすじ
神の恩恵『ギフト』を得られず、出来損ないと呼ばれた少年・アレン。しかし、彼の正体は――前世の記憶と力を持つ元英雄だった!? 実家である公爵家から追放されたのをいいことに、自由気ままな旅を始めようとするアレンだったが、元婚約者の暗殺未遂に遭遇することになり……!? 今世こそのんびりしたい元英雄の、望まぬヒロイック・ファンタジー開幕!
公式ホームページより引用:https://dekisoko-anime.com/
レビュー
転生した元英雄がのんびり気ままに過ごそうとするものの色々な事件に巻き込まれ結局は戦いを強いられる俺tueee系作品。
正直、元英雄だとか転生した世界で重要視される【ギフト】などの設定なんて忘れてしまうほどの低クオリティ。
主人公アレンの第一声からして驚きましたがアレンだけでなくメインキャラを担当する声優陣の演技が酷かった。
また、特徴的な喋り方のキャラが多く耳障り。
作画は崩壊し、ストーリー性も感じられない。
アレンの主人公としての魅力も皆無。
仕方なく仲間を助け俺tueeeするのですが考え方が自己中心的で共感できる部分はなく感情移入できませんでした。ハーレム要素も含まれますが女性キャラも見事に全員可愛くない。
異世界アニメで「よくあるテンプレ作品」と評価される作品も多いですが、本作に関してはその領域にさえも届いていない駄作だと個人的には思っています。
声優
蒼井翔太(アレン)、栗坂南美(リーズ)、鬼頭明里(アンリエット)、雨宮天(ノエル)、愛美(ミレーヌ)、潘めぐみ(ベアトリス)、伊瀬茉莉也(アキラ)、子安武人(クレイグ)、逢坂良太(ブレット)、子安光樹(カーティス)

 

 

(72)異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。

 

 

ジャンル異世界転生
原作向日葵・高上優里子(双葉社/モンスターコミックス)
放送時期2023年(全12話)
制作EMTスクエアード

 

あらすじ
27歳、過労死――。こんな死に方は嫌だと思った矢先、神様が目の前に現れた。「異世界に転生して、人類が存続するべきかどうか見極めて欲しい。代わりに特別な力をあげよう」それを聞いた主人公・みどりは、過酷な暮らしに疲れた心を癒やすため、思わずこう願ったのだった。「もふもふ……もふもふ! したい!! この疲れた心を癒してくれるのは、可愛い動物のもふもふしかないの……!」そんなこんなでみどりは異世界へ転生して、幼女・ネフェルティマとなる。ネマは《人間以外の生物から好かれる力》を授かっていた。動物はもちろん、白虎やドラゴンなどの聖獣、はてはゴブリンやフローズンスパイダーなどの魔物までもが、どうしてか彼女を好きになってしまうのだ!しかしそんな彼女にも過酷な運命が待ち受けており――。人間と生き物たちとの共存を目指してがんばるぞ!ネマのもふもふなでなでライフ、始まります♪
公式ホームページより引用:https://mohunadeanime.com/
レビュー
転生し人間以外の生物から好かれる能力を授かった主人公ネマが動物を迫害する異世界で人間と他生物が共存して暮らせるよう奮闘するファンタジー作品。
率直な感想としましては主人公ネマにイライラしました。
前世での知識もあるのに精神面は異常なほど幼く、大きな決断をする際に覚悟が足りない。そのせいで守るべき存在から多数の死者を出しますし幼女のワカガマに付き合う大人達もみっともない。
個人的には異世界もの、なろう系のテンプレ的な設定は別に良いのですが本作ついてはネマが成すべき事に対して思慮が欠け過ぎているせいで物語の根幹が揺らいでいるような印象を受けました。
自身の好みで守る魔物(種族)を勝手に決めていますし、あなたは一体何がしたいの?と問いたくなるような場面も多数。
かなり我慢しながら最後まで視聴しましたが高い評価はできない作品だと思っています。
声優
加隈亜衣(ネマ)、梅田修一朗(ラルフ)、古谷徹(デール)、武虎(ラース)、大河元気(ヴィルヘルト)、三木眞一郎(神様)、乃村健次(ソル)、前野智昭(森鬼)、恒松あゆみ(セルリア)、岩田陽葵(カーナ)

 

 

(71)即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。

 

 

ジャンル異世界召喚・バトル
原作藤孝剛志(アース・スターノベル)
放送時期2024年(全12話)
制作オクルトノボル

 

あらすじ
全ての敵を即死させる!最強主人公爆誕!!修学旅行中、高遠夜霧とクラスメイトたちは、突然異世界に召喚された。召喚したのは賢者を名乗る女、シオン。彼女は《ギフト》と呼ばれる特殊能力を彼らに与え、賢者になるための試練をクリアしろと一方的に宣告する。突然の事態に動揺しつつも行動を開始する一同。だが、なぜか《ギフト》を与えられなかった夜霧や壇ノ浦知千佳ら一部の生徒は、ドラゴンが迫る草原に囮として置き去りにされてしまう。飛来したドラゴンによって次々に殺されていく残された生徒たち。夜霧と知千佳も絶体絶命の大ピンチ!……かに思われたが……。「死ね」夜霧はその一言でドラゴンを撃退。なんと彼は、任意の対象を即座に殺せる《即死チート》の持ち主だった!!!元いた世界への帰還を目指し、旅を始める夜霧と知千佳。そんな彼らの前に現れるのは異世界にいるチート能力者たち。不死身の吸血鬼?やり直しの勇者?神に溺愛されし転生者?そんなやつら、即死チートの相手にはまるでならないんですが!前代未聞のチート能力が武器のダウナー系少年とちょっぴり残念な美少女の異世界冒険が今、幕を開ける!!
公式ホームページより引用:https://sokushicheat-pr.com/
レビュー
クラスメイト達と異世界に召喚されるも自身にはギフトを授けて貰えなかった主人公、高遠夜霧。しかし、実は即死チート能力の持ち主だった。
そんな夜霧が自身と同様ギフトを授けてもらえなった壇ノ浦知千佳と元いた世界に戻る方法を探す為に異世界を冒険する物語。
最初に書いておきますが、かなり否定的な意見多めのレビューなので本作のファンの方はブラウザバックされる事を推奨します。
クラスメイト全員が召喚された事もありますし異世界のチート能力者達も存在しており登場キャラ多過ぎて物語に入り込む事が難しい。
夜霧が「死ね」という言葉で相手を即死させるという設定やクラスメイト及び異世界のチートキャラの発想があまりにも幼稚で原作者の考えが全く理解できず終始、口をポカーンと開けて視聴していました。
唯一理解できたのは人気アニメを揶揄するというかアンチテーゼ的な発想で生まれた作品であろうという事だけ。
夜霧の無欲で他人にあまり関心が無く、チート能力を持っているのにヒーロー感がないのは多分そういうことなのではないでしょうか?最終話のラストの回想シーンに全てが詰まっているような気がします。
個人的には設定、ストーリー、コメディ、全ての要素において好みの作品ではありませんでした。
声優
内山昂輝(高遠夜霧)、富田美憂(壇ノ浦知千佳)、金田朋子(壇ノ浦もこもこ)、堀江由衣(賢者シオン)、佐藤利奈(賢者レイン)、下野紘(花川大門)、村上喜紀(橘裕樹)、Lynn(高遠朝霞)、石井マーク(リック)、野上翔(ライニール)、関根明良(テオディジア)、菊池紗矢香(秋野蒼空)、安野希世乃(二宮諒子)、鈴木杏奈(キャロル・S・レーン)、小松昌平(鳳春人)、坂田将吾(矢崎卓)、大久保瑠美(篠崎綾香)

 

 

(70)デッドマウント・デスプレイ

 

 

ジャンル転生・群像劇・ダークファンタジー
原作原作:成田良悟・作画:藤本新太(ヤングガンガン/スクウェア・エニックス)
放送時期2023年(分割2クール全24話)
制作GEEKTOYS

 

あらすじ
はるか遠い異世界の魂が、現代の新宿に「四乃山ポルカ」として転生した。ただ、その転生した体には、喉に致命傷が…。しかも、その傷をつけた殺し屋・崎宮ミサキに、暗殺に失敗したと勘違いされ再び襲われることに。なんとか撃退し、自身にかけられた暗殺指令を解くことに成功したポルカは、新宿を根城にした裏社会の「仲介屋」・倉木リサの助力を受け、ミサキや情報屋の繰屋匠を仲間とし、夢だった「平穏な暮らし」を目指す。しかしこのポルカの「転生」は、様々な人々に波及する。待ち受ける、裏社会の「何でも屋」・レミングス、謎の放火犯・火吹き蟲、そして超絶奇術師・怪人ソリティア――「厄ネタ」と呼ばれる超常的な力をもつ犯罪者達と、それを追う新宿署第三資料編纂係、通称「三纂」の刑事。そして「四乃山ポルカ」の生い立ちと、その親族達。さらに、出会うハズのない元いた世界の滅びた帝国の面影にまで、ポルカは巻き込まれていく。
公式ホームページより引用:https://dmdp-anime.jp/
レビュー
近年よく見かけるようになった逆転生系の作品。
異世界で死霊使い「屍神殿」として生きていた主人公が現代日本で殺し屋に命を狙われ死んでいた四乃山ポルカの身体に魂が転生した所から始まる物語。
ポルカは仲間を作り平穏な暮らしを求めますが、様々な困難が襲い掛かり思うような平穏な暮らしはなかなか訪れません。
ダークな逆転生系の作品を目指しているというのは理解できますが正直、登場キャラが多過ぎますし設定も複雑。気楽な気持ちでアニメを見たい私のような層には向かないと思います。
設定が複雑なのはまだ良いのですが複雑な割に薄っぺらい感じで進んで行くので出オチ感は否めませんし何を伝えたいのかも理解できませんでした。
大まかに分けるとポルカと仲間達、厄ネタ、新宿署第三資料編纂係の3視点で見る事が出来る作品ですがどこ視点で見るかでも評価は大きく変わってきそう。
ぶっ飛んだキャラが多いのも特徴ですが水瀬いのりさん演じる崎宮ミサキはなかなか面白いキャラで個人的には一番のお気に入り。
アクの強い作品なので好き嫌いはハッキリ分かれそうですね。
声優
榊原優希(四乃山ポルカ)、水瀬いのり(崎宮ミサキ)、内田雄馬(繰屋匠)、江口拓也(岩野目ツバキ)、岡本信彦(荒瀬耿三郎)、種﨑敦美(倉木リサ)、福圓美里(雷小幽)、山路和弘(四乃山呂算)、大地葉(四乃山小夜)、大久保瑠美(阿字城イズナ)、長谷川育美(一ノ瀬古瑠斗)、白石晴香(合川咲姫)、草尾毅(シャグルア)、チーク梁祥(レクリア)、高橋広樹(ソリティア)、佐倉綾音(胡蝶・エイトポート)、ニケライ ファラナーゼ(デスクロー佐谷)、興津和幸(裏井)、小林沙苗(山田文代)、蒼井翔太(レミングス/神薙涼馬)、小西克幸(四乃山 尊)、芹澤優(四乃山華月)、市川蒼(四乃山紫月)、田丸篤志(西明寺水琴)、豊口めぐみ(イーズリーズ・ソルドフレイル)、花澤香菜(四乃山希吏)、原紗友里(四乃山涼火)、岩崎征実(四乃山五郎)、相川奈都姫(暴)、島﨑信長(雑貨殿)、七海ひろき(細呂木)、田村睦心(フラムロディア・バャディラーズ)、稲田徹(鷹巣次郎太郎)、上田燿司(幅木秀秋)、高田憂希(幌島リンネ)、岩中睦樹(幌島ヒイロ)、吉野裕行(八津蘭丸)、宇垣秀成(戸沢弾正)、高森奈津美(ロメルカ・リメルカ)、大西沙織(カルラ・ウォン)、赤﨑千夏(阿牙倉マジリ)、八代拓(阿牙倉百矢)、細谷佳正(氷黒久遠)、村瀬歩(アリウス・サバラモンド/シヴィル・A・サバラモンド)、江頭宏哉(太貝)、弘松芹香(蓬)、土田玲央(西田)、高木美佑(阿牙倉夏南)、松本沙羅(阿牙倉ダリア)、岡咲美保(ルル)、ブリドカット セーラ恵美(アラハバキ)、松岡禎丞(虚銃座)、吉岡茉祐(萱草)、本田貴子(ルフ・ヴェルライズ)、伊瀬茉莉也(ウルドヴィジア)、小市眞琴(パロミー)、井上麻里奈(ラカベニア)、坂本真綾(聖女)

 

 

(69)進化の実

 

 

ジャンル異世界召喚・アクション・バトル・ハーレム
原作美紅(双葉社/モンスター文庫)
放送時期1期2021年(全12話)・2期2023年(全12話)
制作HOTLINE

 

あらすじ
いじめられっ子だった高校生・柊誠一が、ある日突然学校全体が剣と魔法のゲームのような異世界に飛ばされ、偶然“進化の実”を口にしたことから勝ち組人生を歩み始める物語。
公式ホームページより引用:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/shinkanomi/
レビュー
太っていて強烈な体臭を放ついじめられっ子の主人公、柊誠一がある日、学校全体で異世界に召喚される。他の生徒たちは同じ場所に召喚されますが、誠一はグループを作れなかった為にひとり別の場所に召喚され、そこで【進化の実】を食べチート能力を手に入れ、イケメンに変貌し勝ち組人生を送る異世界ハーレム作品。
物語の設定自体はよくある異世界作品という感じですが雑な部分が多いというのが正直な感想。
俺tueeeeするのは全然構わないのですが誠一自身が物語が進むにつれチート能力を手にする事に飽きているというか今日反応を示すので俺tueeee特有の爽快感がそぎ落とされており戦闘シーンが全く楽しめませんでした。
ギャグ要素が強い作品ですがノリが個人的に合わなかったですし特に2期はギャグに振り過ぎたせいで正直、視聴するのがキツかったですし長く感じました。
進化していく部分はもっと拘って欲しかったのにそこだけはテンポ良く進み、1話1話はテンポが悪いという何とも不思議な作品。
声優陣も名前だけは豪華ですが主人公が下野紘さん、メインヒロインが花澤香菜さんだとこうなるよねって感じでした…
声優
下野紘(柊誠一)、花澤香菜(進化後サリア)、稲田徹(進化前サリア)、井上麻里奈(アルトリア・グレム)、西尾夕香(エリス・マクレーヌ)、稲田徹(ガッスル・クルート)、新井里美(羊さん)、西本りみ(ルルネ)、日笠陽子(ルイエス・バルゼ)、南條愛乃(神無月華蓮)、久保ユリカ(オリガ・カルメリア)

 

 

(68) 異世界はスマートフォンとともに。

 

 

ジャンル異世界転生・ハーレム
原作冬原パトラ(HJ NOVELS / ホビージャパン)
放送時期1期2017年・2期2023年
制作1期プロダクションリード・2期J.C.STAFF

 

あらすじ
神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第2の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマートフォン。様々な人達と出会い、大切な仲間を得ていく中で、いつしか主人公はこの世界の秘密を知る。古代文明の遺産を受け継ぎ、お気楽な世界の王たちと力を合わせながら、個性豊かな女の子たちと共に彼はのほほんと世界を巡っていく―――
公式ホームページより引用:https://isesuma-anime.jp/1/
レビュー
身体能力を引き上げスマートフォンを使える状態で異世界に転生した主人公、望月冬夜が女の子を次々に仲間に従えて婚約し、異世界の偉い人達を助け友好的な関係を築き自身の国を手に入れ発展させていく物語。
量産型の異世界ハーレム作品としか説明のしようがありません。
この系統の作品が好きな人であればハマるかもしれませんが苦手な人は端から見ない事を推奨。
冬夜は特に努力する事もなくチート能力で無双。あまり魅力的ではありません。
ストーリー的にも薄く、女の子達も特段可愛くありません。1期・2期で制作会社が変わっています。
ただ、一夫多妻に関して色々と思う人もいるかもしれませんが、そこを除けば不快になる要素も特になく気楽に見れるアニメかなとは思います。
声優
福原かつみ(望月冬夜)、高野麻里佳(ユミナ・エルネア・ベルファスト)、内田真礼(エルゼ・シルエスカ)、福緒唯(リンゼ・シルエスカ)、赤﨑千夏(九重八重)、山下七海(スゥシィ・エルネア・オルトリンデ)、上坂すみれ(リーン)、高木美佑(ルーシア・レア・レグルス)、芹澤優(ヒルデガルド・ミナス・レスティア)、久保田未夢(桜)

 

 

(67)超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!

 

 

ジャンル異世界転移
原作海空りく(GA文庫/SBクリエイティブ)
放送時期2019年
制作project No.9

 

あらすじ
飛行機事故に巻き込まれた七人の高校生。彼らが目を覚ますとそこは魔法や獣人の存在する異世界だった。突然の事態に彼らは混乱― ― することもなく(!?)電気もない世界で発電所を作ったり、 ちょっと出稼ぎに出ただけで大都市の経済を牛耳ったり、 あげく悪政に苦しむ恩人たちのために悪徳貴族と戦争したり、やりたい放題!?そう。彼らは誰一人普通の高校生ではなく、それぞれが政治や経済、科学や医療の頂点に立つ超人高校生だったのだ!これは地球最高の叡智と技術を持つドリームチームによる、オーバーテクノロジーを自重しない異世界革命物語である!
公式ホームページより引用:http://choyoyu.com/
レビュー
超人的な能力を持った高校生7名が飛行機事故に遭い異世界に転移。
そこで助けてくれた村の住人達に恩を返す為に超人的な能力を用いて悪徳貴族と戦ったり、文明の発達していない異世界を革命していく物語。
この超人的な能力とは魔法が使えるとかではなく、高校生なのに世界一の政治家だったり、世界一の医者だったりする無茶苦茶な設定。ストーリー的にもかなりのご都合主義。
しかし、超人的な能力を持っていても浮かれているようないけ好かない高校生ではなく義理人情を持っていたり自分自身の正義を貫く強さを持っている所は好感を持てました。特に桂音ちゃんは好み。
テンポもキャラデザも良い
『落第騎士の英雄譚』の原作者、海空りくの作品という事で期待して見た人はガッカリするかもしれませんが、これはこれで楽しめる人もいると思います。
声優
小林裕介(御子神司)、桑原由気(リルル)、日高里菜(大星林檎)、日岡なつみ(猿飛忍)、金元寿子(神崎桂音)、金子彩花(一条葵)、石上静香(プリンス暁)、間島淳司(真田勝人)、中原麻衣(ウィノナ)、下野紘(エルク)、橋本ちなみ(ルー)、千本木彩花(ジャンヌ・ド・ルブラン)、中田譲治(オスロー・エル・ギュスターヴ)

 

 

(66)変人のサラダボウル

 

 

ジャンルファンタジー・コメディ・群像劇
原作平坂読(小学館/ガガガ文庫)
放送時期2024年春(全12話)
制作SynergySP・スタジオコメット

 

あらすじ
貧乏探偵、鏑矢惣助が尾行中に出逢ったのは、魔術を操る異世界の皇女サラだった。なし崩し的にサラとの同居生活を始める惣助だが、サラはあっという間に現代日本に馴染んでいく。一方、サラに続いて転移してきた女騎士リヴィアは、ホームレスに身をやつしながらも意外と楽しい日々を送る。前向きにたくましく生きる二人の異世界人の姿は、惣助のほか、鬼畜弁護士、別れさせ工作員、宗教家といったこの地に生きる変わり者達にも影響を与えていき――。
公式ホームページより引用:https://www.tbs.co.jp/anime/hensara/
レビュー
異世界から転移してきた皇女のサラとサラの護衛騎士を担当していたリヴィアが様々な人達と出会い現代日本で生活する姿を描いたファンタジー群像劇。
サラとリヴィアは日本の岐阜県に転移するものの同じ場所に転移した訳ではなくお互い別行動。
そんな二人の全く違う日本での生活を対比させながら、それぞれの視点で描かれています。
サラは起用で日本での生活に上手く適用、リヴィアは不器用で日本人でも底辺と思える生活を送っていく感じなのですが、どちらの視点を楽しめるかは人それぞれ。
個人的にサラはあまりにも上手く行きすぎる所やリヴィアに対して少し素っ気ない感じもあって苦手なタイプ。
キャラデザもリヴィアの方が圧倒的に可愛いですしポンコツなので自分好み。
1話目の掴みは上手いですしテンポも悪くなかったので期待しましたが特に盛り上がる事もなく出オチ感は否めませんでしたね。
コメディ寄りの作品ですが全体的に中途半端でどういう方向に持って行きたかったというのが理解しにく作品。
素材自体は良かったので色々と勿体ないなと感じました。
声優
古川慎(鏑矢惣助)、矢野妃菜喜(サラ・ダ・オディン)、M・A・O(リヴィア・ド・ウーディス)、大地葉(プリケツ)、藤田茜(皆神望愛)、沼倉愛美(愛崎ブレンダ)、高田憂希(永縄友奈)、真野美月(閨春花)、上田燿司(草薙勲)、立花慎之介(タケオ)、鳥海浩輔(鈴木)

 

 

(65)八男って、それはないでしょう!

