ファンタジー・VRMMORPG系アニメおすすめランキング54選【2024年版】

ランキング

 

幻想的、空想的、架空の世界をモチーフにしたファンタジー世界。

アニメに限らずファンタジーという言葉からは何かワクワクするような印象を持つ人も多いでしょう。

ファンタジー作品は非常に多く、ジャンルも様々。

この記事では転生、召喚、転移、またはダークファンタジーを除いた個人的に面白いと思うファンタジーアニメ・MMORPG系アニメをランキング形式でご紹介していきます。

異世界アニメが気になる方はこちらをご覧ください。

 

 

 

(54)農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。

 

 

ジャンルファンタジー・アクション・バトル
原作樽戸アキ・しょぼんぬ
放送時期2022年
制作studio A-CAT

 

あらすじ
農民関連スキルはオールMAX!!「俺は農民王になる!」ハズだった!!
超一流の農民として生きるため、農民関連のスキルに磨きをかけてきた青年アル・ウェインは、ついに最後のスキルレベルをもMAXにする。しかし農民関連スキルを極めたその時から、なぜか彼の生活は農民とは別の方向に激変していくことに……。
公式ホームページより引用:https://nouminkanren.com/
レビュー
タイトル通りで農民スキルを全てMAXまで上げた主人公、アル・ウェインは何故か強くなる。その力で王族を救ってしまった事により農民と冒険者を掛け持ちするという物語。
強いのですが主人公最強という程の強さではないですし、あまり魅力的ではない主人公。
全ての設定が中途半端に感じました。ハーレム要素あり。
バトルシーンにも突然、野菜が出てきたりと大人に理解不能。子供は楽しめるかもしれません。
声優
榎木淳弥(アル・ウェイン)、田中美海(ファル・イース・メイギス)、大久保瑠美(ヘレン・リーン)、諏訪彩花(ルリ)、田村ゆかり(イルビア)、伊藤昌弘(リークス)、中原麻衣(ルシカ・ウェイン)、浜田賢二(ジル・ウェイン)

 

 

(53)とあるおっさんのVRMMO活動記

 

 

ジャンルファンタジー
原作椎名ほわほわ(アルファポリス)
放送時期2023年秋(全12話)
制作MAHO FILM

 

あらすじ
ごく普通の会社員田中大地は、VRMMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」を、アースという名でプレイする。個性豊かなプレイヤーやNPCに囲まれながら、おいしい料理作りや、自分専用の武器の製作、たったひとりで高難易度のダンジョンに挑むなど、気ままにゲームを楽しんでいくアース。こだわり派ゲーマー、アースの冒険が今、始まる!
公式ホームページより引用:https://toaru-ossan.com/
レビュー
主人公のサラリーマンがVRMMO『ワンモア・フリーライフ・オンライン』内でアースという名前でプレイする様子を描いたファンタジーRPGアニメ。
この手の作品は個人的に好きなのですが批判的な意見しか思いつかないくらい酷いクオリティでした。
まず、これは誰が見ても明らかでしょうが作画の酷さ。【MAHO FILM】の名を見て察しましたが…
少しだけフォローすると原作のクオリティも割と酷いのである意味忠実だったとも言えるかもしれません。
次にこの『ワンモア・フリーライフ・オンライン』というゲーム自体が面白くなさそう。
ワクワク感がなく比べるのも失礼ですが『防振り』のように、こんなゲームやってみたいという気には全くなれませんでした。
この他、目立ちたくない、のびりしたいと言う割には目立つような行動をしますし設定さえも守れていない。
そもそもが性格に難ありで自己主張も強過ぎますし原作者がどういう思いでアースというキャラを作りたかったのか伝わってきませんでしたね。石川界人さんもさぞかし大変だったのではないでしょうか?
アース自身の勘違いでNPCに激怒し部屋の扉を魔法で破壊する姿を見た時は正直引きました…
ストーリーも薄っぺらいもので全12話見た翌日には内容を忘れてしまう人もいるんじゃないかと思うほど…
私はあまり酷評する事はないのですが、このアニメは褒めるべき点が見つかりませんでした。
声優
石川界人(アース)、浪川大輔(田中大地・アースの本名)、上田麗奈(フェアリークィーン)、畠中祐(ツヴァイ)、岡咲美保(ミリー)、井澤詩織(龍ちゃん)、朝井彩加(ノーラ)、木内太郎(レイジ)、白井悠介(カザミネ)、大空直美(ロナ)、日高里菜(エリザヴェート)

 

 

(52)人間不信の冒険者たちが世界を救うようです

 

 

ジャンルファンタジー
原作富士伸太(MFブックス/KADOKAWA)
放送時期2023年(全12話)
制作GEEKTOYS・協力:アニメーションスタジオ・セブン

 

あらすじ
ディネーズ聖王国に属する都市、テラネ。一攫千金を狙う冒険者に目端が利く商人、歌い踊る吟遊詩人、貴族に神官、獣人族……。職業と人種のるつぼ、都市そのものがまるで迷宮であるかのようなその街を人は“迷宮都市”と呼んでいた。冒険者パーティ【武芸百般】を追い出され、恋人にも騙され失意の軽戦士ニックもまた、この街の住人だった。全てに嫌気がさして立ち寄った酒場。不味い飯、周りの楽しげな冒険者たち、相席のパッとしない連中……。うんざりする一切合切を、叩きつけるようにぬるい酒で流し込む……!「「「「人間なんて信用出来るか!」」」」思わず、苛立ちや不満は口をついて出た。自分だけの思いのはずが、その声は4人分だった──。それぞれに傷を持つ彼らの、これが冒険の幕開けだ!!
公式ホームページより引用:https://www.ningenfushin-anime.jp/
レビュー
人間不信に陥った者達がパーティーを組み、過去を引きずり葛藤しながらも協力し様々な困難に立ち向かう物語。
タイトルにある「世界を救う」と言う部分は取り敢えずアニメ1期では全く描かれていません。これからという所で終った印象。序盤は断念しようかと思うほど見るのが辛かったですが中盤辺りから流し見できる程度にはなりました。
作画が酷く、物語もチープなのですが、一応それぞれのキャラが人間不信に陥った背景などは描かれています。とは言っても人間不信に陥るほどの理由でもないように感じましたが…
全体通してお世辞にも褒められるような作品だとは思いませんが、作画がまともなら、もう少し真剣に視聴できたかもしれないですね。
声優
小林裕介(ニック)、渡部紗弓(ティアーナ)、菊池紗矢香(カラン)、小松未可子(キズナ)、石原夏織(アゲート)

 

(51)変人のサラダボウル

 

 

ジャンルファンタジー・コメディ・群像劇
原作平坂読(小学館/ガガガ文庫)
放送時期2024年春(全12話)
制作SynergySP・スタジオコメット

 

あらすじ
貧乏探偵、鏑矢惣助が尾行中に出逢ったのは、魔術を操る異世界の皇女サラだった。なし崩し的にサラとの同居生活を始める惣助だが、サラはあっという間に現代日本に馴染んでいく。一方、サラに続いて転移してきた女騎士リヴィアは、ホームレスに身をやつしながらも意外と楽しい日々を送る。前向きにたくましく生きる二人の異世界人の姿は、惣助のほか、鬼畜弁護士、別れさせ工作員、宗教家といったこの地に生きる変わり者達にも影響を与えていき――。
公式ホームページより引用:https://www.tbs.co.jp/anime/hensara/
レビュー
異世界から転移してきた皇女のサラとサラの護衛騎士を担当していたリヴィアが様々な人達と出会い現代日本で生活する姿を描いたファンタジー群像劇。
サラとリヴィアは日本の岐阜県に転移するものの同じ場所に転移した訳ではなくお互い別行動。
そんな二人の全く違う日本での生活を対比させながら、それぞれの視点で描かれています。
サラは起用で日本での生活に上手く適用、リヴィアは不器用で日本人でも底辺と思える生活を送っていく感じなのですが、どちらの視点を楽しめるかは人それぞれ。
個人的にサラはあまりにも上手く行きすぎる所やリヴィアに対して少し素っ気ない感じもあって苦手なタイプ。
キャラデザもリヴィアの方が圧倒的に可愛いですしポンコツなので自分好み。
1話目の掴みは上手いですしテンポも悪くなかったので期待しましたが特に盛り上がる事もなく出オチ感は否めませんでしたね。
コメディ寄りの作品ですが全体的に中途半端でどういう方向に持って行きたかったというのが理解しにく作品。
素材自体は良かったので色々と勿体ないなと感じました。
声優
古川慎(鏑矢惣助)、矢野妃菜喜(サラ・ダ・オディン)、M・A・O(リヴィア・ド・ウーディス)、大地葉(プリケツ)、藤田茜(皆神望愛)、沼倉愛美(愛崎ブレンダ)、高田憂希(永縄友奈)、真野美月(閨春花)、上田燿司(草薙勲)、立花慎之介(タケオ)、鳥海浩輔(鈴木)

 

㊿通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?