 

 

ジャンル異世界転生
原作Y.A(MFブックス・KADOKAWA)
放送時期2020年春(全12話)
制作シンエイ動画・SynergySP

 

あらすじ
食品関係の商社に勤めるサラリーマン・一宮信吾が目を覚ますと、異世界の小さな子どもになっていた。ド田舎の貧乏貴族の八男・ヴェンデリン(5歳)となった彼は、領地も継げず、先も見えない手詰まりの境遇の中、魔法の才能に恵まれたという一点を突破口に独立を目指す。やがて12歳となり、冒険者予備校の特待生となったヴェンデリンは、ある事件を解決した功績により、貴族として身を立てることとなる。だがそれは、貴族社会のしがらみに振り回される人生の始まりに過ぎなかった――
公式ホームページより引用:http://hachinan-anime.com/
レビュー
人口800人ほどの辺境の貧乏貴族の八男として転生した主人公ヴェルが魔法使いは偉大な存在とされる国の中で英雄として扱われ、貴族のしがらみの中で生活する姿を描いたファンタジー作品。
長男や長女が優遇される社会で英雄として扱われる八男という立場や貴族間の駆け引きをメインに描きたかったと思うのですが、大人も同世代の子供も利害関係で近づいてくるクズばかりで全く物語に深みを感じませんでした。
アニメで表現するのは難しいとは思いますが、こういう題材で中身が無いというのは致命的。
そもそも、転生である必要があったのかさえも疑問。原作と別物という事で評価を下げていますが設定自体も酷い。
不快感たっぷりのOPテーマ、殆どがモブに見えるキャラ達、全くキャラと合っていない声優陣のキャスティング、作画の酷さなど正直、褒める部分がありませんでしたし違和感だらけ。
声優
榎木淳弥(ヴェンデリン)、西明日香(エリーゼ)、三村ゆうな(ルイーゼ)、小松未可子(イーナ)、M・A・O(ヴィルマ)、下野紘(エルヴィン)、高塚智人(ローデリヒ)、杉田智和(クルト)、ゆかな(アマーリエ)、石上静香(幼年ヴェンデリン)、浪川大輔(アルフレッド)、屋良有作(ブランターク)、山根雅史(アームストロング)

 

 

 

(64)ポーション頼みで生き延びます!

 

 

ジャンル異世界転生
原作FUNA(講談社/Kラノベブックス)
放送時期2023年(全12話)
制作寿門堂

 

あらすじ
ある日突然、異世界に転生してしまった22歳のOL・長瀬 香。転生先でバッチリ生き延びるために、神様的存在からカオルがゲットしたのは若返った肉体と…超チート級のポーション作成能力!?異世界転生女子・カオル☆知恵とチートで…生き延びます!
公式ホームページより引用:https://potion-anime.com/
レビュー
ポーション作成能力を与えてもらい様々な国の問題を解決していく異世界転生ファンタジー。
自由に効能を選択しポーションを作成できるというチート能力は良いと思いましたがポーション容器も好きな形で作成でき、それが武器だったり便利グッズという形で現れるのでご都合主義も過ぎるだろうという場面が多々あり、これを受け入れられるかで評価が大きく変わってきそう。
1話目で女神様に希望通りの転生特典を与えて貰っていたので、こういう展開になるだろうなというのは想像できますし1話目で視聴を続けるかどうかを判断するのも悪くないと思います。ある意味斬新なスタートでした…
孤児に仕事を教えたり与えたりして劣悪な環境から抜け出す手助けをする所は悪くないのですが、どれもカオルの気持ちひとつというか能力があまりにもチート過ぎるので問題を解決しても余韻に浸る事はできません。
自身の正体がバレる度に他国に移動するのも余韻に浸れない大きな原因だったような気がします。
この他、カオルのゲスさも好みが分かれ事でしょう。ただ、カオルの周りにいるキャラは悪くなかった。
全体として子供向けの作品という印象で大人で楽しめる人は少ないのではないでしょうか?
個人的には『聖女の魔力は万能です』が好きなのですが、それをかなり劣化させた作品という評価が妥当な気がしますね。
声優
久住琳(カオル)、東山奈央(セレスティーヌ)、高柳知葉(フランセット)、小泉萌香(エミール)、岩田陽葵(ベル)、北川菜月(レイエット)、坂泰斗(ロランド)、木島隆一(フェルナン)、大塚剛央(アラン)、和田将弥(ファビオ)、佐藤拓也(地球の管理者)

 

 

(63)悪役令嬢レベル99

 

 

ジャンル異世界転生・悪役令嬢・バトル・アクション
原作七夕さとり(カドカワBOOKS)
放送時期2024年(全12話)
制作寿門堂

 

あらすじ
乙女ゲーム『ヒカユウ』の悪役令嬢・ユミエラに転生してしまった主人公。実は、ユミエラは魔王を倒したあとに登場する裏ボスで、レベルをカンストしていないと倒せないほどの強大な存在だった。しかし、ただ倒されるだけの存在ではいたくはない。そう考えたユミエラは、ゲームのストーリーに干渉しないよう、目立たず生きていこうと決意するが、ゲーマー魂に火が付いて思わず自身のレベルを99まで上げてしまった。その強大な力のせいで、周囲の人々から「魔王」と疑われることになってしまう。平穏な学園生活を望むユミエラが手にする未来とは――?
公式ホームページより引用:https://akuyakulv99-anime.com/
レビュー
よくある乙女ゲーの悪役令嬢に転生する異世界ファンタジー。
アリシアが主人公かと錯覚するような物語の導入部分は意外性があり、とても良かった。
ゲームの説明も他の悪役令嬢ものより丁寧でしたしユリシアがゲームの世界と違う行動をとる事でストーリーも変化するのですが「強制力」なるものがあり元々のゲームのストーリーに再び近づくような出来事が起こるなど地味ですが良いアクセントになっていました。
ユリシアの自身の強さと常識を基準にした発言やパトリックとのやりとりがコメディ部分の中心ですが少しくどいなと感じる部分も…
デフォルメされたキャラは可愛かったのですが全体的に作画は微妙。特に魔物の動きに違和感が…
「強制力」に関しては良いアクセントになっていたと書きましたが、その反面、「強制力」のせいで全体を通してアリシアの言動にイライラと不快感が募ったのも事実。
悪くはありませんが個人的には良作と言えるほど作品ではないなというのが正直な感想です。
声優
ファイルーズあい(ユミエラ・ドルクネス)、内田雄馬(パトリック・アッシュバトン)、和氣あず未(アリシア・エンライト)、八代拓(エドウィン・バルシャイン)、石谷春貴(ウィリアム・アレス)、天﨑滉平(オズワルド・グリムザード)、日高里菜(エレノーラ・ヒルローズ)

 

 

(62)デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 

 

ジャンル異世界・ファンタジー
原作愛七ひろ(株式会社KADOKAWA・カドカワBOOKS)
放送時期2018年
制作SILVER LINK. × CONNECT

 

あらすじ
デスマーチ真っ最中のプログラマー“サトゥー”こと鈴木一郎。仮眠を取っていたはずが、気が付くと異世界に…!?視界の端には、仮眠前に作っていたゲームを思わせるメニュー画面。レベル1の初期状態。ただし初心者救済策として実装したばかりの「全マップ探査」とマップ殲滅ボム「流星雨」×3付。目の前には蜥蜴人の大軍が!助かるために「流星雨」を使用したサトゥーは、その結果レベルが310となり莫大な財宝を手に入れる――。夢か現か、ここにサトゥーの旅が始まる!
公式ホームページより引用:https://deathma-anime.com/
レビュー
異世界アニメですが転生、転移、召喚かは作中ではハッキリしていません。
現実世界でゲームのプログラマーとして働いている主人公が仮眠中に異世界に。
子供ではないですが現実世界の時より年齢が若くなった状態で自分が開発に携わっていたゲームに似た世界へ。
ベタな設定の異世界もので様々な能力を有しチートでお金持ちな主人公サトゥー。
バトルシーンもありますが、どちらかというとほのぼのとしたハーレム異世界観光といった雰囲気の作品。
獣人奴隷など様々な女の子と出会い仲間として旅を続けて行くのですが物語に起伏のようなものはなく、まったりと進んで行くので薄っぺらい感じ。
作画のクオリティーも低いですしサトゥーは優しいですが特徴の無い主人公。
しかし、ベタな異世界ものという感じの作品なので、このような作品が嫌いでない人は気楽に見れますし、流し見、作業用にもってこいの作品とも言えるでしょう。
声優
堀江瞬(サトゥー)、高橋李依(ゼナ)、河野ひより(ポチ)、奥野香耶(タマ)、津田美波(リザ)、悠木碧(アリサ)、早瀬莉花(ルル)、永野愛理(ミーア)、安野希世乃(ナナ)

 

 

(61)聖剣学院の魔剣使い

 

 

ジャンル転生・学園・バトル・アクション・ファンタジー
原作志瑞祐(MF文庫J/KADOKAWA)
放送時期2023年(全12話)
制作パッショーネ

 

あらすじ
最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた!「なんでだ!?」「君、どうしてここに閉じ込められていたの? もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」。〈聖剣学院〉に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。未知なる敵〈ヴォイド〉、〈第〇七戦術都市〉、武器の形をとる異能の力――〈聖剣〉。聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は〈聖剣学院〉に入学することに。魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける!
公式ホームページより引用:https://seikengakuin.com/
レビュー
魔王軍再構の為に1000年後の世界に10歳の姿で転生した最強魔王と人間を襲うヴォイドと呼ばれる敵に聖剣を用いて戦う聖剣学院の第十八小隊のメンバーを中心とした物語。
近年はそれほど多くない魔王、美少女、学園ソード・ファンタジー。所謂おねショタ系のファンタジーというのがシックリくるかもしれません。
取り敢えずキャラデザは抜群に良く可愛い女の子が沢山登場。
しかし、ストーリー的には薄っぺらい感じで淡々と進んでいきますし学園感をあまり感じませんでした。
主人公のレオニスも元魔王でそれなりに強いですが苦戦する場面も多いですし、俺tueeeeでもなければ弱くもなく中途半端でバトルの爽快感も皆無。
設定含め素材は悪くないのですが上手く調理しきれなかったというのが率直な感想ですかね。
見るに堪えないというほどではありませんが個人的には面白くはありませんでした。
声優
井上麻里奈(レオニス)、石川由依(リーセリア)、洲崎綾(レギーナ)、五十嵐裕美(エルフィーネ)、黒木ほの香(咲耶)、仲田ありさ(シャーリ)、池添朋文(ブラッカス)、加隈亜衣(ロゼリア)、平川大輔(魔王レオニス)

 

 

(60)豚のレバーは加熱しろ

 

 

ジャンル異世界転生・恋愛
原作逆井卓馬(電撃文庫/KADOKAWA)
放送時期2023年(全12話)
制作project No.9

 

あらすじ
豚のレバーを生で食べて意識を失った、冴えないオタクの俺。異世界に転生したと思ったら、ただの豚になっていた!豚小屋の中、泥まみれで転がる俺を助けてくれたのは、天使のように優しい美少女・ジェス。「フンゴァ!」「あの、無理に喋らなくても大丈夫です。私には……分かりますから」豚になった俺を献身的にお世話してくれる彼女は、人の心を読むことができる「イェスマ」という種族だという。「まずい、それでは俺の豚のような欲望が垂れ流しではないか!!」剣と魔法の世界(メステリア)で、ただの豚と心を読める美少女の、いちゃラブファンタジーがいま始まる!……のか?
公式ホームページより引用:https://butaliver-anime.com/
レビュー
豚のレバーを生で食べ意識を失い、豚の姿で異世界に転生した主人公とその主人公を助けた心を読める少女ジェスとの恋愛模様を描いたラブファンタジー作品。
心を読めるジェスのような種族を「イェスマ」と呼ぶ世界でイェスマは16歳になると仕えている家を出て王都に身を捧げなければいけないのですが、王都までの道のりはイェスマ狩りに命を狙われる困難なもの。
結構シリアスな物語で胸糞悪い部分もあります。
個人的には物語自体はとても良いと思ったのですが作画の酷さには驚きました。
アニメ最終話となる12話は特に酷かったですし、序盤の豚さんのダンスは『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』の主人公、丸末晴のタコ踊りを彷彿とさせる衝撃…
あのCVも松岡禎丞さんが務めてらっしゃいましたが奇妙なダンスに何か縁でもあるのでしょうか?
正直、豚さんも気持ち悪いですし女性は特に不快に感じると思われます。その気持ち悪さと豚っぽさを松岡さんが上手く演じていたので何とかギリ作品として成立していた感があります。
原作の評価が高い作品ですが兎にも角にも作画が問題ですね。
声優
松岡禎丞(豚)、楠木ともり(ジェス)、伊東健人(ノット)、富田美憂(セレス)、能登麻美子(ブレース)、高橋伸也(ロッシ)

 

 

(59)史上最強の大魔王、村人Aに転生する

 

 

ジャンル異世界転生・バトル・アクション
原作下等妙人(KADOKAWA/ファンタジア文庫)
放送時期2022年(全12話)
制作SILVER LINK.×BLADE

 

あらすじ
神話に名を刻む、史上最強の《魔王》ヴァルヴァトス。王としての人生をやり尽くした彼は、強さゆえの孤独から平凡な生活に憧れ、数千年後の世界に、村人アード・メテオールとして転生した。しかし、転生した未来では魔法文明が衰退。魔法そのものが弱体化していた。初めての友人であり幼馴染みのイリーナとともに魔法学園へと入学したアードだったが、特別な存在になることをどれだけ拒絶しても、その力が規格外であることを隠せなかった。畏敬の念を抱く者、言い寄ってくる者があとを絶たず、さらには、かつて世界を恐怖に陥れた《魔族》も暗躍し始め――。元《魔王》は平穏かつ平凡な人生を手にすることができるのか。波乱に満ちた学園ヒロイックファンタジー、開幕!
公式ホームページより引用:https://murabito-a-anime.com/
レビュー
タイトル通り史上最強の大魔王が平凡な生活を求め、魔力の力が衰退した数千年後の世界に転生する所から始まる物語。
設定としては『魔法学院の不適合者』に少し似ているかもしれませんが本作の方がかなり劣る印象を受けました。
個人的には序盤の大魔王だった頃の考えが抜けきらずに友人を作るのに四苦八苦していた所は面白かったのですが、それ以外の部分は平凡。よくある俺tueeee系のハーレム作品で特徴らしい特徴が無かったのが残念。特徴が無くとも完成度が高ければ良かったのですが、そうでもありませんでした。
設定自体は悪くないのですが、それを活かしきれていないですしキャラクターに魅力を感じませんでした。何より主人公アードの声に違和感を感じたのは私だけではないはず…
全く合っていませんでしたね。
俺tueeeeするより目的であった友人を作り平凡な生活を送る場面を増やした方が面白くなったような気がしてなりません。
作画のクオリティーは悪くないですし全体として酷評するほどではないのですがワンパンチ足りないというのが正直な評価です。
声優
深町寿成(アード・メテオール)、丸岡和佳奈(イリーナ・リッツ・ド・オールハイド)、羊宮妃那(ジニー・フィン・ド・サルヴァン)、大橋彩香(シルフィー・メルヘヴン)、園崎未恵(オリヴィア・ヴェル・ヴァイン)、高橋李依(アード少年時代)、天﨑滉平(ヴァルヴァトス)、甲斐田ゆき(リディア・ビギンズゲート)、小倉唯(ヴェーダ・アル・ハザード)、子安武人(アルヴァート・エグゼクス)、三宅健太(ライザー・ベルフェニックス)

 

 

(58)レベル1だけどユニークスキルで最強です

 

 

ジャンル異世界転生
原作三木なずな(講談社/Kラノベブックス)
放送時期2023年夏(全12話)
制作MAHO FILM

 

あらすじ
ブラック企業に勤めるサラリーマン・佐藤亮太は、ある日ふと気がつくと、見知らぬダンジョンの中にいた……!そこは、あらゆるものがモンスターからドロップされる不思議な世界だった。偶然出会った少女・エミリーの助けで自身のステータスを確認するも、体力や魔力などのステータスはすべて【F】(最弱)!さらにレベルは固定で【1】(最低)!絶望の淵に立たされた亮太だったが、最強のユニークスキル【ドロップスキル・オールS】の持ち主であることが判明!!はたして亮太は、この不思議な世界で生き延びられるのか!?最弱で最強の冒険が、今始まる──!
公式ホームページより引用:https://level1-anime.com/
レビュー
社畜で疲れ切った主人公の佐藤亮太がスライムのドロップアイテムとして異世界に転生。
レベルの最大値は1で最弱だがドロップ率Sランクの力を駆使して強くなり仲間達と温かい生活送るファンタジー作品。
本作の評価はかなり低くB級作品と言われても仕方のないような設定や作画だったりしますしツッコミ所も多いですが個人的にはまずまずといった評価。B級作品大好きな人間ですから一般的な評価とは乖離していて当然。
亮太は社畜で寂しい生活を送っていた事もあり、自分と似た境遇の冒険者を仲間に入れ、共に生活するなど終始ほのぼぼとした雰囲気で進んで行きます。嫌なキャラも全くと言っていいほど登場しませんし温かい気持ちで安心して最後まで視聴する事ができました。
基本、ダンジョンで敵を倒しドロップ品を換金or武器を入手の繰り返しなのでストーリー性を求める人にはおすすめしません。
不快感無くほのぼとした雰囲気を求めている人の暇つぶしにはなるかも?
声優
石川界人(佐藤亮太)、久住琳(エミリー・ブラウン)、高野麻里佳(イヴ・カルスリーダー)、大西沙織(セレスト)、高尾奏音(アリス・ワンダーランド)、渕上舞(エルザ・モンスーン)、東城日沙子(イーナ・ミストラル)、桑原由気(マーガレット姫)、下野紘(ネプチューン)、赤崎千夏(リル)、内田真礼(ラン)

 

 

(57)異世界ワンターンキル姉さん

 

 

ジャンル異世界転移・アクション
原作原作:このえ・作画:田口ケンジ (小学館/サンデーうぇぶり)
放送時期2023年(全12話)
制作月虹

 

あらすじ
異世界で最強だったのは、俺じゃなくて姉!?ゲーム好きの少年・軍場朝陽(いくさばあさひ)は、交通事故に遭って異世界へ。憧れの冒険者生活を満喫しようとするも、ステータスはまさかの村人レベル。モンスターに追いかけ回され、大ピンチの彼の前に現れたのは―― 「大丈夫か、弟よ!」モンスターをワンターンでなぎ倒したのは、朝陽を追ってやってきた実の姉・軍場真夜(いくさばまや)だった!とてつもないチートスキルを、その身に宿した真夜。だが、彼女は過剰なまでに朝陽を溺愛していて……。最強のブラコン姉さんと、その溺愛を受ける最弱ステータスの弟。「俺ツエー!!」ではなく「姉ツエー!!」な異世界ライフストーリーが、ここに開幕する!
公式ホームページより引用:https://onekillsister.com/
レビュー
異世界転移するもチート能力の無い主人公、軍場朝陽(いくさばあさひ)と弟を追いかけ異世界にやってきたチート能力持ちの姉、軍場真夜(いくさばまよ)の異世界生活を描いた物語。
朝陽と朝陽を溺愛するブラコンの真夜を中心にコメディ要素多めで物語は進んで行きます。
評価の低い作品ですが個人的にはそれなりに楽しめました。
ハーレム要素も少しありますが登場キャラは個性的ですし特にキルマリアは良いキャラ。
真夜が朝陽を守るために無双する場面も多いですが朝陽も弱いなり一生懸命ですし正義感もあり好感が持てます。そして最後まで朝陽はチート能力を手に入れない所も良かった。朝陽に関しては真夜やキルマリアに助けられてばかりなのに女の子達から好意を持たれているので受け付けないという人も多いでしょうが…
主人公を溺愛する家族がチート能力を持ち、一緒に異世界生活を送るという設定は『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』と似ていますが本作の方が個人的には好み。
ストーリーは薄っぺらいですし評価が低いのも妥当でしょうが特に不快感を抱く事も無かったですし中の下くらいの評価はあります。
声優
榊原優希(軍場朝陽)、白石晴香(軍場真夜)、小清水亜美(キルマリア)、和氣あず未(ソフィー)、土屋李央(ターニャ)、徳井青空(グローリア)、小原好美(クオン)、内田雄馬(ジークフリート)

 

 

(56)賢者の孫

 

 

ジャンル異世界転生・バトル・アクション・学園
原作吉岡 剛(ファミ通文庫/ KADOKAWA)
放送時期2019年(全12話)
制作SILVER LINK.
あらすじ
現代日本で働いていた青年は交通事故にあったことをきっかけに、赤ん坊として異世界へ転生!!賢者と呼ばれる男に拾われ、魔法を教わりながら「賢者の孫」として育っていく。その孫の名は……「シン」!シンは前世の記憶と賢者から教わった魔法で誰もが驚く「規格外」な強さを身に付けていく。15年が経ち、その成長を喜んでいたのも束の間、賢者から衝撃的な言葉が明かされるーーー。「あ、常識教えるの忘れとった!」魔法ばかりでこの世界のことを知らなかったシンは、常識と友達を得るため高等魔法学院へ入学することにーーーー!
公式ホームページより引用:http://kenja-no-mago.jp/
レビュー
転生し幼少の頃から賢者と呼ばれる祖父に魔法を教わり規格外の強さを身に付けた主人公シンが高等魔法学院出会った仲間達に魔法を教え強くしていき仲間達と共に強力な魔人と対峙していく異世界ファンタジー作品。
よくある俺tueeee系の作品で序盤の学園生活、魔法研究会で仲間達を教育して強くしていく過程はなかなか楽しめましたが後半徐々に失速していった印象があります。
理由は何だろうと考えていたのですが、シシリーとの恋愛要素が個人的には邪魔だったかな…
別に恋愛要素自体は問題ないのですが、殆どのキャラに好感を持てたのにも関わらずヒロインのシシリーに対して全く魅力が感じられなかった。ここま魅力を感じないメインヒロインも珍しいので邪魔に感じてしまったのかもしれません。
総合的な評価は悪くないですのでが直ぐに記憶から消えてしまいそう。
キャラデザや作画はまずまずでバトルシーンは爽快感があります。声優陣はイマイチ。
声優
小林裕介(シン・ウォルフォード)、小松昌平(アウグスト・フォン・アールスハイド)、本泉莉奈(シシリー・フォン・クロード)、若井友希(マリア・フォン・メッシーナ)、屋良有作(マーリン・ウォルフォード)、高島雅羅(メリダ・ボーウェン)、森川智之(オリバー・シュトローム)、久保田未夢(アリス・コーナー)、志田有彩(トール・フォン・フレーゲル)、山口愛(リン・ヒューズ)、長妻樹里(ユーリ・カールトン)、小林千晃(トニー・フレイド)、河本啓佑(ユリウス・フォン・リッテンハイム)、葉山翔太(マーク・ビーン)、佐藤沙耶(オリビア・ストーン)、吉七味。(ミランダ・ウォーレス)、雛乃木まや(メイ・フォン・アールスハイド)

 

 

(55)転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます

 

 

ジャンル異世界転生・バトル・アクション
原作謙虚なサークル(講談社/ラノベ文庫)
放送時期2024年春(全12話)
制作つむぎ秋田アニメLab

 

あらすじ
魔術に大切なものは、“家柄“・”才能“・”努力“……。魔術を深く愛しながらも、血筋と才能に恵まれずに非業の死を遂げた“凡人“の魔術師。死の間際に「もっと魔術を極め、学びたかった」と念じた男が転生したのは、強い魔術の血統を持つサルーム王国の第七王子・ロイドだった。過去の記憶はそのままに、完璧な血筋と才能を備えながら生まれ変わった彼は、前世では成しえなかった想いを胸に、桁外れの魔力で“気ままに魔術を極める“無双ライフをエンジョイする!
公式ホームページより引用:https://dainanaoji.com/
レビュー
タイトル通り転生した主人公ロイドが前世での心残りを胸に第七王子という気楽な立場で魔術を極めていく異世界ファンタジー。
敵も強いのですが気持ちいいくらいの超無双系作品で作画のクオリティは高く、特にアクションシーンは素晴らしい仕上がりになっていました。
魔術を極めていく過程や人との関りの中でのドタバタコメディは楽しいですが、ストーリー性についての評価は人によって大きく変わってきそう。
テンポに関しては抜群とまでは言いませんが全体的に良好。
評価としてはロイドを好きになれるかどうかという部分も大きなウェイトを占めていると思いますが個人的には服装や体形含め気持ち悪く感じました。
本作の評価は非常に難しく作画に関してはかなりの高評価。それ以外の部分は子供向けと言いたい所ですがストーリー的には子供向けという感じでもなく、どの層をターゲットにしているのか判断に迷いました。
脳死でサクサク視聴できる作品を探している方にはおすすすめできるかもしれません。
声優
小市眞琴(ロイド)、ファイルーズあい(グリモ)、Lynn(シルファ)、関根明良(タオ)、高橋李依(レン)、堀江瞬(アルベルト)、広瀬裕也(ディアン)、熊田茜音(アリーゼ)、松井恵理子(シロ)、杉田智和(ガリレア)、明坂聡美(タリア)、土岐隼一(バビロン)、永塚拓馬(クロウ)、島崎信長(ジェイド)

 

 

(54)失格紋の最強賢者

 

 

ジャンル異世界転生
原作進行諸島(GA ノベル/SB クリエイティブ)
放送時期2022年(全12話)
制作J.C.STAFF

 

あらすじ
異世界紋章ファンタジー、ここに開幕!!世界最強の魔法使いと謳われながらも、生まれ持った紋章の性能に限界を感じていた【賢者】ガイアス。その彼が己の紋章を変えるために取った手段――それは転生によって新たな体を得ること!彼は遥か未来の世界に転生し、求めていた「魔法戦闘に最適な紋章」と、マティアスという名を手に入れた。しかし、その紋章はこの時代ではなぜか「失格紋」と呼ばれていた……!時を経た今世では、魔法が衰退し低レベルな魔法理論が跋扈してしまっていたのだ。魔法戦闘最強の「失格紋」と、賢者の知恵を併せ持つ少年マティアスは、世界の常識を次々と打ち壊していく!
公式ホームページより引用:https://shikkakumon.com/
レビュー
紋章の限界を感じていた【最強の魔法使い】である主人公が魔法戦闘に最適な『失格紋』を手に入れ、魔法が衰退した未来に転生し、人間の住む世界へ侵略しようとする魔族と戦いながら更に高みを目指す物語。
設定としては王道の俺tueeee系作品なので、この系統が好きな人には楽しめる作品かと思います。
テンポは良くサクサク進んで行くのですが、1クールで原作小説の6巻分を使用しているので逆に急ぎ過ぎ、詰め込み過ぎではないかという印象を受けました。そのせいでバトルに緊迫感を感じれなかったのは残念な部分。ここに関しては見る人によって感想はかなり変わってくると思います。
同世代の女の子達とパーティーを組み、恋愛要素もありながら協力していく感じはとても良かったのですが、ラストのバトルで危機的状況に陥った時に「今の文明や仲間を捨て転生魔法を使い、もう一度挑む」という選択肢があったのには興醒め💦
トータルでは可もなく不可もなくという感じの作品です。
声優
玉城仁菜(マティアス・ヒルデスハイマー)、鈴代紗弓(ルリイ・アーベントロート)、白石晴香(アルマ・レプシウス)、井澤詩織(イリス)

 

 

(53)異世界美少女受肉おじさんと

 

 

ジャンル異世界召喚・ラブコメ
原作原作:池澤真・作画:津留崎優(サイコミ/Cygames)
放送時期2022年(全12話)
制作OLM Team Yoshioka

 

あらすじ
「行くぞ神宮寺」「あぁ、俺たちで魔王を倒す」「「俺たちが、互いに惚れる前に!!」」平凡なサラリーマン生活を送っていた幼馴染の橘日向(32)と神宮寺司(32)。二人はとある合コンの帰り道に、女神を名乗る謎の存在によって異世界に飛ばされてしまう。そこで神宮寺が目にしたのは、金髪碧眼美少女の姿に変わり果てた親友の姿だった…!?美少女の姿になった橘を見て、あまりの可愛さに戸惑う神宮寺。女性の身体になったことで、神宮寺のかっこよさにグッと来てしまう橘。しかし元は親友同士。この関係を壊さないためにも、一刻も早く魔王を打倒して元の姿に戻らなければならない。そう、お互いがお互いを好きになる前に――。これは、おっさんと元おっさん美少女の、絶対に惚れてはいけない異世界ラブコメディー
公式ホームページより引用:https://fabiniku.com/
レビュー
幼なじみでサラリーマンの神宮寺と橘が異世界に召喚され、神宮寺は男のまま、橘は女になりお互いがお互いを好きになる前に異世界で魔王を倒し橘を元の姿に戻す事を目的とした異世界ラブコメ。
コメディ要素全開でテンポよく進んで行くので気楽に視聴できる作品ですが、1話目で合うか合わないかはハッキリと判断できると思います。
コメディ要素にかなり振っているのですが橘の持つ【魅了】というスキルは本作に置いてとても良い設定でこの設定が無ければラブコメとしては全く面白くなかったのではないかと感じました。
作画、ストーリー共にチープなのですが、そのチープさが作風にマッチしていた思います。
BLになりそうな所をお互い必死に我慢している部分はとても笑えましたし他のキャラもポンコツ感があって面白かった。ノリが受け入れられる人にとっては良作くらいの評価はあっても良いのではないでしょうか?
声優
M・A・O(橘日向・女)、日野聡(神宮寺司)、伊東健人(橘日向・男)、釘宮理恵(愛と美の女神)、藤井ゆきよ(ティロリロ・リリリ・ルー)、石川界人(シュバルツ)、喜多村英梨(ルシウス)、諏訪部順一(シェン)、芹澤優(ムリア)、牧野由依(ユグレイン)、江原正士(ナレーション)

 

 

(52)転生貴族、鑑定スキルで成り上がる

 

 

ジャンル異世界転生ファンタジー
原作未来人A(講談社/Kラノベブックス)
放送時期1期2024年春(全12話)・2期2024年秋放送予定
制作 studio MOTHER

 

あらすじ
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、小さな領地を持つ弱小貴族の子として生きることになった。アルスには特別な知力や武力はないが、生まれながらにして他人の能力・ステータスを見抜く“鑑定スキル”を手にしていた。そのスキルを活かして世に隠れた「逸材」を発掘し、弱小領地から最強の領地へと変貌させていく。心優しいアルスと、個性豊かな逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一記が今、始まる!
公式ホームページより引用:https://kanteiskill.com/
レビュー
鑑定スキルを用いて優秀な人材を勧誘して仲間にし強力な領地へと変革していく物語。
小説家になろう発の異世界転生ものですが、転生させる意味はあるのか?という疑問も…
テンポは良くはありませんが序盤から丁寧な説明が行われており視聴し易い作品に仕上がっています。作画・音楽、声優陣も平均点以上。
領地を強力にしていくという事で当然、武力は必要ですし戦もありますが、人と人との繋がりを大切にし将来的には戦のない平和な世界を目指しているので、どこかほのぼのとした雰囲気も感じられます。
主人公アルスが偏見の目を持たない誠実な人間であり、偉ぶる事も無く仲間を非常に大切にするので不快感を感じる人はいないでしょう。
アルスは鑑定スキル以外は特別な能力を持たない子供なのですが、領主になる覚悟をし今後どのうような成長を見せるかも楽しみですね。
このような作品は主人公の能力(チートスキル)の設定がとても大事だと思いますが、本作はその辺のさじ加減も絶妙ですし全体的にバランスの良い作品だと感じられました。
声優
藤原夏海(アルス・ローベント)、坂泰斗(リーツ・ミューセス)、佳穂成美(シャーロット・レイス)、岡咲美保(ロセル・キーシャ)、花澤香菜(リシア・プレイド)、東地宏樹(レイヴン・ローベント)、生天目仁美(ミレーユ・グランジオン)、戸松遥(ファム)

 

 

(51)神達に拾われた男

 

 

ジャンル異世界転生
原作Roy (HJノベルス/ホビージャパン)
放送時期1期2020年(全12話)・2期2023年 (全12話)
制作MAHO FILM

 

あらすじ
ブラック企業にシステムエンジニアとして勤めている39歳の独身サラリーマン竹林竜馬はひとりアパートであっけない最後を遂げる。天界に召された竜馬だったが、創造神、愛の女神、生命の神に協力を求められ、子どもの姿で異世界へ転生!?深い森で一人、のんびり暮らし始めた8歳のリョウマは、魔法でテイムしたスライムたちの研究にのめり込みながら新しい人生を謳歌する。やさしい人たちに囲まれて毎日が楽しい、まったり異世界スローライフファンタジー!
公式ホームページより引用:https://kamihiro-anime.com/1st/
レビュー
ブラック企業に勤め孤独な人生歩んでいた主人公が異世界に転生し従魔契約した沢山のスライム達と一緒にクエストをこなしたりお店を開いたり優しい人達と出会い仲間の輪を広げていくスローライフファンタジー。
3人の神様に選ばれチート能力を与えられ転生するというテンプレ的な始まりですが、転生の経緯などは割と詳しく描かれていますし転生後にリョウマが出会う優しい人達だけでなく神様も見守ってくれているというのはほのぼのとした作品の雰囲気を更に高めているように感じました。
リョウマは転生前も転生後も謙虚で嫌味のない性格なので好感が持てますし、戦闘、スライムの研究、商売、人との繋がりなどバランス良く描かれており原作を端折っている部分もありますがテンポ良く見る事が出来ました。
そして、転生前に感じられなかった人の優しさに触れ幸福感を感じている姿には少しグッとくるものもありましたね。
特段凝ったストーリーでもありませんし評価は低いですが気楽に見れますし個人的には好きな作品。不快になる要素は殆ど無いのでほのぼのとした雰囲気が好きな人にはおすすめです。
声優
田所あずさ(リョウマ)、桑原由気(エリアリア)、小野大輔(ラインハルト)、早見沙織(エリーゼ)、子安武人(ラインバッハ)、高野麻里佳(ミーヤ)、広瀬ゆうき(ウェルアンナ)、高田憂希(ミゼリア)、福緒唯(シリア)、稲田徹(ウォーガン)、清川元夢(ガイン)、井上喜久子(ルルティア)、小市眞琴(クフォ)、安元洋貴(竹林竜馬)、巽悠衣子(ミヤビ)、江口拓也(フェルノベリア)、石田彰(コーキン)、沼倉愛美(ロベリア)、下野紘(トニー)、鈴村健一(ピオロ)、平川大輔(プレナンス)、保村真(セルジュ)、榎木淳弥(ドルチェ)、久保田梨沙(カルラ)、中村桜(カルム)

 

 

㊿聖者無双

 

 

ジャンル異世界転生・バトル・アクション
原作ブロッコリーライオン(講談社/水曜日のシリウス)
放送時期2023年夏(全12話)
制作横浜アニメーションラボ&クラウドハーツ

 