 

 

ジャンルファンタジー・アドベンチャー
原作井中だちま(ファンタジア文庫/株式会社KADOKAWA)
放送時期2019年夏(全12話+OVA)
制作J.C.STAFF

 

あらすじ
「マー君。これからお母さんと一緒にたくさん冒険しましょうね」
夢にまでみたゲーム世界に転送された高校生、大好真人だが、なぜか真人を溺愛する母親の真々子もついてきて!?母親同伴の新感覚冒険コメディ開幕!
公式ホームページより引用:https://okaasan-online.com/
レビュー
ゲームの世界を母親同伴で冒険するファンタジー・アドベンチャー作品。
ゲーム内での冒険は当然描かれているのですがレベルアップしていくとか強大な敵に立ち向かうというより、メインである大好真々子・大好真人親子を中心にゲーム内で出会った母親と子供の関係改善を目指すといった感じの内容となっています。
但し、そこに重点を置いて真面目に描かれていれば問題はないのですがギャグやエロ要素が多い為、感じな部分がおざなりなっている感が否めませんでしたし、母子関係について深く考えるという部分にまでは至りませんでした。原作者が冒険コメディと謳っているので仕方のないことですが…
扱うテーマと内容が合致していないというのか表現の仕方が間違っているというのか、どこを取っても中途半端で記憶に残りにくい作品といった印象。
単純にギャグとエロという観点だけで見ればママコさんはキレイですし茅野愛衣さんの癒しボイスは合っていたと思いますが、母親と想像すると気持ち悪いだけ…
個人的には評価できる部分が少なく、続編を期待したいという気持ちにはなれませんでした。かなりマニアックな作品だと思っています。
声優
茅野愛衣(大好真々子)、石谷春貴(大好真人)、鈴代紗弓(ワイズ)、原田彩楓(ポータ)、Lynn(メディ)、新井里美(白瀬)

 

㊾英雄教室

 

 

ジャンルファンタジー・コメディ・学園
原作新木伸
放送時期2023年(全12話)
制作アクタス

 

あらすじ
世界を苦しめる強大な魔王と互角の戦いを繰り広げ、痛み分けによって人類を救った勇者がいた――その名はブレイド。幼い頃から勇者としての素質を認められ、誰もが憧れる存在であった。だが、ブレイドは魔王との戦いのあと、 ダメージによってパワーが減退していく中で、こうも思っていたのである。“ようやくこれで、一般人になれる!” と。そしてブレイドは、知り合いを頼って「ローズウッド学園」に入学。 “フツー”の学生としてトモダチを作り、華やかで楽しいスクールライフを謳歌しようとする。だが、個性豊かなクラスメイトたちや様々なトラブル、 そして英雄を養成するエリート学校であるローズウッド学園が“フツー”のはずがなく…!?シリーズ累計160万部の超人気ライトノベル『英雄教室』が、満を持してTVアニメ化!英雄の座を降りた元勇者ブレイドが、“フツー”を求めて奮闘するバトルファンタジー!目指せ、普通。満喫したい、青春。でも、フツーの青春って一体なんだ!?
公式ホームページより引用:https://eiyukyoushitsu-anime.com/
レビュー
幼いころから勇者として生きてきた少年が「普通」を求め、英雄を育てるエリート校【ローズウッド学園】に転入し沢山の友達を作り友達の悩みを解決したり協力しながら青春を謳歌するファンタジー作品。
ギャグ、エロ、ハーレム要素満載で全体的なノリは良いですがハッキリ言ってストーリーはあって無いようなもの。
評価として低くなりますが憎めないキャラばかりなので、メチャクチャ悪いという印象ではありません。
全体を通してストーリーの起伏が無いせいか物足りなさを感じる作品となってしまいました。
大人より子供向けの作品なのかもしれませんね。気楽に見れる作品が好きという人にはおすすめできるかも。
声優
川島零士(ブレイド)、山田美鈴(アーネスト・フレイミング)、東山奈央(ソフィ)、木野日菜(クーフーリン)、ブリドカットセーラ恵美(マリア/マオ)、内田彩(イオナ)、幸村恵理(クレア)、白石晴香(イェシカ)、内田修一(クレイ)、大野智敬(カシム)、高塚智人(レナード)、小原好美(イライザ)、小山力也(国王)、稲田徹(アスモデウス)、置鮎龍太郎(魔王)、生天目仁美(セイレーン)、儀武ゆう子(女医)、石上静香(ディオーネ)、中村カンナ(アン)、高森奈津美(ドゥ)、青山吉能(トロワ)、会沢紗弥(カトル)、稗田寧々(サンク)

 

 

㊽アブソリュート・デュオ

 

 

ジャンル学園・アクション・ラブコメ・ファンタジー
原作柊★たくみ(MF文庫/メディアファクトリー→KADOKAWA)
放送時期2015年(全12話)
制作エイトビット

 

あらすじ
《焔牙(ブレイズ)》――それは超化された精神力によって、自らの魂を具現化させて創り出す武器。千人に一人と言われる《焔牙》の適性を持った者に戦闘技術を教える学校・昊陵学園では、生徒達が《絆双刃(デュオ)》と呼ばれるパートナー制度で絆を結び、ともに魂を高め合う。今、《焔牙》が武器の形ではなく、防具――《楯(シールド)》の形をとってしまった《異能(イレギュラー)》の少年・九重 透流と、銀色の髪を持つ少女・ユリエ=シグトゥーナの物語の幕が上がる。パートナーとの絆で未来を掴みとる、学園バトルアクション!!
公式ホームページより引用:http://absoluteduo.com/
レビュー
自らの魂を具現化させた武器【ブレイズ】の適性を持つ生徒たちが二人一組のディオを組み、様々な困難に立ち向かいながらお互いの絆を深め強くなっていく物語。
ジャンルとしては学園、アクション、ラブコメ、ハーレム、ラッキースケベで割とありきたり。
序盤から終盤まで特に盛り上がりもなく、かと言って予想を裏切るほど酷くもない、まあまあな評価の作品です。
特に不快になる要素も無いですし気楽に見れる作品を求めている人には悪くないと思います。
ヒロインであるユリエがあまり魅力的でなかったり、主人公である透流だけブレイズが武器ではなく盾であるのかという理由も深みがなかった所は残念ですし本作の評価が高くならなかった理由のひとつなのかもしれませんね。
記憶に残ったのはストーリーではなくユリエの「ヤー」だったというのが全てを物語っているような気がします。
ただ、2015年の作品なので、この時期の作品としては悪くはないのではないでしょうか?
声優
松岡禎丞(九重透流)、山本希望(ユリエ・シグトゥーナ)、山崎はるか(リーリス・ブリストル)、今村彩夏(穂高みやび)、諏訪彩花(橘巴)、戸松遥(永倉伊万里)、田村ゆかり(月見璃兎)、堀江由衣(九十九朔夜)、花江夏樹(トラ)、川原慶久(タツ)、櫻井孝宏(K)

 

 

㊼俺だけ入れる隠しダンジョン

 

 

ジャンルファンタジー・バトル・アクション・ラブコメ
原作瀬戸メグル(講談社/Kラノベブックス)
放送時期2021年(全12話)
制作オクルトノボル

 

あらすじ
稀少なアイテムが隠され、世にも珍しい魔物がはびこる、前人未踏にして到達不可能なダンジョン――「隠しダンジョン」。幸運にもその扉を開いたのは、貧乏貴族の三男ノル・スタルジアだった。迷宮内に囚われた伝説の冒険者オリヴィア・サーヴァントに出会い、ノルは強力な三つのスキルを授かる。スキルを自由に作れる【創作】スキルを与えられる【付与】スキルを改変できる【編集】ただし、使用するには「LP」と呼ばれる生命力を使用しなければならなかった。〈性欲〉〈食欲〉〈物欲〉を満たしてLPを高め、「世界最強」のスキルを使いこなせ!
公式ホームページより引用:https://kakushidungeon-anime.jp/
レビュー
準男爵家の三男で主人公のノルは上位貴族に就先を奪われ、英雄学校に進学する事を決めるが実力も足りない落ちこぼれ。しかし、自分だけ入れる隠しダンジョンで出会ったオリヴィアから強力なスキルを授けられ、そこから成りあがっていくファンタジー作品。
「創作」、「付与」、「編集」という強力なスキルは消費LPが大きくLPを補充する為には性欲、物欲、食欲を満たす必要があるのですが殆ど性欲を満たして補充していくので微エロシーンがとても多く尖った作品と言えるでしょう。
しかし、内容はハーレムラブコメで薄っぺらく作画も結構酷い。女の子がノルを好きになる理由が不可解と言うか雑過ぎる気がしました。
色々とツッコミどころは多いですが何故か続きが気になる不思議な作品。評価はとても難しいですが最後まで大きなストレスを感じず視聴できたので悪い作品ではないと思います。
【スマホ太郎】とよく比較されますが、スマホを使って特に努力もしないのにチートな冬夜より断然ノルの方が魅力はあります。
声優
逢坂良太(ノル)、富田美憂(エマ)、大久保瑠美(ローラ)、堀江由衣(オリヴィア)、鬼頭明里(ルナ)、長野佑紀(アリス)

 

 

㊻魔法使い黎明期

 

 

ジャンルファンタジー・アクション
原作虎走かける(講談社/ラノベ文庫)
放送時期2022年(全12話)
制作手塚プロダクション

 

あらすじ
魔法学校の生徒セービルは、入学以前の記憶がない。自分がなぜここにいるかもわからないまま過ごす学校生活はどこか空虚で、努力の方法もわからないまま、成績は常に最下位だ。そんなセービルに、魔法学校の学長・アルバスは、突如危険な特別実習を言い渡す。「魔女狩りのある地域で、魔法の有用性を広めてほしい」魔女と教会の戦争が終結して数年――世界はまだ、魔女と魔法を完全に受け入れてはいなかった。時は魔法使い黎明期。これは、何者でもない少年が、心に傷を隠した仲間たちと、自分を見つける物語。
公式ホームページより引用:https://www.tbs.co.jp/anime/reimeiki/
レビュー
魔法学校入学以前の記憶が無く自分が一体何者なのか何をしたらいいかも分らず成績も振るわない主人公セービルが仲間との危険な特別実習の旅の中で自分を探し成長していくファンタジー作品。
この作品は『ゼロから始める魔法の書』第二部という位置づけの作品である為、同作品を先に視聴する方が良いかもしれません。(見なくても問題なく視聴はできますが)
シリアスな部分の多い冒険ファンタジーで主人公達の成長以外にも魔女と教会の対立を描いており派手さはないですがシッカリとしたストーリー構成で楽しめました。
しかし、視聴後は何故かあまり記憶に残らず不思議な感じのする作品となってしまったというのが正直な感想です。
その理由については私自身も分かってはいません。
あまりにもシンプル過ぎてインパクトに欠けたのか、素材は良いけど活かしきれなかったのかは分かりませんがもう少し上を目指せるポテンシャルがあったような気がしますね。でも悪い作品ではないですよ
声優
梅田修一朗(セービル)、岡咲美保(ロー・クリスタス)、鈴代紗弓(ホルト)、八代拓(クドー)、花守ゆみり(泥闇の魔女)、矢野正明(傭兵)、水中雅章(神父)、大地葉(アルバス)、加藤将之(ホルデム)、石見舞菜香(リーリ)

 

 

㊺勇者が死んだ!

 

 

ジャンルファンタジー・バトル
原作スバルイチ(小学館/マンガワン)
放送時期2023年(全12話)
制作ライデンフィルム

 

あらすじ
剣と魔法、そして人類の敵として悪魔が息づく世界。ちょっとスケベな農夫の少年トウカは、ある日自作の落とし穴に勇者シオンを落とし、殺してしまう!その事実を隠すため勇者の死体を埋めたが、翌朝トウカの体に異変が…!!?落とし穴からはじまる、村人と美少女たちのちょっとエッチな冒険ファンタジー開幕!
公式ホームページより引用:https://heroisdead.com/
レビュー
勇者を殺してしまった主人公、トウカが勇者の肉体と入れ替わり幼なじみのユナ達と冒険するファンタジー作品。
下衆でニーソ好きで全然強くはないが悪知恵が働くトウカを中心にギャグと微エロ要素を絡めながらストーリは進んでいきますが序盤で合わないと感じたら見続ける必要はないと思います。こういうノリは好みがハッキリと分かれますからね。バトルに関しては俺tueeee系の主人公ではないので、もう少し繊細な表現をしてくれればという感想。
勇者の見た目になっただけで弱かったトウカも中盤以降、聖剣を使いこなせるようになったり魔法を使うなど徐々に強くなっていく所は良かった。テンポに関しては速過ぎると感じるくらいでテンポの悪い作品が苦手な私としては全然問題ありませんでした。総合的には可もなく不可もなくと言った所でしょうか。
声優
加藤 渉/土岐隼一(トウカ・スコット)、土岐隼一(シオン・ブレイダン)、竹達彩奈(アンリ・ヘイズワース)、山村響(ユナ・ユニス)、久保ユリカ(マルグリット・ファロム)、中村悠一(カイル・オズメント)、大原さやか(エセル・ボーグナイン)、羽多野渉(ベラーコ)、青木崇(アイザック・ガードナー)、小林親弘(リーランド・トールマン)、小野賢章(フリードリヒ・ノルシュテイン)、浅沼晋太郎(ディエゴ・ヴァレンタイン)、新福桜(ミリィ・ユニス)、東地宏樹(フィエリ・ユニス)

 

 

㊹冰剣の魔術師が世界を統べる

 

 

ジャンルファンタジー・バトル
原作御子柴奈々(講談社ラノベ文庫)
放送時期2023年
制作クラウドハーツ

 

あらすじ
―――世界最強と謳われる“冰剣(ひょうけん)の魔術師”―――その称号を受け継いだ少年・レイ=ホワイトは強大すぎる自身の力に苦悩し、極東戦役を収めたのを最後に、深い心の傷と共に戦場から姿を消した……。時は流れ、3年後。世界中からエリート魔術師が集まるアーノルド魔術学院に入学したレイ。学院始まって以来、初めての一般家庭出身(オーディナリー)である彼を待っていたのは、貴族出身の魔術師からの侮辱と軽蔑の眼差し。そして、学院で出会ったかけがえのない仲間をも巻き込む数々の陰謀だった。今、最強魔術師の友情と波乱に満ちた学園生活が幕を開ける。
公式ホームページより引用:https://www.tbs.co.jp/anime/hyouken/
レビュー
【冰剣の魔術師の称号】を受け継いだ主人公、レイ・ホワイトは師匠や一緒に戦う仲間は存在しても同世代の友人はおらず、戦場で心に深い傷を負い姿を消し、冰剣の魔術師という肩書を隠しアーノルド魔術学院に入学。そこでも一般家庭出身という事で貴族出身の生徒から軽蔑されたりしますが信頼する友人・仲間を得て協力し様々な困難に立ち向かう物語。
物語の大筋というか設定は悪くないと思うのですが、中途半端なハーレム要素に展開等関係なしに差し込まれる芸人ネタや筋肉。これって必要だったのでしょうか?
作画も酷いですし全員とは言いませんが声優陣の演技も低レベル。
唯一良かったのはOPとEDくらいですかね。
最強と謳われる冰剣の魔術師の強さが微妙という所も残念さに拍車をかけていると感じました。
これならベタに無双している方が良かったのでは?
ハーレム好きな人やギャグ要素が合う人には良い作品なのかもしれません。
声優
榎木淳弥(レイ・ホワイト)、佐伯伊織(アメリア・ローズ)、春村奈々(エリサ・グリフィス)、和氣あず未(レベッカ・ブラッドリィ)、本渡楓(クラリス・クリーヴランド)、関根明良(アリアーヌ・オルグレン)、種﨑敦美(リディア・エインズワース)、森なな子(アビー・ガーネット)、内田真礼(キャロル・キャロライン)、梅原裕一郎(エヴィ・アームストロング)

 

 

㊸最弱無敗の神装機竜《バハムート》

 

 

ジャンルファンタジー・アクション・バトル・ロボット・ハーレム
原作明月千里(GA文庫 / SBクリエイティブ)
放送時期2016年(全12話)
制作Lerche

 

あらすじ
遺跡から発掘された、古代兵器・機竜。かつて、最強の機竜使い≪ドラグナイト≫と呼ばれた亡国の王子・ルクスは、滅ぼされた旧帝国の罪を背負い、様々な雑用を引き受ける事で恩赦を受けていたが、何故か機竜使い≪ドラグナイト≫育成のための女学園に入学することになり……!?王立士官学園の貴族子女たちに囲まれた、“最強”の学園ファンタジーバトル、開幕!!
公式ホームページより引用:http://saijaku.jp/
レビュー
テンプレハーレムファンタジー系の作品。
展開も分かり易いですし、キャラデザも可愛いく、テンポも良いので、あまり深く考えず可愛い女の子を見たい人にはおすすめです。ラッキースケベとコメディー要素もあり。
ただし、『最弱無敗』の背景や説明が足りないので原作を読んでいないと、どこが最弱?という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?
ロボットアニメなのですがロボットが苦手な人でも見れる作品だとは思います。
総合的には可もなく不可もなくといった感じですね。
声優
田村睦心(ルクス・アーカディア)、Lynn(リーズシャルテ・アティスマータ)、藤井ゆきよ(クルルシファー・エインフォルク)、久保ユリカ(フィルフィ・アイングラム)、種田梨沙(セリスティア・ラルグリス)、小澤亜李(アイリ・アーカディア)、

 

 

㊷齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定

 

 

ジャンルファンタジー・バトル・コメディ・ショートアニメ
原作榎本快晴(角川スニーカー文庫)
放送時期2023年(全12話)
制作bilibili・アニメーション制作LAN STUDIO

 