あらすじ
元サラリーマンが異世界で無双!? 出世を目前に凶弾に倒れた一人のサラリーマン。 なぜか神様によって十五歳の治癒士・ルシエルとして異世界に転生することになってしまった。 しかも生まれ落ちたこの国では、治癒士は嫌われ者のようで……。 身の危険を感じたルシエルは、護身のため敢えて冒険者ギルドの門を叩く。 しかし、訓練は想像以上に厳しく、 さらには「物体X」という謎の飲み物を飲まされる毎日。 あれ? 何だか治癒士とは関係ない生活のような……? “ドM”で”ゾンビ”な“治癒士”の生き残りをかけた日常が始まる――!
公式ホームページより引用:https://www.tbs.co.jp/anime/seija/
レビュー
治癒士が法外な金額で治癒を行う為、気軽に治癒を頼めなかったり、そのせいで死んでしまう事もある世界に15歳の治癒士として転生した主人公ルシエルが治癒士のイメージを変えるべく奮闘していく異世界転生アニメ。
タイトルに『無双』とありますが俺tueeeしている感はあまりなく、治癒士でありながら己の身を守るために冒険者ギルドに登録し過酷な訓練を受けたり、『物体X』と呼ばれる臭くて不味い飲み物を飲み続けるなど努力を惜しまない姿には好感が持てました。
設定やストーリは良く言えば分かり易く、悪く言えばありきたりですが個人的には悪くなかったと思います。
登場してくるキャラはクセは強いのですが、いい人ばかりで不快感もありませんでしたし、嫌われている治癒士でありながらも仲間が増えていく過程はとても良かった。
ここからは悪いと感じた部分を挙げていきます。
キャラデザに関しては好みではありませんでした。(特に女性キャラの顎のライン)
全体的を通してパンチが少し足りない印象。
特に迷宮探索の緊迫感や戦闘の迫力、作画等には物足りなさを感じました。
気軽に視聴できる作品ですし、努力型の主人公が好きな人にはおすすめ。
個人的には平均点くらいの評価で2期が制作されるのであれば視聴すると思います。
声優
川島零士(ルシエル)、大塚明夫(ブロド)、前野智昭(グルガー)、小野大輔(ガルバ)、衣川里佳(ルミナ)、立花日菜(ナナエラ)、石見舞菜香(モニカ)、佐々木未来(クルル)、松井恵理子(教皇)、日笠陽子(カトレア)、てらそままさき(グランハルト)、熊谷健太郎(ジョルド)、森久保祥太郎(豪運先生)

 

 

㊾私の推しは悪役令嬢。

 

 

ジャンル異世界・百合・学園
原作いのり。(愛中出版・一迅社刊)
放送時期2023年
制作プラチナビジョン

 

あらすじ
社畜OL・大橋零は、前世でプレイしていた乙女ゲーム『Revolution』のヒロイン・レイ=テイラーとして転生し、異世界での生活がスタート。王立学院を舞台にイケメン王子たちを攻略する、夢のような乙女ゲームの世界。しかし彼女の”推し”は、悪役令嬢・クレア=フランソワだった!「私はクレア様が大好きです!!」クレアのワガママも嫌がらせも、彼女にとってはむしろご褒美。前世でゲームをやり込んでいたレイは、その知識と愛でクレアとお近づきになれるのか?
公式ホームページより引用:https://wataoshi-anime.com/
レビュー
【異世界転生】×【乙女ゲー】×【悪役令嬢】ものですが本作所謂、百合作品。
主人公レイは同性愛者で前世でやり込んだ乙女ゲーム『Revolution』のヒロインとして転生し推しキャラである悪役令嬢のクレアと仲良くなる為に変態的に猛アピール。攻略対象であるイケメン男子をほぼ無視して二人のやり取りがコメディタッチで描かれておりテンポも良く凄く楽しませてもらいました。
また、クレアはレイをイジメたり貴族と平民をキッチリ区別しますが根っから性格が悪い訳ではなく真っすぐな性格なので不快に感じる事もなく寧ろツンデレで可愛いらしいと感じました。
但し、悪役令嬢ものが好きな人にとっては主人公がヒロインに転生していますし悪役令嬢が悪役令嬢らしくないので物足りなさや、求めているものと違うという感想を持つかもしれませんね。
個人的には悪役令嬢作品も百合作品も大好きなので本作は世間の評価よりも、かなり高め。
終盤に少し描かれていましたが、百合展開だけでなくクレアの破滅ルートを阻止するような展開も出て来ると思いますので続編が制作される事を期待しています。
声優
芹澤優(レイ・テイラー)、奈波果林(クレア・フランソワ)、愛美(ミシャ・ユール)、長谷川育美(レーネ・オルソー)、KENN(ロッド・バウアー)、浪川大輔(セイン・バウアー)、日笠陽子(ユー・バウアー)、松本沙羅(ロレッタ=クグレット)、栗坂南美(ピピ=バルリエ)

 

 

㊽100万の命の上に俺は立っている

 

 

ジャンル異世界転移・バトル・アクション・ファンタジー
原作原作:山川直輝・漫画:奈央晃徳(講談社・別冊少年マガジン)
放送時期1期2020年・2期2021年
制作MAHO FILM

 

あらすじ
合理的で単独行動が好きな中学3年生四谷友助は、ある日ゲームじみた異世界に転送された――。すでに転送されていたクラスメイトの新堂衣宇、箱崎紅末とともに3人目のプレイヤーとなった彼は、命を懸けたクエストに挑むことに。感情論を廃してすべての要素をフラットに、時には仲間の命すら駒として扱う冷酷な四谷。襲い来る魔物、厄介な事件、そして暗躍する強敵からのパーティの全滅を防ぎ、このゲームをクリアすることができるのか?
公式ホームページより引用:https://1000000-lives.com/
レビュー
現実世界と異世界を行き来する異世界転移アニメ。
パーティーの全滅が現実世界での死を意味するが、異世界ではある一定の秒数経過すれば蘇生可能なので主人公、四谷友助だけでなくパーティーメンバーは何度も死にます。
クエストをクリアする毎にゲームマスター的な存在に一つ質問する事ができ、次のミッション時には新しいメンバーを1人追加という、なかなか斬新な設定。
俺tueeeではなく最初はゴブリンを倒す事もできないような弱さから徐々に強くなっていく所も個人的には好みでした。
設定は面白いですし、異世界の謎も気になりサクサク見れますが、全てのキャラの背景が薄っぺらく感情移入しにくいのが残念なところ。この部分をシッカリ作り込んでいれば評価がかなり高くなったのではないでしょうか?色々と勿体ない感じがしますね。
声優
上村祐翔(四谷友助)、久保田梨沙(新堂衣宇)、和氣あず未(箱崎紅末)、小市眞琴(時舘由香)、斎藤千和(カハベル)、豊永利行(鳥井啓太)、竹達彩奈(ヤーナ)、悠木碧(アォユー)、三木眞一郎(カンティル)

 

 

㊼英雄王、武を極めるため転生す

 

 

あらすじ
自由を望んだ英雄王が、美少女転生して最強騎士無双!!!!異世界最強TS転生ファンタジー!女神の加護を受け『神騎士』となり、巨大な王国を打ち立てた英雄王・イングリス。やがて年老いて天に召される直前、「国と民に尽くした一生では、自分自身の武は極められなかった。次の人生では、自分のために生き、限界まで鍛え抜いてみたい」と強く望む。その願いは女神に聞き届けられ、遥か未来へと転生を果たした……。しかし、生まれた先は騎士の名家の『娘』!?そして何故か、騎士失格の烙印を押されてしまうが……。――「むしろ好都合。出世をせずに最前線に居続けられる。実戦に勝る修行はない!」幼馴染みであるラフィニアの従騎士として修練を積むために王立騎士アカデミーへの入学を目指す。麗しき世界最強の見習い騎士♀の伝説が始まる――!
公式ホームページより引用:https://auo-anime.com/
レビュー
タイトル通り、英雄王が前世では英雄王の地位もあって武を極める事できなかった事を悔いており、美少女として転生し自分自身の事だけを考え武を極めていく物語。
あまり評価の高くない作品ですが立場による分かり易い上下関係と設定ですし凝ったストーリーではないかもしれませんが軸はシッカリしておりテンポも良く個人的には楽しめました。
何よりキャラデザがとても可愛い。
武を極めるという目的がある為、とんでもない戦闘狂なのですが見た目とギャップがあるのも良いですし大食いシーンに癒されました。
エロ要素もありますが、ライトなものなので不快に感じる人は少ないと思います。
声優
鬼頭明里(イングリス・ユークス)、加隈亜衣(ラフィニア・ビルフォード)、楠木ともり(レオーネ・オルファー)、倉持若菜(リーゼロッテ・アールシア)、白石晴香(エリス)、喜多村英梨(システィア・ルージュ)、大空直美(リップル)、田丸篤志(ラファエル・ビルフォード)、中村悠一(レオン・オルファー)、小西克幸(黒仮面の男)、麦人(老王イングリス)

 

 

㊻黒の召喚士

 

 

ジャンル異世界転生・バトル
原作迷井豆腐(オーバーラップ文庫)
放送時期2022年夏(全12話)
制作サテライト

 

あらすじ
「初めてですよ、神である私に配下になれとおっしゃった方は」 ケルヴィンは目を覚ますと異世界に転生していた。しかも、ガイド役としてその世界の女神を配下に従えて。前世の記憶と引き換えに、高ランクすぎる召喚スキルと魔法スキルを得たケルヴィンは、冒険者としての生活を始めるが、強敵を求めたがる性格と、新人レベルを遥かに越えたステータスによりすぐに注目を浴びてしまう。黒のローブに身を包み、戦闘狂な主人公が、仲間を集めてトップ冒険者へと成り上がる、爽快バトルストーリー開幕!
公式ホームページより引用:https://kuronoshokanshi.com/
レビュー
よくある異世界転生、俺tueee系の作品。
ただ、強力な召喚スキルと魔法スキルを得た代償として前世の記憶は消されています。そういう設定なので前世の知識を活かして無双する訳ではありません。
主人公ケルヴィンはバトルジャンキーですが召喚や様々な出会いにより仲間を得て、その仲間を大切にする所や、この異世界にはケルヴィン以外にも転生者が数多く存在し、その中には勇者もいて、その転勇者を手助けするなど内面的にはかなりいい奴。仲間との関係性も良くバトルシーンは多いですがどこかほのぼのとした雰囲気も感じられます。
ハーレム要素はありますがエロ要素は殆どありません。
変にハードルを上げてはいけませんが良い意味でテンプレ的な作品でこの系統が好きな人にはおすすめ。
個人的にもストレスなく最後まで視聴する事ができましたし、OPとEDは神レベル。
トータルで良作くらいの評価はあっても良いのではないでしょうか。
声優
内山昂輝(ケルヴィン)、石見舞菜香(エフィル)、上田麗奈(メルフィーナ)、蘭笛(クロト)、秋元羊介(ジェラール)、鈴木みのり(セラ)、宮本侑芽(リオン)、稲垣好(アンジェ)

 

 

㊺悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。

 

 

ジャンル異世界転生
原作天壱
放送時期2023年
制作OLM Team Yoshioka

 

あらすじ
「もし…私が最低な女王になったら、私を殺してね」8歳の王女プライド・ロイヤル・アイビー。そんな彼女は気付く。前世は日本の一般的な家庭に生まれた、どこにでもいる普通の少女。そして今は乙女ゲームの極悪非道ラスボス女王なのだと…。転生していたのは、乙女ゲーム「君と一筋の光を」の世界。ゲームのストーリーで、プライドは国と民を苦しめる最悪の女王となる。そんなラスボスだと気付いた彼女は、ゲームをやりこんだ記憶を頼りに、自分にしかできない“悲劇の回避”を目指す。これから起こる悲劇を回避し、登場人物みんなが幸せになれる世界を目指すため、国のために、民のために全力を尽くしていく、ハイスペック悪役王女のラスボス回避ファンタジー。
公式ホームページより引用:https://lastame.com/
レビュー
前世でプレイしていた乙女ゲーの外道ラスボスに転生した主人公プライド。
ラスボスはゲームのストーリーで私利私欲の為に周りの人間や民を傷つけていた事を思い出し、前世の記憶を頼りに民を守り平和な国を作っていこうと奮闘する物語。
評価は低いようですが個人的にはなかなか面白い作品だと思いました。
ただし、作画はお世辞にも良いとは言えません。
それと特殊能力を使用する場面があまりにもご都合主義。
声優
ファイルーズあい(プライド)、内田真礼(ステイル)、戸松遥(ティアラ)、榎木淳弥(アーサー)、森川智之(アルバート)、井上喜久子(ローザ)、遊佐浩二(ジルベール)、安元洋貴(ロデリック)、関俊彦(クラーク)、小野大輔(カラム)、永塚拓馬(エリック)、下野紘(アラン)、諏訪部順一(ヴァル)、M.A.O(セフェク)、石上静香(ケメト)

 

 

㊹神無き世界のカミサマ活動

 

 

ジャンル異世界転生・バトル・アクション
原作原作:朱白あおい・作画:半月板損傷 (ヒーローズ→コミプレ)
放送時期2023(全12話)
制作studioぱれっと

 

あらすじ
怪しげな教団の教祖の息子・卜部征人は「産霊(むすび)の儀」という儀式中に命を落として異世界へ転生した。その世界で彼に待ち受けていたのは…… 神と名乗るミタマの力を取り戻すために信者を集めること。どうやらミタマが発揮できる力の大きさは、信者の数に応じて変わるらしいのだが、肝心な信者数は……まさかの“0”!? 「うそ…ボクの信者、いなさすぎ…」征人が楽しく暮らしている「カクリ」という村を敵から守るため、また村を発展させるためにはミタマの力が必要だという。ミタマの力を取り戻すべく、征人はあの手この手を使いながら今日も信者集めに奔走する。果たして、ミタマの信者は集まるのか。そして、征人はこの世界で生き残れるのか――!神無き世界で繰り広げられる、ポンコツ神ファンタジーが今はじまる!
公式ホームページより引用:https://kamikatsu-anime.jp/
レビュー
教団教祖の息子として生まれ何も上手く行かず友人もいない生活を送っていた主人公、卜部征人が皇国に支配され神や宗教の概念も無く自殺を強制される終生制度のある異世界に転生。
そこで全能神であるミタマと出会い皇国や神になろうとする者達と対峙する為ミタマの信者を増やしてミタマの能力を上げ”カクリ”と呼ばれる村に住む仲間達と村を守る為、奮闘していくファンタジー作品。
『信者の数=パワー』という設定は面白いですしキャラもかなり個性的で所謂異世界転生モノとは違った路線で楽しめました。
1話の転生前のキャラデザや作画が独特過ぎて1話切りする人も多いかも…
全体的に作画はとても褒められたものではないですが…
シリアスな要素と下品なギャグ要素がバランス良くサクサク見れますし声優陣の演技も素晴らしかった。特に鬼頭さんと悠木さん。
テンプレ的な異世界転生モノに飽きた人にはおすすめですし個人的には結構評価の高い作品です。ただし、エロ要素が苦手な人は避けた方が無難です。
声優
榎木淳弥(卜部征人)、鬼頭明里(ミタマ)、花澤香菜(アルラル)、上坂すみれ(シルリル)、藤澤奨(ロイ)、緒方恵美(クレン)、諏訪部 順一(ベルトラン男)、富田美憂(ベルトラン女)、速水奨(卜部聡一朗)、悠木碧(アータル)、高橋李依(ダキニ)、小松未可子(リシュ)、小清水亜美(ガイア)、来栖りん(シアン)、田村睦心(カイ)

 

 

㊸異世界のんびり農家

 

 

ジャンル異世界転移・スローライフ
原作内藤騎之介(エンターブレイン/KADOKAWA)
放送時期2022年(全12話)
制作ゼロジー

 

あらすじ
孤独な闘病生活の末、命を落とした街尾火楽(ヒラク)。神様から第二の人生を与えられ、念願の農業生活を始めようと意気込むが……身体一つで送り出されたのは、魔物だらけの深い森のど真ん中。頼りになるのは、前世で得た知識と、神様から授かった「万能農具」の力のみ。それでも試行錯誤しながら自分の土地を切り拓いていく火楽のもとには、吸血鬼やエルフに天使、果てはドラゴンまでが集い、やがて彼の住処は村へと発展していく。のんびりほどほど賑やかに、楽しくドタバタ和やかに、笑顔の絶えない異世界農業ライフ、「大樹の村」へ、ようこそ!
公式ホームページより引用:https://nonbiri-nouka.com/
レビュー
【死の森】と呼ばれる魔物だらけの森に異世界転移し万能農具を駆使して開拓、村作りをしていく異世界ファンタジー作品。
スローライフ系でハーレム要素あり。ハーレムと言ってもちゃんと正式な嫁がいますしエロい要素は無いのでエロやハーレムが嫌いな人にもおすすめできます。火楽も一切そういう素振りは見せません。
コメディ要素もあり魔王軍が勝手に火楽を脅威な存在と認知し会議している場面や火楽を転移させたポンコツ創造神は割と笑えました。
登場するキャラも個性的で好感を持てます。(個人的には座布団が可愛かった)
のんびり農家というより開拓、交易など何でもやりますし、どちらかというと村を作り、より住みやすい村へと発展させてくといった感じ。
様々な種族の住人が増え、種族ごとに得意なものがあって役割を果たし活躍するのでモブキャラが少ないという部分も良かったですね。
万能農具があまりにもチート過ぎる気もしますが、全体的にはバランスが良く個人的には高評価できる作品だと思います。
住人が増え村も大きくなり徐々に忙しくはなりますが火楽を中心に皆楽しそうに生活しているのでそれをのんびりと視聴するというスタンスの作品とも言えるでしょうか?
ほのぼのとした雰囲気を楽しめる人にはおすすめ。
声優
阿部敦(街尾火楽)、下地紫野(ルールーシー・ルー)、洲崎綾(ティア)、Lynn(リア)、藤井ゆきよ(アン)、富田美憂(フローラ)、Machico(セナ)、日岡なつみ(ラスティスムーン)、速水奨(創造神)、木内秀信(クロ)、阿部菜摘子(リゼ/リタ)、柊優花(リコット/リース)、嶋野花(リーフ/リリ)、吉岡茉祐(グランマリア)、相坂優歌(ラムリアス)、石谷春貴(ダガ)、稲田徹(ドライム)、浦田わたる(グッチ)、笹沼晃(グラッツ)、上田燿司(ビーゼル)、高橋伸也(ランダン)、高橋良輔(ガルフ)、日笠陽子(グラッファムーン)、廣田行生(ドノバン)、岡咲美保(フラウレム)、伊藤かな恵(ハクレン)、郷田ほづみ(ガルガルド)、近藤玲奈(ユーリ)、小岩井ことり(クラカッセ)、小山内怜央(ロアージュ)、津田里穂(ロザリンド)、龍田直樹(マイケル)、杉山里穂(ヤー)、小野大輔(ヴァルグライフ)

 

 

㊷蜘蛛ですが、なにか?