あらすじ
約5000年もの時を静かに生きてきた心優しく人畜無害な草食ドラゴンのもとに、村から「生贄」として献上された奴隷の少女・レーコが現れる。ドラゴンを”最強の邪竜”だと信じたレーコは、魔王討伐に助力するよう懇願し、その対価として「私をお召し上がりください」と申し出る。しかしドラゴンは草しか食べない小心者で…。思い込みの力で最強となった“眷属少女”と、弱小巻き込まれ“邪竜様”による魔王討伐の旅が始まる!
公式ホームページより引用:https://soushokudragon.jp/
レビュー
村の生贄として「邪竜」に献上された少女レーコとレーコに邪竜と勘違いされて崇められる弱い草食ドラゴンの魔王討伐を目的とした旅路を描いたファンタジー作品。
内容に関しては皆が想像出来るもので受け入れ易い物語となっています。
基本的に邪竜でない事を理解して欲しいけどレーコの支えになる為にも本当の事が言えない草食ドラゴンと邪竜と信じ切っているレーコや旅の道中で関わる人間達の絡みをコメディ要素多めで描かれています。
ショートアニメで10分強ほど時間なのでサクサク進んで行きますが、ありがちな設定なので個人的には丁度良かったように感じました。
また、大塚芳忠さんと悠木碧さんの演技が素晴らしく作品の質を上げていたと思います。
レーコの過去などシリアスな部分も多少はありますが、ほのぼのとした雰囲気で展開していきますし本当にサクッと視聴でき不快な要素も無いので暇つぶしくらいの感覚で視聴するには良い作品なのではないでしょうか。
声優
大塚芳忠(草食ドラゴン)、レーコ(悠木碧)、南條愛乃(ライオット)、宮世真理子(アリアンテ)、斉藤朱夏(水の聖女)

 

 

㊶リアデイルの大地にて

 

 

ジャンルファンタジー・VRMMORPG
原作Ceez (ファミ通文庫/KADOKAWA)
放送時期2022年(全12話)
制作MAHO FILM

 

あらすじ
不慮の事故によって生命維持装置がないと生きられない少女、各務桂菜。彼女が唯一自由でいられるのは、VRMMORPG『リアデイル』の中だけだった。そんなある日、生命維持装置が停止し、桂菜は命を落としてしまう。しかし、目が覚めると桂菜は200年後の『リアデイル』の世界にいた。彼女は、失われたスキルと限界突破したステータスをもつハイエルフの“ケーナ”として、この世界を生きる人々と交流を深めていくことに。しかも、その中にはかつて自らがキャラメイクした“子供”たちもいて……!?ゲーム世界に転生した少女と個性的な仲間たちによる、笑いあり、涙あり?なのんびり冒険譚、開幕!
公式ホームページより引用:https://leadale.net/
レビュー
命を落とす瞬間までやり込んだVRMMORPG【リアデイル】の200年後の世界に転生した少女の物語。
主人公最強、スローライフという事で特に目新しさはありません。
転生する前のケーナは生命維持装置がないと生きられず【リアデイル】の世界が全ての人生で同年代の女の子が経験したり、この先、経験するであろう事や人との繋がりが殆ど無かったと思うのですが、200年後の世界で色々と経験させてあげたいというのが原作者の考えだったのでないかと思っています。
200年後の世界にも子供や孫がいたり、当時のプレイヤーもいてハチャメチャな部分はありましたが、充実した毎日を送っており、ほのぼのした雰囲気は悪くありませんでしたね。
しかし、ケーナが短気で怒りっぽく特に自身の子供(里子)であるスカルゴとマイマイにはちょっとした事でキレており気の毒ではありました。
それでも、初めて出会う小さな子供にはとても優しく親切。これがなければケーナに対して感情的かつ暴力的という印象を持ったまま終ってしまったと思うので、とても重要な描写だったように思います。
この系統の作品が好きな人が本作の評価をすれば可もなく不可もなくという評価が多くなると思いますが、主人公がケーナではなく各務桂菜として視聴すればそれほど悪くないのかなという気もしますね。もう少し現代での様子が描いてあれば良かったかも…
声優
幸村恵理(ケーナ)、小野大輔(スカルゴ)、名塚佳織(マイマイ)、杉田智和(カータツ)、小田切優衣(キー)、柳原かなこ(リット)、中村桜(マレール)、広瀬ゆうき(ルイネ)、田所あずさ(ケイリネ)、髙木朋弥(ケイリック)、森なな子(ロクシリウス)、東城日沙子(ロクシーヌ)

 

 

㊵新米錬金術師の店舗経営

 

 

ジャンルファンタジー・ほのぼの
原作いつきみずほ(富士見ファンタジア文庫/KADOKAWA)
放送時期2022年秋(全12話)
制作ENGI

 

あらすじ
孤児院育ちの新米錬金術師サラサは、亡き両親と同じようにお店を開くのが夢。そんなサラサが養成学校の卒業祝いに師匠からもらったのは、とある辺境の村の空き店舗だった。予定よりも早く叶う夢に胸を弾ませるサラサだったが、待っていたのはボロボロの店舗、慣れないコミュニケーション、危険な素材集めに魔物退治!?豊富な知識と高い魔力、鍛えた剣術を武器に見知らぬ土地で奮闘するサラサ。店舗経営を通じて広まる想いと錬金術が、出会いと絆を生んでいく――
公式ホームページより引用:https://shinmai-renkin.com/
レビュー
盗賊に両親を殺された新米錬金術師の主人公サラサが辺境で店舗経営していく物語。
ストーリー的に平坦でチープな感じは否めませんが店舗経営という事できちんとお金を絡めた人との関りを描いているのは評価できる部分だと思います。
サラサは人見知りですが店舗経営を通じて信頼できる仲間を持つ事になりヨック村を豊かにしようと考えるなど人として成長していく部分も見所。
作画は褒められたものではありませんキャラデザは良く女の子達は可愛いらしくて癒されました。
魔物とのバトルもありサラサは魔力も膨大でメチャクチャ強いのですが、全体的にはほのぼのとした雰囲気。
評価は高くありませんが私はそれなりに楽しめました。特にストレスに感じるストーリーでもありませんので構えず気楽に視聴したい人にはおすすめです。
声優
高尾奏音(サラサ・フィード)、木野日菜(ロレア)、大西沙織(アイリス・ロッツェ)、諏訪ななか(ケイト・スターヴェン)、斎賀みつき(オフィーリア・ミリス)、小清水亜美(マリア)

 

 

㊴最強タンクの迷宮攻略

 

 

ジャンルファンタジー・バトル
原作木嶋 隆太・如月命(マンガUP︕/スクウェア・エニックス)
放送時期2024年冬(全12話)
制作STUDIO POLON

 

あらすじ
歴代最高の外皮【9999】の数値を持つルードは、勇者パーティーの盾役として迷宮攻略に挑んでいた。それはどんな願いも叶えるとされる秘宝を見つけ、最愛の妹の病気を治すため――。しかしある日、ルードはパーティーを追放されてしまう。理由は〝使えないスキル〟とされたが……。思いがけぬ展開により、未知なるスキルが判明。それはとてつもなく強力なスキルだった!最高値の外皮9999とスキルを駆使した最強タンク・ルードの冒険譚!ここに開幕!
公式ホームページより引用:https://www.saikyo-tank.com/
レビュー
勇者パーティーの「タンク」、ルードがパーティーを追放されるのですが、実は有能だったいうテンプレ的な盾役追放系冒険ファンタジー。『小説家になろう』の中ではざまぁ系とも呼ばれています。
追放されたルードは仲間の外皮を肩代わりした分を攻撃力に変換できる「生命変換」というチートスキルを使いこなせるようになり妹の病を治す為に「どんな願いでも叶える」と言われている魔石を求め仲間と共に迷宮攻略していくというストーリー。
ストーリー的にも平凡でありがちなのですが好感が持てるキャラが多くそれなりに楽しむ事ができました。
キャラデザも女の子達が可愛らしくて良かったですね。
ただし、ルードが追放されるに至る理由があまりにもガバガバ。ルードとニンという有能が2人いるのにバトルで苦戦する勇者キグラスのポンコツさが際立ち過ぎて胸糞展開にすらならなかったのは勿体ない。
それと本作の一番の問題点は作画。紙芝居のようでバトルシーンが多いのに動かないというのは本作の価値をかなり下げていると感じました。
予算の問題もあったとは思いますが2期が制作される事があればアニメーション制作会社は変更していただきたいなというのが率直な感想。バトルシーンが動き、迫力が増せば化ける可能性を秘めていると個人的には思っています。
声優
笠間淳(ルード)、本渡楓(ニン)、市ノ瀬加那(ルナ)、小倉唯(マニシア)、大橋彩香(リリア)、優木かな(リリィ)、岡本信彦(マリウス)、久野美咲(アモン)、森川智之(グリード)

 

 

㊳悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

 

 

ジャンルファンタジー・転生・ラブコメ・悪役令嬢
原作永瀬さらさ(角川ビーンズ文庫)
放送時期2022年(全12話)
制作MAHO FILM

 

あらすじ
「君との婚約は破棄させてもらう」きらびやかな夜会で突然放たれた婚約破棄の言葉。アイリーン・ローレン・ドートリシュはそのショックで前世の記憶を取り戻し、現状を把握した。ここは、前世でハマった乙女ゲーム『聖と魔と乙女のレガリア』の中。自分はゲームのヒロインの恋路を邪魔する、悪役令嬢・アイリーンであることを!そう考えたアイリーンは、美しき魔王に宣言する。「結婚していただきたいの!」一発逆転、幸せを掴み取るためのアイリーンの旅が始まる――。
公式ホームページより引用:https://akulas-pr.com/
レビュー
婚約破棄され前世の記憶を取り戻したアイリーンは自身が前世でプレイしていた乙女ゲーの悪役令嬢で破滅ルートしか存在しない未来を変えるべく魔王を恋人する所から始まる物語。
設定としてはよくある悪役令嬢ものなので、この系統が好きな人はそれなりに楽しめる作品だと思います。
アイリーンはかなり行動力があるので物語にスピード感や勢いを付け最後までテンポ良く視聴する事ができました。
敵対する人間は嫌なキャラも多いですがアイリーンの活躍を際立たせるのには丁度良いくらい存在でしたね。
冒頭にも書いた通りよくある悪役令嬢ものですが細かな部分がバランスよく設定されているのでマンネリ感なく新鮮な気持ちで悪役令嬢ものを視聴する事ができるのが本作の良い所だと思っています。シリアスな部分とコメディ部分のバランスも良かったですし魔王の性格がとても可愛かった。
キャラデザも好みでしたし良作くらいの評価はあっても良いのではないでしょうか。
声優
高橋李依(アイリーン・ローレン・ドートリシュ)、梅原裕一郎(クロード・ジャンヌ・エルメイア)、福山潤(キース・エイグリッド)、小野友樹(ベルゼビュート)、増田俊樹(セドリック・ジャンヌ・エルメイア)、花澤香菜(リリア・レインワーズ)、内田雄馬(アイザック・ロンバール)、安元洋貴(ジャスパー・バリエ)、吉永拓斗(ドニ)、神尾晋一郎(リュック)、宮崎遊(クォーツ)、杉田智和(アーモンド)、斉藤壮馬(ゼームス・シャルル)、畠中祐(オーギュスト・ツェルム)、豊永利行(ウォルト・リザニス)、小林千晃(カイル・エルフォード)、竹達彩奈(セレナ・ジルベール)、村川梨衣(レイチェル・ダニス)、内山昂輝(エレファス・レヴィ)

 

 

㊲佐々木とピーちゃん

 

 

ジャンル異世界ファンタジー・バトル
原作ぶんころり(MF文庫J/KADOKAWA)
放送時期2024年(全12話)
制作SILVER LINK.

 

あらすじ
佐々木がペットショップで購入した文鳥は、異世界から転生してきた高名な賢者様だった。彼はこの文鳥に「ピーちゃん」と名付けて、共同生活を始める。賢者様から与えられたのは、異世界に渡る機会と魔法の力。異世界で商人に扮した佐々木は、日本で仕入れた品物を持ち込んでお金を稼いだり、自ら経営するレストランで美味しいものを食べたり、ピーちゃんから魔法の訓練を受けたり。社畜生活でくたびれた心身を、剣と魔法の異世界ファンタジーライフで癒やしていた。そんなある日のこと。佐々木は会社の帰り道で「異能力者」なる存在と出会う。異世界魔法でその場を切り抜けるも、異能力者と間違われて国の機関「内閣府超常現象対策局」にスカウトされてしまい……。異世界と現代日本を舞台に繰り広げられる、異世界ファンタジー×異能バトル、開幕!
公式ホームページより引用:https://sasapi-anime.com/
レビュー
社畜生活で疲れたサラーリーマンの佐々木とペットショップで購入した文鳥のピーちゃんの現代日本と異世界を行き来する異世界ファンタジー作品。
異世界では現代日本で売られている便利アイテムを持ち込み、商人として働き商会や王国の人間から信頼を得て、現代日本ではピーちゃんから教わった魔法が異能力と勘違いされ「内閣府超常現象対策局」の一員として異能力を悪用する組織や魔法少女達とバトルを繰り広げるというのが大まかな物語の流れ。
元々は社畜生活で疲れた心身を癒す為にペットを購入するのですが現代日本と異世界の行き来や様々なトラブルに巻き込まれ社畜時代より大変そう💦
面白い展開になったところで日本と異世界の舞台が変わる場面が多かったので消化不良気味になったのは残念でした。
主人公の佐々木は魔法を手に入れてもそれに頼りっきりになる事なく誠実な人間性と頭を使って問題を解決していこうとする姿勢は良かったですし声優陣の演技もとても素晴らしかったですね。
しかし、誠実さを前面に出しているにも関わらず隣に住む少女が問題を抱え毎日玄関の前で座っているのにお菓子や飲料を与えておしまいというのは違和感を覚えました。(十分、親切な方だとは思いますが…)
1期のラストを見る限り少女の謎が2期で明かされそうな雰囲気がありましたので、その辺りは気になるところ。
全体を通して色々な要素を詰め込み過ぎたせいで全てが中途半端になっているなというのが正直な感想。
しかし、難しい設定の作品ですし2期を視聴して改めて評価してみたいなと思います。
声優
杉田智和(佐々木)、悠木碧(ピーちゃん)、鬼頭明里(お隣さん)、高橋李依(星崎)、富田美憂(エルザ)、水瀬いのり(マジカルピンク)、置鮎龍太郎(阿久津)、安元洋貴(ミュラー子爵)、福山潤(アドニス王子)、浪川大輔(フレンチ)、岩田光央(マルク)、玄田哲章(セバスチャン)、乃村健次(ディートリッヒ伯爵)、島田敏(ハーマン)、大空直美(二人静)

 

 

㊱俺だけレベルアップな件

 

 

ジャンルファンタジー・バトル・アクション
原作原作:Chugong・作画:Dubu(D&C WEBTOON Biz )
放送時期2024年(全12話)
制作A-1 Pictures

 

あらすじ
異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”が突如発生してから十数年、世界には”ハンター”と呼ばれる超人的な力に覚醒した人間たちが出現する。ハンターはその力を使い、ゲート内のダンジョンを攻略し対価を得ることを生業としているが、強者揃いのハンター達の中で、「水篠 旬」は人類最弱兵器と呼ばれる低ランクハンターとして生活していた。ある日、低ランクダンジョンに隠された高ランクの二重ダンジョンに遭遇し、瀕死の重傷を負った旬の目前に謎のクエストウィンドウが現れる。死の間際、クエストを受けると決断した旬は、自分だけが「レベルアップ」するようになり—!?
公式ホームページより引用:https://sololeveling-anime.net/
レビュー
ダンジョンと繋がる『ゲート』が頻繁に発生し、そのダンジョン攻略を職業とするハンターがいる世界で「最弱兵器」と呼ばれるE級ハンターの水篠旬が自分だけレベルアップできるようになり強くなっていく姿を描いたアクション・ファンタジー。
基本的にハンターのランクは上がる事はない中で自分だけ強くなっていくというのは設定はなかなか面白かったと思いますしバトル・アクションものとして大事な作画も最後まで安定していたのはとても良かったと思います。
ウィンドウが出現しシステムメッセージが表示されるのでMMORPGぽっさを感じる事ができますが英語表記な部分は評価が分かれそう。世界観とマッチしていていたような印象で悪くはなかったかな。
ただし、レベルアップするようになってから急にビジュアルが別人のように変貌したり、イキり出す姿を見てしまうと身体的な強さを手にしたら気が大きくなる典型的なダメ人間という感じで不快感しかありませんでしたね。独り言も多過ぎる…
ストーリー的にも単調で薄っぺらく終盤は惰性で視聴しているような感じになりました。
2024年冬アニメの中ではトップクラスの人気を誇った本作ですが個人的には良い部分と悪い部分がハッキリしており評価が難しい作品。
声優
坂泰斗(水篠旬)、中村源太(諸菱賢太)、三川華月(水篠葵)、上田麗奈(向坂雫)、平川大輔(最上真)、東地宏樹(白川大虎)、銀河万丈(後藤清臣)、古川慎(犬飼晃)

 

 

㉟マッシュル

 

 

ジャンルファンタジー・バトル・アクション
原作甲本 一(集英社/ジャンプコミックス)
放送時期1期2023年・2期2024年
制作A-1 Pictures

 

あらすじ
ここは、魔法界。ここは、魔法が当然のものとして使用される世界。そんな魔法界の魔法学校に通う、マッシュ・バーンデッド──。家族との平穏な暮らしを守るため、魔法が使えないという事実を隠し、トップである「神覚者」を目指すことに。彼の鍛え抜かれた筋肉で、精鋭の魔法使いたちをも凌駕し「神覚者候補選抜試験」に臨む。鍛え抜かれたパワーがすべての魔法を粉砕する、アブノーマル魔法ファンタジー。
公式ホームページより引用:https://mashle.pw/
レビュー
魔法が全ての世界で魔法を使えない主人公のマッシュ・バーンデッドが家族との平穏な生活を守るために鍛え抜かれた身体能力を用いて『神覚者』を目指す物語。ハリポタを揶揄しているような作品とも言えるかもしれません。
魔法世界を筋肉でブチ壊していくという単純で爽快感のある如何にもジャンプらしい作品。
コメディタッチで描かれながらも仲間を得てお互いに信頼を深めていく様子はとても良かったですし、皆個性的かつイイ奴等で好感が持てました。
気楽に視聴できる作品ですし主人公も魅力的ですが筋肉+ギャグで物語が最後まで進んで行きますので途中で飽きがくる人も多そう。
ジャンプらしいと書きましたが対象年齢的にも大人より明らかに子供向けと感じましたので、大人におすすめする事は難しいかな…
序盤だけ見て面白いと感じれば視聴を続ければいいと思いますし、サムいと感じたならば切る選択をした方が賢明だと思います。良くも悪くも色々な意味で分かり易い作品。
声優
小林千晃(マッシュ・バーンデッド)、川島零士(フィン・エイムズ)、石川界人(ランス・クラウン)、江口拓也(ドット・バレット)、上田麗奈(レモン・アーヴィン)、平田広明(ナレーション)、諏訪部順一(ライオ・グランツ)、小野友樹(オーター・マドル)、島﨑信長(カルド・ゲヘナ)、梶裕貴(レイン・エイムズ)、子安武人(マーガレット・マカロン)、内山昂輝(カルパッチョ・ローヤン)、麦人(ウォールバーグ・バイガン)、三木眞一郎(イノセント・ゼロ)、花江夏樹(セル・ウォー)