 

 

ジャンル異世界転生・アクション・バトル
原作馬場翁(カドカワBOOKS)
放送時期2021円年連続2クール(全24話)
制作ミルパンセ・CGアニメーション/exsa

 

あらすじ
女子高校生だったはずの主人公「私」は、突然ファンタジー世界の蜘蛛の魔物に転生してしまう。しかも、生まれ落ちたのは凶悪な魔物の跋扈するダンジョン。人間としての知恵と、尋常でないポジティブさだけを武器に、超格上の敵モンスター達を蜘蛛の巣や罠で倒して生き残っていく……。種族底辺・メンタル最強女子の迷宮サバイバル開幕!
公式ホームページより引用:https://kumo-anime.com/
レビュー
主人公で陰キャな女子高生「私」が授業中にいきなり蜘蛛の姿で異世界に転生させられ危険なダンジョンで魔物を倒し力を付けていくファンタジー作品
主人公のクラスメイトや教師も異世界転生するのですが、人間だったり使い魔だったり、蜘蛛だったりと転生後の姿は様々。(基本、人間が多いですが)そして、転生時期も人によって違うという設定がとても良かったと思いますし、この作品にとっての肝とも言える部分。
転生後は前世では仲の良かったクラスメイトが敵対したりと物語の構成は良かったのですが、それらのキャラに魅力が無いせいか人間パートが微妙になってしまったのは勿体ない。
この作品は一にも二にも悠木碧さんといった感じで、脳内会話から分裂した意識、体全てを悠木さん一人で演じているのでとんでもないセリフ量となっています。
『幼女戦記』のターニャのくらいの熱量を感じましたね。実力派の悠木さんでなければ、なかなか成立させる事は難しかったでしょう。
ただし、陰キャだった主人公「私」も蜘蛛の姿になってからはかなりハイテンションで喋るので、このノリが合うか合わないかで作品の評価自体も大きく変わってくるかもしれません。あと物語が進んで行くにつれ作画が崩壊していきます。
良いところも悪いところありますが個人的にはなかなか楽しめました。
声優
悠木碧(私)、 堀江瞬(シュン)、東山奈央(カティア)、石川界人(ユーゴー)、小倉唯(スー)、喜多村英梨(フェイ)、奥野香耶(フィリメス)、田中あいみ(ユーリ)、榎木淳弥(ユリウス)、興津和幸(ハイリンス)、梅原裕一郎(バルト)、上坂すみれ(魔王)

 

 

㊶外科医エリーゼ

 

 

ジャンル異世界転生・医療ファンタジー・恋愛
原作yuin (KW BOOKS Co.Ltd.)
放送時期2024年(全12話)
制作MAHO FILM

 

あらすじ
高本 葵の前世は“悪女皇后”エリーゼ。数多の悪行を働き人々に不幸をもたらした彼女は、夫・リンデンによって処刑されるという最期を迎えた。現代に生まれ変わった2度目の人生では、過ちを償うべく外科医として人のため生きてきた葵だが、ある日飛行機事故で帰らぬ人に… しかし、目を覚ますと1度目の人生に戻っていた!処刑される10年前に転生したエリーゼの目の前に現れたのは、自分のせいで命を落とした家族たちだった。もう、大切な人を失いたくない… 後悔でいっぱいの人生なんて絶対にいや!3度目の人生は悲劇のきっかけとなったリンデンとの結婚を回避し、医学の知識を生かして再び医者になりたいと決意する。ところがそんなエリーゼの道のりには、さまざまな困難が待ち受けていて…?この人生は、誰かの命を救うために――運命にあらがう“天才外科医”の、ひたむき医療ファンタジー開幕!
公式ホームページより引用:https://surgeon-elise.com/
レビュー
二度の転生を経て最初の世界に戻り一度目の人生での失敗を繰り返さないよう外科医として様々な困難を乗り越えていく医療ファンタジー作品。
主人公のエリーゼは二度目の人生で医者となり最新の医療技術や知識を得た上で元の世界に転生し外科医として活躍するのですが、元の世界も医療技術の水準はそれなりにある為、そんなに派手さが無いという部分は評価が分かれそう。
個人的には医療技術がそれなりの水準がある事でエリーゼの外科医としての凄さを理解できる登場人物が多く逆に凄さを際立たせていたように感じ悪くない設定だったと思います。
医療ものは扱いが難しくその分野に長けている人達からする不満も多いでしょうが転生、恋愛、貴族同士の争いなど、なかなか楽しめる作品でした。エリーゼ(CV:石川由依)のOPテーマも作品によくマッチしていたと思います。
作画に関しては褒められたものではありませんが制作会社を見て納得…
エリーゼの権威に従わず外科医として生きていくという姿は応援したくなりました。
この系統の作品が好きな人は見て損はないかと思います。
声優
石川由依(エリーゼ・ド・クロレンス)、阿座上洋平(リンデン・ド・ロマノフ)、日野聡(ロン)、細谷佳正(グレアム・ド・ファロン)、小野大輔(レン・ド・クロレンス)、下野紘(クリス・ド・クロレンス)、潘めぐみ(ユリエン・ド・チャイルド)、斉藤壮馬(ミハイル・ド・ロマノフ)、井上和彦(ミンチェスター・ド・ロマノフ)、竹内良太(ランドル)、青山穣(カイル)、山本満太(ゴート)

 

 

㊵自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う

 

 

ジャンル異世界転生・バトル
原作昼熊(角川スニーカー文庫/KADOKAWA)
放送時期2023年(全12話)
制作Studio五組xAXsiZ

 

あらすじ
交通事故に巻き込まれた俺が転生したのは……なんと「自動販売機」だった!? 白い四角形の体に、出てくるのは機械音声のみ。自力では動けず、会話もまともにできない危機的状況の中、元・自販機マニアとしてのアツいサービス精神に火がつく!コーラ、おでん、カップ麺……異世界住人の胃袋を掴むうちに、豊富な知識と奇抜なアイデアで、冒険にも参加することに!? 前代未聞!無機質な主人公が贈る、あったか~い自販機アニメが爆誕!
公式ホームページより引用:https://jihanki-anime.com/
レビュー
自販機マニアの主人公が自販機の姿で異世界に転生し自販機の機能を利用して冒険者たちと助け合いながら迷宮で過ごし攻略していくファンタジー作品。
タイトルで損をしている部分があると思いますし評価も高くはありませんが是非とも視聴して頂きたい。
まず、設定が秀逸で自販機なので喋る事はできませんが元々、機能として備わっている「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」などの音声を利用し人間と意思疎通する部分はとても良かった。
そして、その音声を複合させ自販機(ハッコン)が悪党に嫌味を言う光景はシュールで個人的にツボでした。
また、自販機マニアとして豊富な知識を持っていて様々な自販機の姿に変えたり、ポイントを得て新たな機能を追加するなど、この難しそうな題材を創意工夫で面白くしている事に対しては頭が下がります。
ストーリーに関しては薄っぺらいという意見も多いと思いますが、ハッコンが自販機であるが故に皆の役に立てていると考え人間に戻る事を悩む場面や自販機であるハッコンが何を考えているか理解しようとするラッミスの姿など地味ですがなかなか良かったのではないかと思っています。
ただのチートでなく制限のある中で必死に考え行動するというのは面白いですね。
好みはハッキリ分かれるでしょうし万人受けする作品だとは思いませんが刺さる人には刺さる作品なのではないでしょうか。2期制作も決定していますし楽しみ。
声優
福山潤(ハッコン)、本渡楓(ラッミス)、青木志貴(ヒュールミ)、富田美憂(シュイ)、中井和哉(ケリオイル)、茅野愛衣(フィルミナ)、宮内敦士(熊会長)、山下大輝(赤)、榎木淳弥(白)、江口拓也(ミシュエル)

 

 

㊴おかしな転生

 

 

ジャンル異世界転生
原作古流望(TOブックス)
放送時期2023年(全12話)
制作SynergySP

 

あらすじ
貧乏領地・モルテールン領の次期領主として期待される少年・ペイストリー。幼くして類まれな才能を発揮する彼の前世は、将来を約束された天才菓子職人だった!!「お菓子で笑顔を作ってみせる」変わらぬ決意を胸に、転生した世界でもお菓子作りに励むペイストリー。だが、若き少年に数々の苦難と試練が降りかかる。領地を襲撃する盗賊に、一癖も二癖もある腹黒貴族たち、さびしい懐事情に、水も乏しく枯れ果てた土地と前途多難……。立ち向かう武器は、持ち前の知略とお菓子作りへの愛情。果たして、ペイストリーは幸せ溢れる領地を作れるのか!? 甘くておかしな王道スイーツ・ファンタジー開演!
公式ホームページより引用:https://okashinatensei-pr.com/
レビュー
天才パティシエが転生し貧乏領地の次期領主として生まれ知力を駆使して他の貴族との争い事などを解決し利益を得て作物を育てるのに不向きな領地を開拓し夢であるお菓子の国を作る為に奮闘するファンタジー作品。
主人公のペイストリーは特殊な魔法を使えますが、その力で無双するというより魔力も活かしながら前世の記憶や持ち前の知性で交渉を上手く進めたり問題を解決して領地を発展させていくので俺tueeee系とは少し違います。
タイトルからお菓子作りメインなのかなと想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまでもお菓子の国を作る為の他者との関りを描いています。ここに関してはもっとパティシエを前面に出した方が良いのではという意見もあるでしょうが個人的にはバランスよく絡めてあると感じました。
ペイストリーの家族や他貴族も個性のあるキャラが多く作画も悪くないのでストレスなく完走。
エロシーンや胸糞展開などもなく全体的にほっこりとした気分で視聴できる作品だと思います。
声優
村瀬歩(ペイストリー・ミル・モルテールン)、藤原夏海(マルカルロ・ドロバ)、内田真礼(ルミニート・アイドリハッパ)、本渡楓(リコリス・ミル・フバーレク)、土田大(カセロール・ミル・モルテールン)、大久保瑠美(ジョゼフィーネ・ミル・モルテールン)、若林佑(シイツ・ビートウィン)、奥野香耶(ペトラ・ミル・フバーレク)、加藤渉(スクヮーレ・ミル・カドレチェク)、生天目仁美(アニエス・ミル・モルテールン)、日笠陽子(ブリオシュ・サルグレット・ミル・レーテシュ)

 

 

㊳最強陰陽師の異世界転生記

 

 

ジャンル異世界転生・バトル
原作小鈴危一(双葉社)
放送時期2023年冬(全13話)
制作スタジオブラン

 

あらすじ
強いだけでは幸せになれない。たとえ、最強の陰陽師だとしても。並ぶ者のいない天才と称された陰陽師・玖峨晴嘉は、朝廷からの裏切りにあい、命を落とそうとしていた。次の生でこそ幸せになりたいと決意し、自ら生み出した秘術・転生の呪い(まじない)によって異世界に転生する。そして、セイカという名と新しい人生を手に入れた。「前世の自分に足りなかったものは狡猾さ、今世では上手に立ち回り幸せな生を手に入れる――――」最強の陰陽術と強力な妖怪たちを従え、彼の進む先に待ち受けるのは、望んだ平穏か、それとも・・・。いまだ誰も目にしたことのない、最強の陰陽師が挑む異世界ファンタジーが始まる。
公式ホームページより引用:https://saikyo-onmyouji.asmik-ace.co.jp/
レビュー
最強陰陽師が強過ぎるが故に裏切りにあい命を落とそうとしていたが、新たな人生では狡猾に立ち回り幸せに生きる事を目指し、自らの秘術で転生する所から始まる異世界転生作品。
王道の俺tueeee系作品ではありますが、魔法の才能は0で前世の記憶と式神と呪力で目立たぬように学園生活を送ろうとする設定は新鮮味がありました。
結局の所は主人公セイカの圧倒的な力が目立ってしまうのですけど…
異世界ものや主人公最強系が好きな人は楽しめると思います。
「狡猾に生きる」がテーマで最初は上手く人を利用し陰の実力者的な立場を目指していますが、仲間に情が移ったり心根が優しいせいで狡猾さが足りないのはある意味、魅力的な部分。主人公の印象が最初とは変わってくる人も多いのでは?
特段ストーリーが凝っているようには感じませんでしたが、何故だか続きが気になる作品。
作画、キャラデザも悪くはないですし個人的には良作くらいの評価はあると思います。
声優
花守ゆみり(セイカ・ランプローグ)、和氣あず未(イーファ)、稗田寧々(アミュ)、鬼頭明里(メイベル・クレイン)、小倉唯(ユキ)、本渡楓(フィオナ・ウルド・エールグライフ)、松岡禎丞(カイル)、梶原岳人(セシリオ・アスティリア)、佐藤利奈(リゼ)、梅原裕一郎(玖峨晴嘉)

 

 

㊲幼女戦記

 

 

ジャンル異世界転生・ミリタリー・ダークファンタジー
原作カルロ・ゼン (KADOKAWA)
放送時期1期2017年・劇場版2019年
制作NUT

 

あらすじ
統一暦1923年6月。金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は何事もなく無事に終わるはずだった。しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入。戦時体制への移行に伴い、観測任務が割り当てられるも、協商連合軍による奇襲が発生し、ターニャは敵の魔導師中隊と単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。多勢に無勢で味方が到着するまで持ちこたえることなどできるわけもなく、しかし逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況。何としても生き延び、上層部に対して最善を尽くしたとアピールするため、ターニャはとある作戦に打って出るのだが……。
公式ホームページより引用:http://youjo-senki.jp/tv/
レビュー
転生×戦争。銃と魔法という設定がドンピシャにハマった作品。現実世界と異世界感が入り混じって違和感を払拭してくれている印象。
サラリーマンだった男が転生し幼くして戦場で活躍するのですが、「幼女の皮をかぶった化物」というワードは天才的。ただ、「幼女の皮をかぶったおっさん」というのもシックリきます。
戦闘シーンは上記した通り銃と魔法を用いて迫力がありスピーディー。
ストーリーに関しては見た人によってかなり評価が変わりそう。個人的には存在Xに関して、もう少し深く切り込んで欲しかった部分はあります。
キャラデザは特徴的で苦手な人も多いかと思いますが、あのキャラデザだからこそターニャの魅力が発揮されているように感じました。
この作品、とにもかくにも設定とターニャを演じる悠木碧さんの演技力に尽きます。
見終わった後、合理的過ぎるのも、ある意味恐いなと感じる作品でした。
声優
悠木碧(ターニャ・デグレチャフ)、早見沙織(ヴィーシャ)、三木眞一郎(レルゲン)、玄田哲章(ルーデルドルフ)、大塚芳忠(ゼートゥーア)、飛田展男(シューゲル)、濱野大輝(ヴァイス)、笠間淳(ケーニッヒ)、林大地(ノイマン)、小林裕介(グランツ)、土師孝也(ド・ルーゴ)、小柳良寛(ビアント)、堀内賢雄(アンソン)、戸松遥(メアリー)

 

 

㊱異世界薬局

 

 

ジャンル異世界転生
原作高山理図(MFブックス/KADOKAWA)
放送時期2022年夏(全12話)
制作ディオメディア

 

あらすじ
現代日本の薬学研究者であった薬谷 完治は目を覚ますと、宮廷薬師の名家ド・メディシス家の息子、ファルマ・ド・メディシスとして転生していた。ファルマは間違った治療法や薬の調合、医療行為と呼べない呪術やまじないが横行するこの世界の医療に絶望する。前世で培った現代薬学に加え、異世界で手に入れたチート能力【物質創造&物質消去】、貴族だけが使える【神術】を駆使し、あらゆる疾病に立ち向かう。そして、真に効果のある薬を広く人々に届けるべく『異世界薬局』を開業する……。異世界チート×現代薬学!異世界の医療を変える人助けファンタジー、本日開業!
公式ホームページより引用:https://isekai-yakkyoku.jp/
レビュー
薬学研究者だった主人公が医療の発達していない異世界に転生し、これまで培ってきた知識と神術を駆使して貴族から平民まで平等に効果のある薬を得る事ができるよう奮闘する物語。
薬師と魔法という設定も良かったですし物語的には異世界ものの王道的な展開で進みますが、その分安心して見ていられるストーリー。テンポは良すぎるくらい。
薬師としてだけでなく医師としての役割を果たせるほどチート能力の持ち主で過剰に転生ボーナスを与えてしまった感はありますが、どのような状況でも信念を曲げずに行動する姿や力を誇示するような事も無く嫌味のない性格には好感が持てました。
凄いと思ったのが父親のブリュノ。チート能力無し(魔法は使える)で自身の努力のみで得た知識や薬師としての志、器の大きさは主人公ファルマ以上に魅力的。
バトルもありますが、全体的に温かい雰囲気。
個人的には視聴して良かったですし良作以上の評価ができる作品だと思います。
声優
豊崎愛生(ファルマ・ド・メディシス)、上田麗奈(エレオノール・ボヌフォワ)、本渡楓(シャルロット・ソレル)、伊藤静(エリザベート二世)、乃村健次(ブリュノ・ド・メディシス)、長縄まりあ(ブランシュ・ド・メディシス)、 飛田展男(セドリック・リュノー)・ 土田大(サロモン)、 阿座上洋平(ピエール)

 

 

㉟治癒魔法の間違った使い方

 

 

ジャンル異世界召喚・バトル・アクション
原作くろかた(MFブックス/KADOKAWA)
放送時期2024年(全13話)
制作スタジオアド×シンエイ動画

 

あらすじ
平凡な高校生・兎里 健(ウサト)は、帰宅の途中、生徒会長の犬上鈴音(スズネ)、クラスメイトの龍泉一樹(カズキ)とともに突如現れた魔法陣に飲み込まれてしまう――。気づくと、そこは異世界。3人は王国に攻め込んでくる魔王軍に対抗できる『勇者』として召喚された……はずが、勇者の適性を持っていたのはスズネとカズキのみ。ウサトは巻き込まれただけだった!しかし、ウサトに“治癒魔法”の適性があることが判ると事態は一変。救命団団長を名乗るローズが現れ、ウサトを力ずくで連れ去ってしまう。そこでウサトを待っていたのは、想像を超える地獄の訓練の日々だった――!
公式ホームページより引用:https://chiyumahou-anime.com/
レビュー
同じ学校に通う優秀な生徒の異世界召喚に間違って巻き込まれた主人公ウサトは治癒魔法の適性を持っておりリングル王国で鍛えられ危険な戦場で治癒魔法師として活躍する姿を描いたバトルファンタジー作品。
治癒魔法師が根性で耐え抜くような地獄の訓練を日々こなし、ヒーラーとしてだけでなく戦闘能力を持っているという設定は斬新でとても良かったと思います。
救命団の団長であるローズは部下に鬼のような訓練をさせていますが部下想いで他人の命を守る事は勿論、団員が自分自身の命を守れるようにと強い信念を持っており凄く魅力的なキャラクターでした。
ローズ以外の登場キャラクターも基本的に皆いい奴で人間関係でストレスを感じないのも本作の良い所。キャラデザも好みでした。
また、ウサト、スズネ、カズキそれぞれが召喚された事に対しての感じ方、捉え方が違っていたり変化していく部分がシッカリ描写されており素晴らしかった。
始めからチート能力を持っている訳ではなく日々の努力によって強くなっていく過程を見られますので感情移入しやすいですし、スポ根好きな人にはおすすめできるかと思います。逆に言うとスポ根嫌いな人や現実でパワハラだなんだと細かい事で騒ぐような人達は絶対に向かないと思いますので視聴されない事をおすすめします。
個人的には不満な点は少なく楽しめましたので良作以上の評価。
声優
坂田将吾(ウサト)、七瀬彩夏(スズネ)、高梨謙吾(カズキ)、田中敦子(ローズ)、会沢紗弥(アマコ)、渡辺明乃(ブルリン)、悠木碧(黒騎士/フェルム)、伊藤健太郎(トング)、堀井茶渡(ミル)、奈良徹(アレク)、堀総士郎(ゴムル)、藤井隼(グルド)、中村源太(オルガ)、青山吉能(ウルル)、上田麗奈(セリア)、家中宏(ロイド王)、てらそままさき(シグルス)、千葉進歩(セルジオ)、長縄まりあ(ウェルシー)、小松昌平(アルク)、上田瞳(アーミラ)