 

 

㉞処刑少女の生きる道

 

 

ジャンル異世界ファンタジー・アクション
原作佐藤真登(GA⽂庫/SBクリエイティブ)
放送時期2022年(全12話)
制作J.C.STAFF

 

あらすじ
かつて日本から訪れ世界に大災害をもたらした《迷い人》。彼らは過去に世界を滅ぼすほどの厄災をもたらしたことから「禁忌指定」となり、人知れず処刑する必要があった。《迷い人》の処刑を生業とする《処刑人》のメノウは、ある日、日本の少女・アカリと出会う。いつものように任務を遂行しようとしたメノウだが、アカリの“とある能力”により失敗に終わってしまう。アカリを確実に処刑するため、彼女を連れて、いかなる異世界人をも討滅可能な儀式場があるというガルムの大聖堂を目指すメノウ。殺されるために旅をしているとは知らず純粋に楽しむアカリの姿に、メノウのなかで何かが変わり始めていた。――これは、彼女が彼女を殺すための物語。
公式ホームページより引用:https://virgin-road.com/
レビュー
異世界に召喚される日本人(迷い人)。
迷い人は過去に厄災をもたらした事から処刑対象となっており、その処刑を執行する処刑人で主人公のメノウが実質不死身に近い能力を持つ迷い人でありメノウの処刑対象であるアカリを処刑する為に一緒に旅をする異世界ファンタジー作品。
メノウはアカリと旅をしながら強力な能力を持つアカリを殺す方法を画策しますが失敗を続け、いつしかアカリに対し情が移り、処刑人として葛藤する姿が描かれています。
1話目は『無能なナナ』と同様で強烈なインパクト。
しかし、全体を通して盛り上がりに欠ける部分もあり評価が難しいところ。
ただ、一風変わった異世界ファンタジー作品なので主人公最強、ハーレムのようなテンプレ的な異世界作品はお腹一杯という人は視聴しても損はないかもしれません。
キャラクターも処刑人という設定上、露出などは控えめですが美少女ですし、ほんの少し百合っぽいテーストもあり楽しめました。
2期を想定したようなラストでしたが、もし2期があるのならば、もう少し緩急を付けないと飽きられる可能性が高いような印象。
声優
佐伯伊織(メノウ)、佳原萌枝(アカリ)、金元寿子(モモ)、M・A・O(アーシュナ)、内田雄馬(ミツキ)、甲斐田裕子(フレア)、久保田民絵(オーウェル)、石見舞菜香(マノン)、春野杏(パンデモニウム)、渡辺明乃(シシリア)

 

 

㉝たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語

 

 

ジャンルファンタジー
原作サトウとシオ(GA文庫/SBクリエイティブ)
放送時期2021年
制作ライデンフィルム

 

あらすじ
都会から遠く遠く離れた村で暮らす少年・ロイド。軍人になる夢を抱く彼は何を隠そう「村で一番弱い男」。そんな彼が軍人を目指すことに周囲の村人は大反対。けれどもロイドの決意は固く、王都へと旅立っていきました。しかし、彼を含む村の人々はある重大な事実を知らなかったのです。自分たちがかつて世界を救った英雄の末裔で、全員が人間離れした力を持っていること。そして「村で一番弱い」ロイドも一般的には常識外れに強いことを……。身体能力バツグン!古代魔法も完璧!挙句の果てには家事もおまかせ!己の強さを勘違いした村人による無自覚最強ファンタジー、ここに開幕です!
公式ホームページより引用:https://lasdan.com/
レビュー
超人的な身体能力を持つ人々が住む伝説の村の中で最弱な主人公ロイドが憧れる「英雄のような軍人」になる為に王都に行き、そこで出会った仲間たちと共に奮闘する物語。
無自覚な俺tueeee系の作品。
正直、深みのあるストーリーではありませんしキャラデザもイマイチで女の子達の見た目も可愛くはありません。でも面白い子達が揃っています。
完全にコメディーに振り切った作品でギャグが合うか合わないかで評価は分かれそう。
個人的にはアニメを見れば見るほど小難しい設定とかは無い作品を見たくなる時が偶にあるので結構楽しめました。ミコナは変態過ぎ♪
気楽にアニメを見たい人、或いは子供さんなどにはおすすめ。
逆にストーリーや世界観のクオリティーを求める人には向かないと思います。
主人公ロイドは純粋無垢で鈍感過ぎるのでそれにイライラする人もいるかもしれませんね。
声優
花守ゆみり(ロイド)、茅野愛衣(マリー)、日岡なつみ(アルカ)、朝日奈丸佳(セレン)、津田美波(リホ)、伊藤美来(リホ)、山下誠一郎(アラン)、斉藤壮馬(ショウマ)、日野聡(メルトファン)、M・A・O(コリン)

 

 

㉜プラチナエンド

 

 

ジャンルファンタジー・サスペンス
原作大場つぐみ・小畑健(集英社ジャンプ コミックス)
放送時期2021年(全24話)
制作シグナル・エムディ

 

あらすじ
「私が“生きる希望”をあげる」架橋明日(かけはしミライ)は家族を事故で失い、引き取られた親戚のもとでも辛い日々を送っていた。全てに絶望した少年は、中学校を卒業したその日、ビルの屋上から身を投げる。しかし、少年はそこで1羽の天使と出会う――!?
公式ホームページより引用:https://anime-platinumend.com/
レビュー
13羽の天使が東京在住で生きる希望を見いだせない人間の中から13人の神候補をそれぞれ選び、その中から999日の期限内に神となる者を1人選ぶファンタジーとサスペンス要素が詰まった作品。
神候補同士で協力したり、殺し合いがある中、赤の矢、白の矢、翼、天使の階級、神候補と天使のペアというシステムはなかなか楽しめるものでしたし、良く出来ているなと感心しました。
生きる意味、神になったら何をしたいか、そもそも神になる意思はあるのか。13名の神候補それぞれ違う考えがありますし、見ている方も色々と考えさせられます。
評価が高い作品ではありませんが作画も良いですし、テンポも悪くなく個人的には良作くらいの評価はあります。
ただし、序盤から中盤にかけてのは主人公、架橋明日と花籠咲を見ているとイライラしてしまうかも…
そんな二人も物語が進むにつれ逞しく前向きになっていくのも、この作品の良さなのかもしれませんね。
声優
入野自由(架橋明日)、小倉唯(ナッセ)、M ・ A ・ O(花籠咲)、花江夏樹(ルベル)、森川智之(六階堂七斗)、茅野愛衣(バレ)、石川界人(生流奏)、井上喜久子(メイザ)、前野智昭(底谷一)、緑川光(バルタ)、前田佳織里(山田 美々々)、千葉翔也(南河水清)、土田大(星雅矢)、石川由依(弓木 愛美)、潘めぐみ(結糸向)、大西沙織(手毬由理)、山下大輝(中海修滋)、津田健次郎(米田我工)、竹内良太(ヤゼリ)、KENN(ペネマ)、朴璐美(オガロ)、平野文(ムニ)

 

 

㉛Lv1魔王とワンルーム勇者

 

 

ジャンルファンタジー・コメディ
原作toufu(芳文社・COMIC FUZ)
放送時期2023年(全12話)
制作SILVER LINK.×BLADE

 

あらすじ
勇者マックスが魔王を倒して、早10年――。急速に発展した社会のお荷物となったマックスは、自堕落な生活がたたり、見るも無惨なおっさんに成り下がっていた。そんな男の前に現れたのは、10年の時を経て復活を果たした魔王だった!力の大半が戻らず幼い姿となった魔王は、くすぶる男のために決意する。「余がそなたの面倒を見てやると言っておるのだ!」どん底勇者と最弱魔王が繰り広げるドタバタなワンルームライフ!ところが、その裏ではかつての勇者パーティが世界規模の陰謀を企ていて……!?行き着く先は再度の死闘か、あるいは――。
公式ホームページより引用:https://lv1room.com/
レビュー
当時は勇者軍対魔王軍で対峙していた勇者マックスと魔王が10年ぶりに再会。
しかし、10年の時を経て再開した勇者マックスの姿に当時の面影はなくただの自堕落なニート。(魔王を倒して勇者が不要となった世の中なので仕方の無い面もありますが…)
その姿を見てショックを受けた復活したばかりの魔王が勇者マックスを立ち直らせるべく奮闘していくファンタジー&コメディー作品。
復活した魔王の姿はほぼ幼女。そんな小さな身体で世話焼き女房のようにマックスと同居生活する姿は凄く可愛らしくてお気に入りのキャラになりました。
ただ、一緒に暮らして世話するばかりでなく、かつての勇者パーティーのメンバー間の対立を収める為にマックスを嗾けたりしながら物語は進んで行きます。コメディ要素をふんだんに取り入れテンポも非常に良く分かり易い設定なので退屈する事無く完走できました。
キャラデザ、作画ともに独特なので好みは分かれるかもしれませんが個人的にはおすすめできる作品だと思っています。
声優
中村悠一(マックス)、大空直美(魔王)、日笠陽子(ゼニア)、松岡禎丞(フレッド)、下野紘(レオ)、小清水亜美(ユリア)、小原好美(サラ)、伊藤静(あねご)