 

 

㉞スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました

 

 

 

ジャンル異世界転生・コメディー・ファンタジー
原作森田季節
放送時期2021年
制作REVOROOT

 

あらすじ
ごく普通のOL・相沢梓は働き過ぎが原因で過労死し、不老不死の魔女アズサとして異世界に転生した。前世での反省から、辺境の高原でのんびりスローライフを始めた彼女。スライムを倒して小銭を稼ぎ、魔女らしく薬を作って麓の村のお世話をする。あとはとくに何もしない。そんな暮らしを続けるうち彼女は「高原の魔女さま」と親しまれるようになっていた――。ところが300年後。スライムを倒し続けた経験値で、いつの間にやらレベル99=世界最強となってしまっていたアズサ。その噂は広まり、腕に自信のある冒険者はもちろん、決闘を挑んでくるドラゴン娘や、アズサを母と呼ぶ謎のモンスター娘まで押し掛けて来るようになってしまい――!?
公式ホームページより引用:https://slime300-anime.com/
レビュー
タイトル通り転生し300年間こつこつとスライムを倒し続けていたらレベルMAXになっていた事が分かった高原の魔女アズサ。噂は瞬く間に広がり、様々な人が訪れるように。
そこで出会った女の子と達と一緒に住み今までとは少し違う賑やかなスローライフを送る物語。
ほのぼのとした雰囲気で可愛い女子達が徐々に増えていく1話完結型。とても癒されました。
アズサはレベルMAXという事でメチャクチャ強いのですが、それを前面に出すというより問題を解決したり、ギャグの一環として使っている所が良かった。
スローライフ系の中でも特にほのぼとした作品でシリアスな部分は皆無と言っていいほど。それ故、物語に起伏はなく刺激が欲しい人には物足りないかもしれません。しかし、毒が無いので合う合わないはあっても不快に感じる人もいないのではないでしょうか。
最初の300年はあまり人と関わらず落ち着いたスローライフ。300年後からは可愛い子達に囲まれた賑やかなスローライフ。前世で過労死したアズサが第二の人生を無理ぜず謳歌していて姿を見ると何だかホッコリしますね。
あくまでも個人的な意見ですが『小林さんちのメイドラゴン』成分を感じ、あの作品が好きな私は本作もドハマり。
スローライフ系作品ではトップクラスの評価をしています。
声優
悠木碧(アズサ)、本渡楓(ライカ)、千本木彩花(ファルファ)、田中美海(シャルシャ)、原田彩楓(ハルカラ)、沼倉愛美(ベルゼブブ)、和氣あず未(フラットルテ)、杉山里穂(ロザリー)、田村ゆかり(ペコラ)

 

 

㉝乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です

 

 

ジャンル異世界転生・バトル・アクション・ラブコメ
原作三嶋与夢
放送時期2022年
制作ENGI

 

あらすじ
とある剣と魔法の“乙女ゲー”世界に転生した元・社会人のリオン。そこは超女尊男卑な世界で、例外はゲーム内で攻略対象だった王太子率いるイケメン軍団のみ。しかし、虐げられ絶望するリオンにはある一つの武器があった。それは前世で妹に無理矢理攻略させられていたこのゲームの「知識」。モブとして田舎でのんびり過ごすことを目標にしていたリオンだったがゲームの知識を使い、やりたい放題の女たちとイケメン軍団に図らずも反旗を翻してしまうのだった――。
公式ホームページより引用:https://mobseka.com/
レビュー
生前に妹に頼まれフルコンプでクリアした乙女ゲー世界に転生した主人公バルトファルトの物語。
乙女ゲー世界は女尊男卑の世界。ゲームをやり込んだ知識を活かして無双するのですが、その世界にはバルトファルトと同じでこのゲームをやり込んだ転生者が存在。
恋愛要素など様々な要素を盛り込んだありがちな設定ですが、それはそれで良い。
個人的にはゲスな主人公が結構好き。攻略対象の男子たちのポンコツ感も面白かった。
テンポも良くサクサク見れます。
ただ作画はお世辞にも良いとは言えませんでした。
声優
大塚剛央(リオン・フォウ・バルトファルト)、市ノ瀬加那(オリヴィア)、ファイルーズあい(アンジェリカ・ラファ・レッドグレイブ)、石田彰(ルクシオン)、佐倉綾音(マリエ・フォウ・ラーファン)、鈴村健一(ユリウス・ラファ・ホルファート)、鳥海浩輔(ジルク・フィア・マーモリア)、立花慎之介(ブラッド・フォウ・フィールド)、遊佐浩二(クリス・フィア・アークライト)、檜山修之(グレッグ・フォウ・セバーグ)

 

 

㉜異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは人生を変えた~

 

 

ジャンル異世界・青春 ・アクション・ファンタジー・コメディー
原作美紅
放送時期2023年
制作ミルパンセ

 

あらすじ
異世界×現実世界。レベルアップした少年は 2 つの世界を無双していく――人生逆転ファンタジー開幕!幼い頃から酷いいじめを受け、人生に絶望していた少年・天上優夜。ある日、偶然見つけた『異世界への扉』を開いた優夜は、初めて異世界を訪れた者としてチート級の能力を手に入れ、驚異的なレベルアップを遂げていき……完全無欠な少年へと生まれ変わった。さらに、異世界でのレベルアップは、現実世界にも影響を及ぼし始めて――。
dアニメストアより引用:https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=26284
レビュー
異世界×現実世界。
タイトル、あらすじ通り、いじめられっ子で醜い容姿の主人公、天上優夜が異世界で力を付け現実世界でも無双する物語。
ハーレム要素ありでテンポの良い作品。
異世界でレベルアップして急にイケメンに変身したりと設定的にどうなの?と思う部分は多々ありますが、優夜や周りの友達、ヒロインも性格が良く不快感は感じません。
ストーリー的にはあってないような感じですが優夜が本当に強く無双するので主人公最強系や俺TUEEE系の作品が好みな人にはおすすめです。
優夜のペット(相棒)の声優に東山奈央さん、井口裕香さんを起用しているのは贅沢な感じですね。
声優
松岡禎丞(天上優夜)、鬼頭明里(宝城佳織)、前田佳織里(レクシア・フォン・アルセリア)、千本木彩花(御堂美羽)、竹達彩奈(風間楓)、石上静香(氷堂雪音)、中原麻衣(神崎凜)、岡本信彦(五十嵐亮)、村瀬歩(倉田慎吾)、加隈亜衣(ルナ)、日高里菜(ユティ)、東山奈央(ナイト)、井上和彦(ウサギ)、井口裕香 (アカツキ)

 

 

㉛私、能力は平均値でって言ったよね!

 

 

ジャンル異世界転生
原作FUNA・亜方逸樹 (アース・スターノベル)
放送時期2019年
制作project No.9

 

あらすじ
人よりちょっとだけ「できる子」だったため、孤独で思うように生きられなかった女子高生・栗原海里(くりはら みさと) とある事故をきっかけに、異世界へ転生することになった彼女は普通に友達をつくって、普通の生活を送りたい ― そう願って、神様にひとつお願いをする。「能力は、その世界の平均値でお願いします!」しかし、神様に授けられたのは、「平均的な能力」などではなく…魔法が存在する世界に生まれ変わった少女が「普通の幸せ」を求めて大奮闘!魔術師のレーナ、剣士を目指すメーヴィス、そして、商家の娘ポーリンとの出会いにより少女・マイルの新たな異世界生活が始まる!
dアニメストアより引用:https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=24417
レビュー
「小説家になろう」で累計2億8000万PV超えの人気作品。
原作とは雰囲気がかなり違います。
前世で人より少し出来る子で友達がいなかった主人公マイルは友達を作って普通に暮らしたいという事で転生時に能力は平均値でとお願いするが…
マイルと3人の女の子がパーティーを組み困難に立ち向かったり友情を深める物語ですがパロディーに振り過ぎていている印象。
しかし、4人とも可愛らしくのほほんとした雰囲気で不快感を感じるシーンは少なめ。
マイルは平穏に暮らしたいのでチート級の能力を持っているにも関わらず必死に隠しているが天然な性格で隠しきれないのが可愛い。
声優
和氣あず未(マイル)、徳井青空(レーナ)、内村史子(メーヴィ)、田澤茉純(ポーリン)

 

 

㉚ 実は俺、最強でした?

 

 

ジャンル異世界転生・コメディー・バトル
原作澄守彩
放送時期2023年
制作Staple Entertainment株式会社

 

あらすじ
「チート能力を授けて、異世界に転生させます!第二の人生を謳歌してね!?」突如女神にこう告げられ、所謂引きニートだった俺は、異世界の王子の赤ちゃんとして目覚めたのだった。魔力が絶対的なこの世界、圧倒的な魔力と王族の地位を得た俺なら「悠々自適の引きこもりライフが満喫できるじゃないか!」と思った瞬間。あっさりと、遠くの森に捨てられた…。いきなりの大ピンチを迎えた、俺の目の前に現れたのは、とある勘違いから俺の従者になるフレイムフェンリルの「フレイ」と、辺境伯の「ゴルド・ゼンフィス」だった。それから9年、拾われたゼンフィス家で何不自由なく育った俺は、可愛い妹「シャル」をはじめ、前世では考えもしなかった家族というものに囲まれて、再び引き籠もりライフのための計画を図るのだが…。最強!?の俺に、平穏な生活は果たしていつ訪れるのでしょうか?
公式ホームページより引用:https://jitsuhaoresaikyo-anime.com/
レビュー
赤ちゃんの姿で異世界転生するも誕生後直ぐに行われた魔力測定で【02】という低い数値が出てしまい、その結果、王族夫婦に捨てられた主人公ハルトだが実はとんでもない膨大な魔力量の持ち主だったという設定の作品。
設定自体に目新しさはありませんがハルトを拾ってくれた辺境伯のゴルド・ゼンフィスやその家族がとても優しく、恩義を感じているハルトは家族や大切に想っている人達を守る為に力を隠しながらも様々な問題を解決していきます。
元々引きこもり生活を満喫したいという考えを持っており面倒ごとに巻き込まれるのは勘弁という感じのハルトですがアニメの影響を受けた可愛い妹のシャルに振り回されながらも期待に応える為に正義の味方として自身のチート能力を発揮。強いけど嫌味がないという所に好感が持てました。
バトル面では殆ど苦戦する事もなく爽快感があり良い意味で気楽に視聴できる作品。
ハルトとシャルの掛け合いを中心に他のキャラとの絡みもコメディタッチで描かれており全体的にほのぼのとした雰囲気でホッコリした気分になれます。
特にハルトを拾ってくれた父親のゴルド・ゼンフィスの人柄がとても良く魅力的に感じましたし上手く家族愛が表現されていると思います。
設定的にもストーリー的にありふれた作品ですが全体的にバランスが良くキャラも魅力的なので不快な気持ちになる人も少ないのではないでしょうか?この手の設定の作品が好きな人であれば見て損のない作品だと思っています。
声優
村瀬歩(ハルト・ゼンフィス)、種﨑敦美(シャルロッテ・ゼンフィス)、清水彩香(フレイ)、倉持若菜(リザ)、小清水亜美(イリスフィリア)、立花慎之介(ライアス・オルテアス)、石見舞菜香(マリアンヌ・オルテアス)、久野美咲(ティアリエッタ・ルセイヤンネル)、加藤将之(ゴルド・ゼンフィス)、後藤邑子(ナタリア・ゼンフィス)、神奈延年(ジョニー)、森永千才(ギガン)、甲斐田裕子(オラトリア・ベルカム)、伊原正明(ポルコス)、岡本信彦(シュナイダル・ハーフェン)、森功至(ジルク・オルテアス)、小林ゆう(ギーゼロッテ・オルテアス)

 

 

㉙転生王女と天才令嬢の魔法革命

 

 

ジャンル異世界転生・百合
原作鴉ぴえろ(ファンタジア文庫刊)
放送時期2023年冬(全12話)
制作ディオメディア

 

あらすじ
パレッティア王国王女、アニスフィア・ウィン・パレッティアには前世の記憶がある。
魔法が当たり前に存在する世界に転生し、魔法使いに憧れるアニスフィアが夢見たのは、魔法で空を飛ぶという、破天荒で非常識なことだった。けれど、なぜか魔法が使えないアニスフィアは日夜、キテレツ王女とあだ名されながら、怪しげな研究に明け暮れるはめに。ある夜、お手製魔女箒で空へ飛び立ったアニスフィア。暴走する箒が飛び込んだのは、貴族学院の夜会。そこでは、魔法の天才と噂される完璧公爵令嬢ユフィリアが、アニスフィアの弟・アルガルド王子から婚約破棄を宣言されているところだった。声もなく流されるユフィリアの涙を見たアニスフィアはそっと手を差し伸べる。──この魔法はあなたの笑顔のために。2人の少女が未来を切り開く、「転生×天才」魔法ファンタジー!
公式ホームページより引用:https://tenten-kakumei.com/
レビュー
前世の記憶があるパレッティア王国王女アニスフィアが主人公のファンタジー作品ですが転生要素は薄め。
貴族は魔法を使えるのが当たり前という世界でアニスフィアは魔法を使えず、平民でも誰でも魔法が使えるよう【魔学】に没頭し様々な発明をする王位継承権を放棄した魔法を愛する風変わりな王女。
そして、もうひとりのヒロインであるユフィリアは全属性の魔法を操れる天才公爵令嬢と呼ばれていますがアニスフィアの弟アルガルドに婚約破棄をされた自分の意思を表現するのが苦手な公爵令嬢。
この魔法を愛しながら魔法に愛されなかった王女と全てを持っているようで何も持っていない公爵令嬢の関係性を描いた百合作品。
アニスフィアとユフィリアの関係性だけでなくアニスフィアとアルガルドの姉弟の関係性や親子の関係性もシッカリ描かれており1クールの作品としてはとても充実した内容で、かったるいなと感じる回が1話もありませんでした。
個人的にはストーリー的に今後の展開が難しくなりそうだなと感じる場面もありましたが良作以上の評価をしていますし、転生ものや百合作品が苦手な人にもおすすめできる作品となっていると思っています。
声優
千本木彩花(アニスフィア・ウィン・パレッティア)、石見舞菜香(ユフィリア・マゼンタ)、加隈亜衣(イリア・コーラル)、坂田将吾(アルガルド・ボナ・パレッティア)、羊宮妃那(レイニ・シアン)、篠原侑(ティルティ・クラーレット)

 

 

㉘乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった

 

 

ジャンル異世界転生・悪役令嬢・恋愛
原作山口悟(一迅社文庫アイリス/一迅社)
放送時期1期 2020年(全12話)・2期2021年(全12話+1)・映画2023年公開
制作SILVER LINK.

 

あらすじ
公爵令嬢、カタリナ・クラエスは、頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻す。ここが前世で夢中になっていた乙女ゲーム『FORTUNE LOVER』の世界であり、自分がゲームの主人公の恋路を邪魔する悪役令嬢であることを!ゲームでカタリナに用意されている結末は、ハッピーエンドで国外追放バッドエンドで殺されてしまう…そんな破滅フラグはなんとしても回避して、幸せな未来を掴み取ってみせる!!勘違い?人たらしラブコメディの幕が上がる。
公式ホームページより引用:https://hamehura-anime.com/1st/
レビュー
前世でプレイしていた乙女ゲーム『FORTUNE LOVER』の世界で破滅フラグを回避すべく奮闘するファンタジー作品。
近年人気の悪役令嬢もの。
主人公のカタリナは真っすぐで明るく、おてんば娘で身分の違いなど気にせず誰にでも優しく接する人たらしな性格の為、男女問わず多数の仲間から好意を持たれますが、その気持ちに気付かない鈍感娘。男性で言うと三枚目的な感じですかね?
チート能力も無く自分自身の人柄や性格のおかげで破滅フラグを回避していくのでとても気持ち良かった。チートが無いというのが本作の大きな魅力だと思います。
主要キャラも優しく嫌味の無いキャラばかりなのも良いですね。イケメン男子キャラが多く女性向けの印象もありますが男性もシッカリ楽しめると思いますよ。
脳内会議する場面が多々ありますがとても可愛らしくCVを務める内田真礼さんがとても頑張って演じられたとなと感じました。
コメディ、シリアス、恋愛、百合、学園と様々な要素がありますが、どれもバランスよく構成されています。声優陣も豪華。
掴みがかなり良い作品で特に2期は失速感とテンポの悪さを感じますが、それでもトータルで高評価できる素晴らしい作品だと個人的には思っています。
声優
内田真礼(カタリナ・クラエス)、蒼井翔太(ジオルド・スティアート)、柿原徹也(キース・クラエス)、鈴木達央(アラン・スティアート)、松岡禎丞(ニコル・アスカルト)、岡咲美保(メアリ・ハント)、水瀬いのり(ソフィア・アスカルト)、早見沙織(マリア・キャンベル)、瀬戸麻沙美(ジオルド・スティアート幼少期)、雨宮天(キース・クラエス幼少期)、田村睦心(アラン・スティアート幼少期)、M・A・O(ニコル・アスカルト幼少期)、増田俊樹(ラファエル・ウォルト)、和氣あず未(アン・シェリー)、子安武人(ジェフリー・スティアート)、上坂すみれ(スザンナ・ランドール)、白井悠介(イアン・スティアート)、小倉唯(セリーナ・バーグ)、鳥海浩輔(ルーファス・ブロード)

 

 

㉗便利屋斎藤さん、異世界に行く

 

 

ジャンル異世界転生
原作一智和智
放送時期2023年(全12話)
制作C2C

 

あらすじ
今までの人生、ずっと平々凡々と生きてきた。運動も、勉強も、そこそこ。決して一番になれない普通の人間……それが、斎藤さん。職業”便利屋”の斎藤さんは、ある日、異世界に転生する。そこで出会ったのは、強く美しいツンデレ戦士。ラエルザ。呪文を忘れる最強魔法使い。で、エロじじいのモーロック。姿はかわいいが守銭奴の妖精。ラファンパン。斎藤さんは個性的すぎる仲間たちとダンジョン攻略に挑む。鍵開けのノウハウで、宝箱を開けたり、カバン修理のスキルで、仲間の防具を直したり。元の世界で身につけた”便利屋”の経験を異世界で活かす。異世界でも斎藤さんは決して「特別」ではない。しかし、必要とされることを知り「ありがとう」を知る。斎藤さんは充実していた。
公式ホームページより引用:https://saitou-anime.com/
レビュー
何をやってもそこそこで代わりはいくらでもいる便利屋として働いていた主人公、斎藤さんが異世界に転生し個性豊かな仲間とダンジョン攻略していく物語。
ストーリーの構成が独特で全体のストーリーは繋がっているのですが、1話1話の中にショートストーリーが散りばめられており初見の人は結構戸惑うかも。個人的には斬新で面白いなと感じました。
ギャグ、微エロ要素などありますが不快になるものではありませんしシリアスな部分もあり。
斎藤さんもよくある強くて派手な異世界作品の主人公ではなく便利屋としての知識を活かし仲間をサポートするような存在。
意外にストーリーに奥深さがあり、誰かに必要とされる事がどれだけ幸せで生きていく上で重要なんだなと改めて気づかされる作品。結構感動するシーンもあり。
主要キャラひとりひとりの過去や背景を深堀りしていますし濃い内容となっています。
今までの異世界ものに飽きた人や人と人との関りなんかに重点を置いた作品を見たい人におすすめですしハマる人にはハマる作品だと思います。
声優
木村良平(サイトウ)、ファイルーズあい(ラエルザ)、東山奈央(ラファンパン)、チョー(モーロック)、大橋彩香(メヴェナ)、相馬康一(ギブングル)、花守ゆみり(リリーザ)、田所陽向(ギーブル)、青木瑠璃子(フランリル)、田所あずさ(ニニア)

 

 

㉖現実主義勇者の王国再建記

 

 

ジャンル異世界召喚・内政
原作どぜう丸(オーバーラップ文庫)
放送時期一部2021年7月~9月・二部2022年1月~4月(全26話)
制作J.C.STAFF

 

あらすじ
たったひとりの身内である祖父を亡くした相馬一也は、ある日、突然、異世界に勇者として召喚されてしまう。召喚された先は、まるで中世ヨーロッパのようなエルフリーデン王国であった。勇者どころか、ごくふつうの青年のソーマだが、持ち前の合理的精神と現代知識から、次々と新しい政策を打ち出し、傾きかけていた王国の財政政治体制を立て直していく。ソーマと共に歩むのは、エルフリーデン王国の王女リーシア、王国一の武を誇るダークエルフのアイーシャ、怜悧な頭脳を持つハクヤ、大食いのポンチョ、歌姫のジュナ、動物と意思疎通できる少女トモエなど、多才で個性的な仲間たち。現代知識で窮地の王国を再生する異世界内政 ファンタジー、『現実主義勇者の王国再建記』。いよいよ開幕!
公式ホームページより引用:https://genkoku-anime.com/
レビュー
エルフーリーデンという傾きかけた王国に召喚された主人公ソーマがいきなり王位となり家族(仲間)は絶対に守るという考えのもと現代知識や合理的精神で国の財政を立て直し、近隣国と関係を新たに築き上げていく異世界内政ファンタジー。
異世界召喚と純粋なファンタジーという違いはありますが『天才王子の赤字国家再生術』と同様、国を立て直していく部分は似ています。
個人的には内政ファンタジーは大好物なので本作もかなり楽しめました。
主に財政再建、外交という物語の軸となるものがありますが、身分や種族に関係なく様々な分野で秀でた能力を持つ者を登用し王国の再建並びに発展させていく部分はとても素晴らしかった。
他国との戦争も戦略的でソーマが俺tueeeeではなく戦闘面では弱者という設定も良かったですね。ただし、全体的に作画は満足できるものではなく特に戦闘部分は迫力に欠ける印象。
ソーマは分析力も高くシッカリと働き男女問わず仲間との信頼関係を築き大切にし「家族は絶対に守る」という信念がブレておらず魅力的。ハーレム要素もありますが不快にはなりませんでした。ご都合主義な面は多々ありますが漫画やアニメってそういうものだと思っているので寧ろ爽快に感じましたね。
本作は分割2クールというか一部、二部の全26話構成となっておりテンポ良く進んで行きますが、2部が終わった段階ではまだ原作の序盤なので物語のもう一つの軸となる勢力を拡大した魔王領との争いには発展していません。
続編を楽しみにしていますが作画に力を入れて欲しいなと思っています。
声優
小林裕介(ソーマ・カズヤ)、水瀬いのり(リーシア・エルフリーデン)、長谷川育美(アイーシャ・ウドガルド)、上田麗奈(ジュナ・ドーマ)、興津和幸(ハクヤ・クオンミン)、佳原萌枝(トモエ・イヌイ)、水中雅章(ポンチョ・イシヅカ・パナコッタ)、愛美(カルラ・バルガス)、M・A・O(ロロア・アミドニア)、金元寿子(マリア・ユーフォリア)、石川由依(ジャンヌ・ユーフォリア)

 

 

㉕転生貴族の異世界冒険録

 

 

ジャンル異世界転生・バトル・アクション・コメディ
原作夜州(一二三書房)
放送時期2023年(全12話)
制作EMTスクエアード・マジックバス

 

あらすじ
偶然居合わせたコンビニで、少女をかばい死んでしまった椎名和也。気づくとそこは、夢にまで見た剣と魔法の世界だった!貴族の三男カイン・フォン・シルフォードとして、転生した彼は、早速様々なものに興味を持つ。そして迎える五歳の誕生日、慣習に倣い教会で洗礼を受けてみると…神々から与えられていたのは数々の加護、更には規格外としか言いようのないとんでもステータスだった!転生生活はバトルに恋に勉強に、やりすぎくらいが丁度いい!?きっちり頑張るのになぜかきっちり怒られる、カインの異世界はちゃめちゃライフ始まります!
公式ホームページより引用:https://www.tensei-kizoku.jp/
レビュー
主人公最強、異世界転生ファンタジー。転生した主人公カインは神々から数々の加護を与えられ、その能力を活かし異世界生活を送るテンプレ的な作品。
凄く評価の低い作品ですが個人的にはメチャクチャ楽しめました。
まず、キャラデザが男女問わず可愛くて好み。登場キャラも憎めないキャラばかりで普通の会話で笑わせてくれます。
特に国王のキャラが最高。
テンポの良さとコメディ要素で楽しく明るい雰囲気でサクサク進んでいくストーリーですが終盤辺りからカインが転生するに至った経緯や数々の加護を与えられた背景もキッチリと描かれている所はとても良かった。声優陣の演技も素晴らしかったですね。
幼稚な私には合っていましたし見ていて元気が出ましたので、この手の作品の中ではかなり高い評価をしています。
全体通して子供っぽいノリなので苦手な人は全く合わないかもしれませんが…
声優
南條愛乃(カイン)、内田彩(シルク)、石見舞菜香(テレスティア)、花井美春(レイネ)、依田菜津(シルビア)、大西沙織(ミリィ)、山村響(ニーナ)、徳井青空(ティファーナ)、鳥海浩輔(ガルム)、豊崎愛生(サラ)、西村知道(ゼノム)、宇垣秀成(レックス国王)、新垣樽助(エリック)、楠見尚己(マグナ)、大野柚布子(パルマ)、中村桜(ライム)、兼政郁人(サーノス)、小林千晃(クロード)、内田真礼(リナ)、井上麻里奈(アーロン)、前野智昭(セト)、中田譲治(ダルメシア)、諏訪彩花(ルディ)、湯浅かえで(ハク)、大野柚布子(ギン)、小松未可子(レファーネ)、逢坂良太(ユウヤ)

 

 

㉔魔王様、リトライ!

 

 

ジャンル異世界転移・ファンタジー・バトル・アクション
原作神埼黒音(双葉社/Mノベルス)
放送時期2019年(全12話)
制作EKACHI EPILKA

 

あらすじ
大野晶は自身が運営する「GAME」内のラスボス「魔王・九内伯斗」にログインしたまま異世界へと飛ばされてしまう。そこで出会った片足が不自由な少女と旅を始めるが、圧倒的な力を持つ「魔王」の存在を周囲が放っておくことはなかった。魔王を討伐しようとする国や聖女から狙われ、一行は行く先々で様々な騒動を巻き起こすことに…!
公式ホームページより引用:http://maousama-anime.com/
レビュー
自身が運営しサービス終了となるGAME内のラスボス魔王・九内伯斗として異世界に転移した主人公が少女を助け共に行動しながら世界の再構築、領地開拓していくファンタジー作品。
よくある俺tueee系の異世界モノで全体的にチープな作品ですが不思議と楽しめました。
若干ハーレム要素もありますが主人公の魔王は女性に特に興味はないですしおっさんスーツを着用し風貌も独特で陰の実力者的な雰囲気が良かったですね。そして共に行動するヒロインのアクにとても優しく、いつも咥え煙草している以外は紳士的というのも個人的にはポイントが高かった。
魔王以外のキャラも愛すべきキャラばかり。女の子キャラは特に可愛いくホッコリするような感覚で視聴できます。キャラ名が覚えやすいのも良い。
声優陣の演技の素晴らしさがキャラの魅力をを引き立てていたのは間違いないでしょう。
作画はお世辞にも褒められたものではないですしB級、C級アニメと言われるような出来ですが、それを補って余りあるような不思議な魅力が詰まっていますので個人的にはかなりのお気に入り。流し見には持ってこいで、もう何週もしています。2期制作も決定!
声優
津田健次郎(九内伯斗)、高尾奏音(アク)、石原夏織(ルナ・エレガント)、戸松遥(キラー・クイーン)、豊崎愛生(エンジェル・ホワイト)、佐藤利奈(桐野悠)、生天目仁美(ミカン)、徳井青空(ユキカゼ)、森久保祥太郎(霧雨零)、久保ユリカ(もも)、荒浪和沙(キョン)、木下鈴奈(トロン)、桜咲千依(ミンク)、M・A・O(オルガン)、関智一(田原勇)

 

 

㉓魔王学院の不適合者

 

 

ジャンル異世界転生・バトル・アクション
原作秋 (電撃文庫KADOKAWA)
放送時期1期2020年・2期1クール2023年・2期2クール2024年放送予定
制作SILVER LINK.

 

あらすじ
二千年の時を経て蘇った暴虐の魔王――だが、魔王候補を育てる学院の適性――《不適合》!?人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王「アノス・ヴォルディゴード」。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。魔王の生まれ変わりと目される者を集め教育する“魔王学院”に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。さらには、伝説の魔王は自分とはまったくの別人という事になっていた。誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が、魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!「摂理だろうと運命だろうと、奇跡だろうと、俺の眼前ではただひれ伏し消えるのみだ。」
公式ホームページより引用:https://maohgakuin.com/1st/
レビュー
2000年後に転生した魔王アノスが魔王学院のクラスメイトやかつての仲間と争いのない平和な世界を目指し偽の魔王の正体を突き止めていく物語。
簡単に言うと俺tueeee系の異世界アニメ。
俺tueeee系の中でもアノスの強さはトップクラス。厨二病もここまで振り切ると清々しいですね。アノスの名言も見どころ。
ストーリーもシッカリしていますしアノスが強過ぎて笑えてくるくらいカッコいい。
個人的にはアノスは強くてカッコイイのですが、それ以上に仲間や両親を大切にする所に惹かれました。そしてアノスを愛する両親も面白く、とても良いキャラ。
作画も良いですしスッキリ爽快な作品を求めている人にはおすすめです。
声優
1期:鈴木達央2期:梅原裕一郎(アノス・ヴォルディゴード)、楠木ともり(ミーシャ・ネクロン)、夏吉ゆうこ(サーシャ・ネクロン)、松本忍(グスタ)、豊崎愛生(イザベラ)、小清水亜美(エミリア・ルードウェル)、寺島拓篤(レイ・グランズドリィ)、稗田寧々(ミサ・イリオローグ)、渡部紗弓(エレオノール・ビアンカ)、久野美咲(ゼシア・ビアンカ)、羽多野渉(シン・レグリア)、阿澄佳奈(大精霊レノ)、小山力也(熾死王エールドメード・ディティジョン)

 

 

㉒アウトブレイク・カンパニー

 

 

ジャンル異世界ファンタジー
原作榊一郎(講談社ラノベ文庫・講談社)
放送時期2013年
制作feel.

 

あらすじ
やっと決まった就職先は、ドラゴンが空を飛ぶ異世界だった! だが生粋のオタクである加納慎一は困惑するどころか欣喜雀躍、喜色満面。なぜなら異世界のエルダント帝国は、美幼女の皇帝陛下が君臨し、メイドとしてハーフエルフの美少女があてがわれ、巨乳の獣耳少女やらめがねっこ女性自衛官やらが入り乱れる魅惑の世界だったからだ! 慎一の使命は異世界との交易に最適とされた『オタク文化の伝導』。アニメにラノベ、漫画にギャルゲー、全てに堪能な慎一は尊敬され、憧れを抱かれ、思わぬリア充生活が始まる!
公式ホームページより引用:https://www.tbs.co.jp/anime/obc/
レビュー
異世界転生、転移、召喚ものではなく異世界と現実世界を行き来可能な世界の物語。設定的には『GATE』に近いですね。
引きこもりで生粋のオタクである主人公、加納慎一はひょんなことから国の要請で異世界でオタク文化を広める事になり奮闘していくという感じ。
学校を作り日本語やオタク文化を教える中で貴族と亜人種との格差や差別、または種族間の争いを無くしたいと考える心優しい慎一。
慎一のお世話係でハーフエルフのメイド、ミュセルやエルダント帝国皇帝ペトラルカなどとのライトなハーレム要素もあり。ハーレム嫌いな人でも問題なく見れると思います。
異世界人がオタク文化にハマっていく姿はシュールで面白く、ストーリーとコメディー的な部分のバランスが抜群。
キャラデザも良く可愛らしいですし、OPもEDも良き。
慎一が好感を持てるキャラですし引きこもりなのに意外に切れ者。最後まで楽しくサクサク見れました。少し古めの作品ですが個人的にはメチャクチャ好きな作品です。
2期の可能性は極めて低いと思いますが死ぬまで待ちたい。
声優
花江夏樹(加納慎一)、三森すずこ(ミュセル・フォアラン)、渕上舞(ペトラルカ・アン・エルダント三世)、内田真礼(古賀沼美埜里)、上坂すみれ(エルビア・ハーナイマン)、藤原啓治(的場甚三郎)、三木眞一郎(ガリウス・エン・コルドバル)、一条和矢(ザハール宰相)

 

 

㉑くまクマ熊ベアー

 

 

ジャンル異世界召喚・ファンタジー・コメディー
原作くまなの
放送時期1期2020年・2期2023年
制作EMT スクエアード

 

あらすじ
悠々自適な引きこもりライフを満喫する美少女ユナは、VRMMORPG『ワールド・ファンタジー・オンライン』の廃ゲーマー。ある日いつものようにログインしてみると、なにか普段と様子が違う。もしかして……ここってゲームの中? それとも異世界?そして、その地に降り立ったユナの装備は『クマの服』『クマの手袋』『クマの靴』で固められていて――んん? くま……? クマ……? 熊……? ベアー……?
「なんじゃこれはーーーーーーっ!?」クマっ子、爆誕!しかもこのクマ、ただのクマじゃない。世界最強クラスの魔法とスキルを秘めた、とんでもなくスーパーなクマだったのだ!そんな、世界征服だってできちゃいそうな強大な力を手にしたユナの目的――それは!?この世界でも、ひたすら楽しく自由気ままに生きること!最強無敵なクマっ子による、クマな冒険とクマな日常の物語、始まります♪
公式ホームページより引用:https://kumakumakumabear.com/1st/
レビュー
ゲーマー女子ユナがある日、VRMMORPG『ワールド・ファンタジー・オンライン』にログインすると異世界に転移させられ、その際にプレゼントされたクマ装備を武器に無双する物語。
よくあるVRMMORPGものと違いゲーム感みたいなものはありません。
ユナは現実世界で人との関りは皆無で人に全く関心の無い人間でしたがチート過ぎるクマ装備で問題を解決し多くの人間と交流を持つ事で現実世界では得る事のできなかった感情を得ていくというのが本作の一番の見所どころでしょうか?
魔物や盗賊などとの戦い以外にも困っている人を助けるために商売を始めたり、可愛らしい女の子キャラも沢山登場するので全体的にはほのぼのした雰囲気を楽しむ作品と言えるでしょう。
ストーリー的にはあってないような感じですし評価は高くありませんが個人的にはとても楽しめましたし癒されました。
作画もとても綺麗で絵本のような感じ。メルヘンチックな雰囲気が醸し出していましたね。和氣あず未さんのOPもよくマッチしていました。
但し刺激を求めている人には物足りない作品と感じるかもしれませんのでご注意を。
それと視聴するのであれば1期から順に視聴される事をおすすめします。
声優
河瀬茉希(ユナ)、和氣あず未(フィナ)、日高里菜(ノアール・フォシュローゼ)、富田美憂(シュリ)、天野聡美(ミサーナ・ファーレングラム)、水瀬いのり(シア・フォシュローゼ)、遊佐浩二(クリフ・フォシュローゼ)、鶴岡聡(ゲンツ)、黒瀬ゆうこ(くまきゅう)、宮島えみ(くまゆる)

 

 

⑳世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する

 

 

ジャンル異世界転生・アクション
原作月夜涙
放送時期2021年
制作SILVER LINK.×studio ぱれっと

 

あらすじ
世界一の暗殺者が、暗殺貴族の長男に転生した。異世界で生まれ変わる条件として、彼が女神から請け負ったミッションは只一つ。【人類に厄災をもたらすと予言された《勇者》を殺すこと】それこそが世界最高の暗殺者が、新たな人生で果たすべき使命であった。現代であらゆる暗殺を可能にした幅広い知識と経験、そして異世界最強と謳われた暗殺者一族の秘術と魔法。そのすべてが相乗効果をうみ、彼は史上並び立つものがいない暗殺者へと成長していく――。「面白い、まさか生まれ変わってもまた暗殺することになるとはね」転生した”伝説の暗殺者”が更なる高みへと駆け上がる!限界突破のアサシンズ・ファンタジー!!
公式ホームページより引用:https://ansatsu-kizoku.jp/
レビュー
あまり評価の高い作品ではありませんが、1話目導入部分から引き込まれるような内容。
世界一の暗殺者が最後は組織に裏切られ殺され、転生した異世界では女神からのミッションで勇者を殺す為の人生をスタート。
前世では暗殺者として道具になりきっていた主人公ルーグだが裏切られた為、異世界では自身の感情、考えによって暗殺を行う。
心理描写も繊細ですしストーリーの構成も素晴らしい。
何よりテンポよく物語が進みサクサク見られました。
ハーレム要素、コメディー少しあります。
ヒロインは皆可愛いですしルーグも気持ち悪さもなくクールで好み。
OPもカッコイイですし作画も綺麗。
傑作と言われたら違うかもしれませんが、もう少し評価されても良さそうな作品なのでおすすめです。
声優
赤羽根健治(ルーグ)、上田麗奈(ディア)、高田憂希(タルト)、下地紫野(マーハ)、森川智(キアン)、たかはし智秋(エスリ)、田村ゆかり(女神)、森田順平(暗殺者)

 

 

⑲異世界おじさん

 

 