 

 

㉚望まぬ不死の冒険者

 

 

ジャンル ファンタジー
原作 丘野優(オーバーラップノベルス)
放送時期 2024年(全12話)
制作 CONNECT

 

あらすじ
「……絶対に、俺は神銀(ミスリル)になる」その決意を胸に冒険者になって早十年。レントは地道に剣の腕を磨き、知識を蓄え、冒険者組合(ギルド)へ貢献しながらも銅級下位のまま。それでも毎日のように迷宮に潜り、努力を続けていた。そんな中、低位迷宮《水月の迷宮》で未踏破区域を発見するが、そこで遭遇した《龍》に喰われてしまう。命運尽き果てたと思われたレントだが、何故か意識を取り戻した――最弱の魔物・スケルトンとして。それでも絶望に陥ることなく己にできることを模索するレント。手始めに魔物の特性である《存在進化》を利用して上位の魔物を目指し、人間に戻る道を探すことに。不死者(アンデッド)となったレントは、再び神銀級冒険者を目指す。
公式ホームページより引用:https://nozomanufushi-anime.jp/
レビュー
ミスリル冒険者を目指す主人公で銅級冒険者のレントが龍に喰われ死は免れますがアンデッド化。
それでも、ミスリル冒険者になる事を諦めず人間の姿に戻る方法を模索しながら歩んでいく物語。
レントは冒険者としての能力が高い訳ではないのですが、真面目かつ経験豊富で信頼も厚い男。
アンデッド化して絶望的な状況でも諦めず真面目に一歩ずつ前に進もうとする姿に好感が持てました。
また、多くの言葉を交わすわけではありませんが、レントとロレーヌの中にある信頼関係もとても素敵だなと感じました。
自身がミスリル冒険者を目指すという物語の本筋以外の部分でも駆け出しの冒険者達に対して知識や経験を活かし、能力に見合った攻略方法を教えるなど全体的に温かみを感じられ、レントの性格と同様、非常に真面目なファンタジー作品で派手さはありませんが丁寧に作り上げられておりテンポも良く個人的には楽しめました。
声優
鈴木崚汰(レント・ファイナ)、小松未可子(ロレーヌ・ヴィヴィエ)、長谷川育美(シェイラ・イバルス)、鈴代紗弓(リナ・ルパージュ)、イザーク(土岐隼一)、松田健一郎(クロープ)

 

 

㉙冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた

 

 

ジャンル異世界ファンタジー・バトル・アクション
原作門司柿家(アース・スターノベル)
放送時期2023年(全13話)
制作颱風グラフィックス

 

あらすじ
若き日に魔獣に襲われ片足を失った元冒険者ベルグリフは、故郷へと戻り村民と日々平穏に暮らす中、近くの森で捨てられていた女の子を拾い、自分の娘“アンジェリン”として男手一人で育て上げる。やがて成長した娘は父の背中に憧れて、冒険者になりたいと都のギルドへと旅立っていくのだった。それから5年後――心のどこかでまだ冒険者としての自分を夢見ている父。一方、娘は冒険者として最高位の「Sランク」になっていた…!?「小説家になろう」発、ハートフル異世界ファンタジー、堂々のアニメ化!
公式ホームページより引用:https://s-rank-musume.com/
レビュー
捨て子を拾い男手ひとつで育てた上げた元冒険者のベルグリフと父親に憧れ冒険者になりSランクまで上り詰めた娘アンジェリンを中心とした異世界ファンタジー作品。
異常なほどのファザコンであるアンジェリンと優しく強くて包容力のあるベルグリフのやりとりがとても微笑ましく温かい気持ちになりました。
この二人以外の登場キャラも基本的に優しく戦闘シーンも多いですがホッコリできる作品です。
とにかくベルグリフがカッコいいのでベルグリフ見たさに視聴していたというが本音。作中でもベルグリフの魅力に惹かれ周りに人が増えていく感じも良かった。
キャラデザは好みが分かれそうで正直、アンジェリンのビジュアルはパッとしない感じですがCVを担当する早見さんが良い仕事をされているなと感じました。強烈なヒロイン補正が掛かっています。(キャラデザは直ぐに慣れました)
評価は高くない作品ですが個人的には十分楽しめましたし続きが気になる展開で終ったので2期が制作される事を期待しています。
声優
早見沙織(アンジェリン)、諏訪部順一(ベルグリフ)、河瀬茉希(アネッサ)、大久保瑠美(ミリアム)、井上麻里奈(ヘルベチカ・ボルドー)、水野朔(サーシャ・ボルドー)、市ノ瀬加那(セレン・ボルドー)、高尾奏音(シャルロッテ)、浦和希(ビャク)、大塚芳忠(グラハム)、ファイルーズあい(マルグリッド)、戸谷菊之介(アシュクロフト)、杉田智和(ライオネル)、稲田徹(チェボルグ)、秋元羊介(ドルトス)、生天目仁美(マリア)

 

 

㉘ひきこまり吸血姫の悶々

 

 

ジャンルファンタジー・バトル・百合
原作小林湖底(GA文庫/SBクリエイティブ)
放送時期2023年(全12話)
制作project No.9

 

あらすじ
ムルナイト帝国の名門貴族ガンデスブラッド家の令嬢、テラコマリ・ガンデスブラッド。吸血鬼なのに血が飲めないコマリは、魔法が使えない、運動ができない、背が伸びないという三重苦に悩まされ、3年間の引きこもり生活を送っていた。しかし、ある日親バカの父がとんでもない就職先を見つけてくる。その名も『七紅天大将軍』!それは本来帝国の猛者しかなれず、3ヶ月に一度のペースで他国に戦争を仕掛け勝利しなければならない超ハードな役職。さらに部下たちは元犯罪者ばかりで将軍に就任したコマリに対して下剋上を狙う気満々……。絶対に断りたいけど、皇帝直々の任命なので辞めることすら許されない。本当の実力がバレたら即破滅なこの状況……それでもコマリはハッタリと可愛さを武器に己の任務を遂行する!「私がこれから為すことはな、単純極まりない覇業だ!すなわち、テラコマリ・ガンデスブラッドは――他の5カ国の大将軍を武力で全員ブチ殺し、ムルナイトの国威を全世界に喧伝してやるのだ!」最強(!?)吸血姫による歴史に残る快進撃がここに始まる!
公式ホームページより引用:https://hikikomari.com/
レビュー
タイトルからは想像できないくらい設定は割とゴチャゴチャというか複雑。
種族ごとに異なる六国が存在し、その六国の間で自国の力を誇示する為のエンタメ戦争を行っているのですが『魔核』の効果範囲内であれば死んでも蘇る事が可能な世界。しかし、神具と呼ばれる道具で殺されると蘇りは不可能。
このような世界で吸血鬼種の『七紅天大将軍』に選ばれてしまった小さくて弱くて運動音痴で血を飲めない主人公コマリがハッタリやメイドの助けを借りながら軍隊をまとめあげたり、争いの絶えない世界を変革していことする物語。
まず、キャラデザが私好みでしたしメチャクチャ可愛かった。特にヴィル。
コマリを筆頭に各キャラ個性的で様々な背景を持っており、その描写もシッカリされていましたね。
序盤からギャグテイストが強いのですが、それでいて途中でシリアスな場面も挟んでくるので物語の受け止め方として難しく感じました。
付随してコマリが戦う場面はシリアスで喋っているシーンが多く、スピード感に欠け、作品全体としてテンポが悪いような印象になってしまったのは残念な部分。
冒頭にも書いたように設定はゴチャゴチャですしジャンル的にも様々な要素も含んでいる為、どこに重点を置いて視聴するか見る人によって変わってきそう。
個人的にはコマリとヴィルが可愛かったので百合部分を楽しんでいましたし、もっと成分強めでも良かったかなという思いもあります。
良い部分、悪い部分ありましたがトータルで面白かったですし2期を期待しています。
声優
楠木ともり(テラコマリ・ガンデスブラッド)、鈴代紗弓(ヴィルヘイズ)、石見舞菜香(サクナ・メモワール)、ファイルーズあい(ネリア・カニンガム)、島袋美由利(アマツ・カルラ)、日笠陽子(カレン・エルヴェシアス)、雨宮天(ミリセント・ブルーナイト)、上田麗奈(メルカ・ティアーノ)、水野朔(ティオ・フラット)、杉山里穂(フレーテ・マスカレール)、花江夏樹(カオステル・コント)、水中雅章(ベリウス・イッヌ・ケルベロ)、畠中祐(メラコンシー)、小林裕介(ヨハン・ヘルダース)

 

 

㉗帰還者の魔法は特別です

 

 