ジャンル異世界・ファンタジー・コメディー
原作殆ど死んでいる
放送時期2022年
制作Atelier Pontdarc

 

あらすじ
2017年秋――。17歳のときにトラックにはねられ、それから17年の間ずっと昏睡状態だった叔父が目覚めた。病室を訪れた甥のたかふみが目にしたのは、意味不明な言葉をつぶやき、異世界「グランバハマル」から帰ってきたと話す叔父の姿だった。……叔父さんは、頭がおかしくなっていた。絶句するたかふみだったが、おじさんは異世界にいた証拠を見せると言って魔法を使う。おじさんの力を金にかえて食っていこうと心に決めたたかふみは、身寄りのない彼を引き取りルームシェアを始めることに。おじさんとの生活の中で聞かされる、異世界での冒険譚と溢れんばかりのSEGA愛。孤独で過酷なおじさんの半生に、時には歓喜し時には胸をいためるたかふみ。動画配信業に勤しむ世代の離れた男二人、団地の片隅にて繰り広げられる、新感覚異世界コメディ!
公式ホームページより引用:https://isekaiojisan.com/
レビュー
おじさんの異世界生活を甥っ子や藤宮と共に振り返る異世界ファンタジー。
SEGAをディスったりコメディー要素満載。(若い世代の人には分からないかも…)
最初は奇をてらった設定だなと思いましたが、異世界、現実、ファンタジー、コメディーの要素がバランスよく絡んでいました。
特に異世界ではなく、あくまでも現実ベースで話を進めている所が素晴らしい。
おじさんは見た目も性格も気持ち悪いですが、そういう設定でないと絶対に面白い作品にはなっていなかったでしょう。
ヒロインは皆、可愛くキャラも個性的。
シュールな笑いなので好みは分かれるかもしれませんが新感覚の異世界アニメとしておすすめしたい作品です。
声優
子安武人(おじさん)、福山潤(たかふみ)、小松未可子(藤宮)、戸松遥(エルフ)、悠木碧(メイベル)、豊崎愛生(アリシア)

 

 

⑱聖女の魔力は万能です

 

 

ジャンル異世界召喚・恋愛
原作橘由華(カドカワBOOKS/KADOKAWA)
放送時期1期2021年春(全12話)・2期2023年秋(全12話)
制作ディオメディア

 

あらすじ
ちょっと仕事中毒な20代会社員・セイは、残業を終えて帰宅した夜、突然光に包まれ異世界に「聖女」として召喚されてしまった。しかも召喚されたのは二人!? 現れた王子はもう一人の女子高生にかかりきりで、セイのことは完全スルー。それならこっちも自由にやっていいでしょう?と、セイは王宮を飛び出し、元々の植物好きを活かして、薬用植物研究所で一般人として働くことになった。所長のヨハン、教育係のジュードに支えられ、ポーション作りや魔力の使い方を学んでいくセイ。だが、作ったものはすべて効能が5割増しで、思いがけず「聖女」としての能力を発揮することになる。そんなとき、セイのポーションが瀕死状態だった騎士団長・アルベルトの命を救い、次第に、セイこそが本物の「聖女」ではないかという噂が囁かれはじめるのだった……!?
レビュー
魔物の脅威に苦しめられている異世界に聖女として召喚された主人公セイが魔物を討伐する騎士団を治癒したり魔物の発生源である『瘴気の沼』を浄化していくというのが物語の大筋。
内容としては特筆するものはありませんが、セイは社会人としてシッカリ人格形成されており異世界で出会う人々との人間関係を上手く構築し聖女として人の力になりたいという信念がブレない所がとても魅力的でした。
逆ハーレムっぽいですが登場キャラは基本的に穏やかで優しいイケメンばかりなので目の保養になりますしキュンとするシーンも多いので特に女性におすすめ。
全体としてはほのぼの、のんびりとした雰囲気で物語は進んで行くのですが作画も音楽も素晴らしく作品の世界観にマッチしていたと思います。
異世界召喚作品は召喚自体が身勝手なのですが、本作では王様を含め王宮の人達やスランタニア王国の人々が召喚した二人を大切にし丁寧に扱っていたので気持ちよく視聴する事ができました。
声優
石川由依(セイ)、櫻井孝宏(アルベルト・ホーク)、江口拓也(ヨハン・ヴァルデック)、小林裕介(ユーリ・ドレヴェス)、八代拓(ジュード)、市ノ瀬加那(アイラ)、福山潤(カイル・スランタニア)、上田麗奈(エリザベス・アシュレイ)、梅原裕一郎(エアハルト・ホーク)、

 

 

⑰骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中

 

 

ジャンル異世界転移・バトル・アクション
原作秤猿鬼(オーバーラップノベルス)
放送時期2022年(全12話)
制作スタジオKAI×HORNETS

 

あらすじ
目覚めるとMMORPGで自身が使用していたゲームキャラの姿のまま、異世界に放り出されていた「アーク」。その姿は、見た目が鎧、中身が全身骨格という“骸骨騎士”であった。──正体がバレたら、モンスターと勘違いされて討伐対象になりかねない!?アークは目立たないよう傭兵として過ごすことを決意する。だが、彼は目の前の悪事を捨て置けるような男ではなかった!骸骨騎士様による無自覚“世直し”異世界ファンタジー、ここに参上!!
公式ホームページより引用:https://skeleton-knight.com/
レビュー
自分が遊んでいたMMORPGの世界に転移し、その世界で世直ししていく異世界ファンタジー。
MMORPGの世界を舞台にした作品はメチャクチャ好きなのですが主人公アークの姿が骸骨というのが視聴する事をためらう原因となりました。世間的にはかなり人気のある『オーバーロード』も主人公が骸骨でストーリー的には私は苦手だったというのが大きな理由。
しかし、アニメ好きとしては一度は視聴しなくてはと見始めた所、なかなか面白い。見た目も全然受け入れる事ができましたし、オーバーロードとは寧ろ全く正反対の物語。
人間以外の種族が虐げられている世界で弱き者の力となり悪を許さない(弱きを助け強きを挫く)という日本人であれば誰もがスッと入ってくる設定もとても良かったですしテンポも抜群。
アークはゲーム内のキャラを最高レベルまで育てているのでチート級の強さをもっていますが、アークのキャラもあってか、その破壊的な強さが不快に感じず爽快でした。異世界での生活を満喫し心底楽しんでいるので見てる側も楽しい気持ちになれると思います。
ここまでは手放しに誉めているように感じると思いますが、だからと言ってストーリーに特別感があったり傑作と言えるほどの作品でもなく、MMORPG系の作品が好きな人は見て損の無い作品という評価。
個人的には2期制作が決定するのを心待ちにしています。
声優
前野智昭(アーク)、ファイルーズあい(アリアン)、稗田寧々(ポンタ)、富田美憂(チヨメ)、江口拓也(ダンカ)、鳥海浩輔(ディラン)、皆口裕子(グレニス)、大久保瑠美(イビン)、竹内良太(ゴエモン)、河西健吾(セクト)、濱野大輝(ダカレス)、大西沙織(ユリアーナ)、石田彰(ドミティアヌス)、白石稔(セトリオン)、田丸篤志(カーシー)、中井和哉(フンバ)

 

 

⑯本好きの下剋上

 

 

ジャンル異世界転生
原作香月美夜(TOブックス)
放送時期1期2019年(全14話)・2期2020年(全12話)・3期2022年(全10話)
制作亜細亜堂

 

あらすじ
【第一部】目覚めると、そこは本のない異世界だった――活字中毒で本を偏愛する大学生・本須麗乃は、不慮の事故で命を落とす。それは、念願である図書館への就職が決まって すぐのことだった。気が付くと麗乃は、貧しい兵士の娘・マインとして転生していた。そこは、魔法を持つ貴族が支配し、厳しい身分制度が存在する異世界の街・エーレンフェスト。 マインは、本があれば生きていけると自分を鼓舞する。ところが、識字率が低く印刷技術もないこの世界では、貴重で高価な本はお貴族さまのもの。 兵士の娘では、とても手が届かない。どうしても本が読みたいマインは決意する。「本がなければ作ればいい」体力もない。お金もない。あるのは麗乃時代に読み漁った読書による膨大な知識だけ。 果たして、マインは本を作ることができるのか!?マインの本を作る冒険が、いま始まる。
【第二部】本のためなら巫女になる!「三度の飯より本が好き」な女子大生・本須麗乃が兵士の娘・マインとして転生した世界には、本がなかった。平民は識字率が低く、羊皮紙で作る本は高価でお貴族様のもの。そこでマインは決意する。「本がなければ作ればいい!」試行錯誤の末、商人のベンノと出会い、商人見習いになるために植物の紙を完成させるが、マインの体は「身食いの熱」に蝕まれていた。貴族が魔力を持つこの世界で、時に魔力を宿して生まれる平民がいる。それが「身食い」。増え続ける魔力を吸い取る魔術具がなければ、生き長らえることはできない。そんな時、洗礼式で神殿の図書室を発見したマインは、巫女見習いになりたいと神殿長に直談判する。すったもんだの末、マインは魔力を奉納する青色巫女見習となることが決まった。しかし、本来、貴族に与えられる「青の衣」を平民上がりのマインが纏うことを快く思っていない者も多く、マインの行く手は前途多難。問題児ばかりの側仕え、神殿の階級社会……。麗乃時代とも下町時代とも異なる神殿の常識がマインの前に立ちはだかる。果たして、マインが心ゆくまで読書できる日は来るのか!? そして、マインは本を作ることができるのか!?
公式ホームページより引用:https://booklove-anime.jp/
レビュー
本好きな主人公が本に埋もれ死亡して貴族が支配する本が簡単に手に入らない異世界に虚弱な少女マインとして転生。
その異世界で自身の命を脅かす「身食い」と必死に闘いながら本を作る為に奮闘するファンタジー作品。
タイトルから成り上がり系を想像する人も多いかもしれませんが、前世の知識を活かしチートで本を作っていくという単純な物語ではありません。
「身食い」、「貧しい家庭」、「貴族と平民」、「神殿」、「魔術具」、「幼馴染」、「本作り」と全ての要素がバランス良く構成されていると感じました。
特に家族愛という部分は本作中でもかなり重要かつ丁寧に描かれています。マインの父であるギュンターがとてもカッコ良かった。
かなり長い話でテンポは良くありませんが個人的には徐々に面白くなっていき退屈する事無く完走。作画は良くありませんが本作にあまりそういう部分を求めていない私は気になりませんでしたね。
とても地味ですが設定や構成が上手く練られており感情が揺さぶられる場面が多々あります。テンプレ的な異世界転生作品に飽き飽きしている人には特におすすめ。
声優
井口裕香(マイン)、速水奨(フェルディナンド)、田村睦心(ルッツ)、中島愛(トゥーリ)、小山剛志(ギュンター)、折笠富美子(エーファ)、日野聡(オットー)、前野智昭(マルク)、内田彩(フリーダ)、三瓶由布子(ギル)、狩野翔(フラン)、都丸ちよ(デリア)、鈴木みのり(ロジーナ)、安野希世乃(ヴィルマ)

 

 

⑮転生したら剣でした

 

 

ジャンル異世界転生
原作棚架ユウ(GCノベルズ/マイクロマガジン社刊)
放送時期1期2022年(全12話)
制作C2C

 

あらすじ
転生したら剣でした―。「知性を持つ武器(インテリジェンス・ウェポン)」と呼ばれる”剣“として異世界に転生した彼は、装備者との出会いを夢見ながら、孤独にスキル収集に励んでいた。ある時、迂闊にも魔力を吸収される「枯渇の森」へ踏み入り、一歩も動けなくなってしまう。途方に暮れる中、奴隷として虐げられていた黒猫族の少女フランに出会う。フランは巨大な魔獣に襲われ、絶体絶命の危機に陥っていた。彼女は眼前に突き刺さっていた彼を引き抜き、その力で窮地を脱すると、彼を「師匠」と名付けて正式に装備者となるのだった。冒険者となったフランと師匠は、お互いにスキルを磨きながらクエストをこなしていく。フランは強さの果てにある「進化」を目指すために、師匠は少女の「願い」を叶えるために。猫耳少女と親バカな剣の大冒険が始まる!
公式ホームページより引用:https://tenken-anime.com/
レビュー
人間ではなく武器に転生してしまった主人公は自分を扱ってくれる装備者を探しながら魔獣を倒し魔力を吸収し剣の能力を高め、フランという進化する事の出来なかった黒猫族の少女と出会う。
フランが装備者となり主人公は「師匠」と名付けてもらいお互い協力しながら信頼関係を深め強くなっていく物語。
序盤は正直、安っぽい量産型の異世界作品という感じで1話切りしようかなと思いましたが、徐々に面白くなっていき結局最後まで見てしまいました。
師匠は「インテリジェンス・ウェポン」と呼ばれる剣で意思を持ち装備者とスキルを共有できますし己の努力もあってメチャクチャ能力の高い剣なのですがフランは剣に頼るだけではなく黒猫族が虐げられている現状を変えようという強い意志を持ち努力を惜しみませんし、師匠も力を貸すだけではなくフランの成長を暖かく見守りながら共に行動する関係性がとても素敵でした。
戦闘もただ無双するようなものではなく苦戦もするので単調な感じがなく熱くなれますよ。
物語のテンポも良く声優陣の演技も素晴らしかったので満足できる作品でした。主人公ふたりの存在感が凄いのでハーレムなどの無駄な要素が無いのも良い。
ストーリーとは関係ありませんがクソ眼鏡(ネル)のおしりと太ももは破壊力がありました。2期の製作も決定しています。
声優
三木眞一郎(師匠)、加隈亜衣(フラン)、小清水亜美(アマンダ)、羽多野渉(クリムト)、稲田徹(ドナドロンド)、大久保瑠美(ネル)、辻親八(ガルス)

 

 

⑭GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

 

 

ジャンル異世界ファンタジー・ミリタリー
原作柳内たくみ
放送時期2015年
制作A-1 Pictures

 

あらすじ
8月某日 東京 いつもと変わらないはずだったその日。東京・銀座に異世界への「門(ゲート)」が忽然と現われた。門から続々となだれ込んでくるモンスターの軍勢を撃退した陸上自衛隊は、門の向こう側の「特地」に進出。現地住民との接触を開始する。第三偵察隊を率いるオタク自衛官・伊丹二等陸尉は、「特地」を探索中に巨大な炎龍が集落を襲う場面に遭遇。生き残ったエルフの美少女を助けたことで、異世界の住民たちと交流を深めていく――。
モンスターとの戦闘や現地住民との交流を通して、伊丹は「異世界」とどう向き合っていくのか。超スケールエンタメファンタジーの門(ゲート)が、今、開かれる!
公式ホームページより引用:http://gate-anime.com/
レビュー
異世界×自衛隊。
異世界に召喚や転生、転移される訳ではなく日本と異世界(特地)をGATEを通じて行き来する作品。
日本と異世界の関係性を自衛隊を軸に描かれています。
主人公、伊丹は仕事より趣味に生きると言っているが有能でこのキャラ設定が良かった。
日本と特地の和平を考えていますが、当然反対勢力も存在しバトルシーンも数多く存在します。
バトルシーンでは自衛隊無双という感じで心理描写が足りないような感じはしましたが、全体的にテンポも良くダレる事の無いストーリー。
自衛隊モノという事で賛否ありそうですが個人的には楽しめました。
声優陣も豪華。
声優
諏訪部順一(伊丹耀司)、金元寿子(テュカ・ルナ・マルソー)、東山奈央(レレイ・ラ・レレーナ)、種田梨沙(ロゥリィ・マーキュリー)、戸松遥(ピニャ・コ・ラーダ)、日笠陽子(ヤオ・ハー・デュッシ)、内田真礼(栗林志乃)、安元洋貴(富田章)、石川界人(倉田武雄)、小西克幸(ゾルザル・エル・カエサル)、小清水亜美(テューレ)、日高里菜(シェリー・テュエリ)

 

 

⑬とんでもスキルで異世界放浪メシ

 

 

ジャンル異世界召喚・スローライフ・料理
原作江口連(オーバーラップノベルス)
放送時期2023年(全12話)
制作MAPPA

 

あらすじ
ある日突然異世界へと召喚された普通のサラリーマン、向田 剛志(ムコーダ)。異世界の住人となった彼の固有スキルは 『ネットスーパー』という一見しょぼいものだった…。落胆するムコーダだったが、 実はこのスキルで取り寄せた現代の食品は異世界だととんでもない効果を発揮して……!?
公式ホームページより引用:https://tondemoskill-anime.com/
レビュー
異世界召喚された主人公ムコーダだが備わっていたのは【ネットスーパー】という一見するとしょぼそうなスキル。
このスキルや魔物討伐で入手した報酬や肉を利用して美味しい料理を従魔契約したフェルやスイに振る舞いながら旅する異世界スローライフ。
料理を題材とした異世界作品は多いですが個人的は一番面白かったですし、かなりの高評価。異世界メシ系が苦手な人でも満足できるはず。
まず登場キャラが凄く魅力的。フェルはツンデレ、スイはとても可愛いですし、各地域で出会う人間も良い人が多くストレスフリーで完走できます。女神達も食に対する欲求に真っすぐでゲスイ所が可愛い。料理の旨さは正義というのが上手く表現されています。
スローライフ系でムコーダは戦闘に関しては特別なスキルを持っておらずメチャクチャ弱いですがフェルに鍛えられながら嫌々戦っている所も良かった。
料理だけでなくネットスーパーを利用して商人的な事もしていて様々な角度から楽しめます。
このスキルを考えた原作者は天才だなと思いましたね。異世界系のチートスキルの中でも最高峰のスキルだと感じました。
不快になる要素が無く、笑える箇所も多いのであまり頭を使わずリラックスして視聴できる作品をお探しの方にはおすすめです。
声優
内田雄馬(ムコーダ)、日野聡(フェル)、木野日菜(スイ)、内田真礼(ニンリル)、大地葉(アグニ)、甲斐田裕子(キャシャール)、白砂沙帆(ルサールカ)、ふくまつ進紗(ヴィレム)、小柳基(ランベルト)、江川央生(ヨハン)

 

 

⑫ありふれた職業で世界最強

 

 

ジャンル異世界召喚
原作白米良(オーバーラップ文庫)
放送時期1期2019年夏(全13話)・2期2022年冬(全12話)・3期2024年10月スタート
制作1期asread.×WHITE FOX・2期asread.×studio MOTHER・3期asread.

 

あらすじ
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。
つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強”異世界ファンタジー、開幕!――そして、少年は“最強”を超える。
公式ホームページより引用:https://arifureta.com/
レビュー
クラスメイトと共に異世界へ召喚されるも職業【錬成師】で能力も一般人と変わらない主人公ハジメが奈落の底に落とされ、死の淵から生還し無双していく成り上がり系異世界作品。
設定的には【盾の勇者】と似ていてる部分もあります。
ハジメは現実世界でイジメられており見た目も軟弱な感じでしたが奈落の底で覚醒してからは見た目の雰囲気も喋り方も変わり、まるで別人。
清々しいほどのイキ