ジャンルファンタジー・バトル・アクション
原作 Usonan(D&C WEBTOON Biz. )
放送時期 2023年(全12話)
制作アルボアニメーション

 

あらすじ
絶えず世界を侵食する異次元空間「影の世界」。その中でも最悪の災害と呼ばれる「影の迷宮」に人類は直面した。「デジール・アルマン」は仲間と共に「影の迷宮」最後のボス、破滅竜ボロミア・ナポールと対峙するも、世界は滅亡を迎えてしまう。全てが終わったと思った瞬間、デジールの目の前に広がる光景は…13年前の世界だった。自身の出身校でもある、帝国最高の魔法学園「へブリオン学園」の入学式まで戻ってきたデジール。きたる滅亡の未来を変えるべく、仲間たちを再び集めて世界を救うために立ち上がる!
公式ホームページより引用:https://returners-magic.com/
レビュー
『影の世界』のラスボスとの戦闘に敗れ自身も死に仲間も失った主人公デジール・アルマンが魔法学園時代に戻り次こそは仲間を失わぬ為に仲間達を再び集め鍛えて影の世界を攻略していく死に戻りファンタジー作品。
この作品の評価は高くないですが私はそこそこ楽しめました。
特に同じ学生ですが教師目線で仲間や敵対するグループの人間を育成していく感じは新鮮でしたね。とにかく影の世界攻略と仲間を絶対死なせないという目的がブレる事無く自分自身も今後仲間になるであろう人間も強くしていくという一貫性のあるストーリーはとても良かった。
あと、主人公は死に戻りで経験豊富なので落ち着きがあるのも良い部分。
作画については残念。動かし切れていないですしクオリティーの低さが目立ちました。
主人公の能力【逆算】もかなりチート。
テンポは悪いですが2期ありきで制作したような印象があり1期のラストはあの辺りで終えるのは理想的だったのではないでしょうか?
個人的には2期も楽しみにしています。
声優
寺島拓篤(デジール・アルマン)、鈴代紗弓(ロマンティカ・エル)、藤原夏海(プラム・シュナイザー)、瀬戸麻沙美(アゼスト・キングスクラウン)、井上喜久子(ブリジッド教授)

 

 

㉖戦闘員、派遣します!

 

 

ジャンル ファンタジー・バトル・コメディ
原作 暁なつめ(株式会社KADOKAWA/角川スニーカー文庫)
放送時期 2021年(全12話)
制作 J.C.STAFF

 

あらすじ
秘密結社キサラギ。今や地球上の誰もが知る大企業は、自ら悪の組織と名乗ってさまざまな悪事に手を染め、ヒーローたちを打ち倒し、ついに世界征服を成し遂げようとしていた。しかし、世界を手に入れれば大勢の戦闘員たちは不要になってしまう。このリストラ問題を解決すべく、キサラギの最高幹部たちは新たな侵略先として宇宙に狙いを定める。そして地球によく似た環境の惑星へ、「戦闘員六号」と美少女型アンドロイドの「キサラギ=アリス」を派遣するが、現地の人々は“魔王軍”の侵略を受けていて――。
公式ホームページより引用:https://kisaragi-co.jp/
レビュー
スパイ活動の為に地球とよく似た惑星『グレイス王国』に派遣された主人公の「戦闘員六号」と美少女型アンドロイドの「キサラギ・アリス」だったがグレイス王国には魔王軍が侵略中。惑星調査や惑星侵略がメインのはずが現地の戦士達と侵略してくる魔王軍を撃退していく物語。
『このすば』の原作者、暁なつめ氏の作品なのでギャグ全振りで作風は良く似ていますが、クズマさんと違って戦闘員6号は戦闘のスキルは秀でています。かなり表情がゲスイですが。悪行ポイントというシステムも作品にマッチしていましたね。
物語はドタバタコメディでかなりのハイテンポで進んで行きますので退屈しません。当たり前のことなのですが『このすば』好きであれば楽しめる可能性は非常に高いでしょう。
逆に下ネタやコメディ要素多めな作品が苦手な人には全く合わないと思います。
ギャグ全振りと書きましたが、それだけでなく現地で出会い一緒に戦う仲間に情が湧き、本来の使命との間で葛藤する戦闘員六号の姿が上手く描かれていると感じました。
キャラも個性的で愛着が湧きますね。個人的にはグリムがお気に入り。
声優
白井悠介(戦闘員六号)、富田美憂(キサラギ・アリス)、菊池紗矢香(スノウ)、村上奈津実(ロゼ)、髙橋ミナミ(グリム)、渡部紗弓(アスタロト)、日高里菜(ベリアル)、石原夏織(リリス)

 

 

㉕究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら

 

 

ジャンルRPG・バトル
原作土日月(KADOKAWA /MF文庫J )
放送時期2021年(全12話)
制作ENGI

 

あらすじ
冴えない高校生・結城宏がひょんなことから入手したフルダイブRPG『極・クエスト』。技術の粋を集めて作られたこのゲームは「リアルを極めた」という謳い文句に違わず、グラフィック、NPCの挙動、草木の香りや肌をなでる風、すべてが究極の出来映えであった――リアル過ぎて、クリア不可能なほど「めんどくさい」ゲームである、ということ以外は。「フラグ数10,000,000,000,000,000以上!? 身体能力も現実そのままかよ!!」「ええ。殴られれば痛いし、斬られれば数日は傷が治らない。史上最高にリアルなゲームよ!」報酬は達成感のみ。軽い気持ちで遊べない、史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!
公式ホームページより引用:https://fulldive-rpg.com/
レビュー
リアルを極め過ぎたフルダイブRPG『極・クエスト』を不本意な形で入手した主人公、結城宏(ヒロ)のゲーム内と現実での成長を描いた作品。(身体能力や五感はある程度現実に近いゲーム)
VRMMO系の作品は個人的に好きで数多く視聴しています。評価の低い作品ですが本作も結構なお気に入り。間違いなくクソゲーなのですが中毒になりそう
リアルを追求し過ぎて過疎っている『極・クエスト』をプレイする事で現実の世界で大きな失敗をし様々な事から逃げているヒロが少しずつ変化していくのですが容赦なくヒロの心の傷をエグるような事を言うNPCやゲームのガイド役的な玲於奈がとても面白いですし変に気を遣っていない所がとても良かった。不快に感じる人もいるでしょうが、弄る事でヒロもある程度開き直れたでしょうし作品的にもかなり大事な部分であったと思っています。称号でも弄られまくってましたね。
ヒロは本当にヘタレかつ弱いでので俺tueeeeを求めている人には不向きかもしれませんがVRMMO系ではとても斬新な設定で高く評価したいです。
ゲス過ぎ、ぶっ飛んだ性格の玲於奈はお気に入りのキャラになりました。
合う合わないがハッキリ分かれると思いますが少し変わったVRMMO系作品を見たいと思っている人にはおすすめ。原作者の土日月氏は『慎重勇者』の原作者でもあるので、あの作品が自身に合ったかどうかで視聴する判断をしても良いかもしれません。
声優
山下大輝(結城宏)、竹達彩奈(如月玲於奈)、ファイルーズあい(アリシア)、井澤詩織(ミザリサ)、古賀葵(結城楓)、石谷春貴(マーチン)、小西克幸(ギンジ)、日野聡(テスラ)、松岡禎丞(神居宗一郎)

 

 

㉔金装のヴェルメイユ

 

 

ジャンルファンタジー・ラブコメ・バトル
原作原作:天那光汰・作画:梅津葉子(月刊少年ガンガン/スクウェア・エニックス)
放送時期2022年(全12話)
制作Staple Entertainment

 

あらすじ
王立オルティギア魔法学院――。召喚魔術が成功せず留年の危機に瀕していた学院生のアルトは、偶然見つけた古びた召喚魔術の本から魔法陣を描き、封印されていた悪魔ヴェルメイを召喚してしまう。彼女は古来より恐れられる“悪魔”であり、厄災をもたらす強大な力を持っていた。使い魔となったヴェルメイには定期的に魔力を供給する必要があり、その方法は濃厚なキスをすること。そんな2人の関係にやきもきする幼馴染みのリリア、そして前代未聞の使い魔に呆然とする生徒たち。最強の使い魔と契約したアルトは、目標である偉大な魔法使い“魔導を極めし者”(プラチナスクエア)を目指す。崖っぷち魔術師と不健全な悪魔のお姉さんの王道ファンタジー開幕!
公式ホームページより引用:https://vermeilingold.jp/
レビュー
【オルティギア魔法学院】を舞台とし、魔法使いとして高みを目指す生徒たちと主人公アルトと使い魔ヴェルメイの恋愛を描いたファンタジーラブコメ。
ヴェルメイは長い期間封印されていた為、魔力が低下しておりアルトとキスをする事で魔力を補給するのですが、ご主人様と使い魔という関係やキスなどにより二人の関係が進展していきます。キスだけなのですが結構エッチな感じ。ここに関しては好き嫌いが分かれるかも。
幼なじみのリリアもアルトに対して好意を持っているのですが性格が真っすぐで優しさを持っており、それでいてアルトに対してはド変態という愛すべきキャラ。
ラブコメだけでなくファンタジーとしてもシッカリとしておりアニメの終盤部分ではヴェルメイが封印されるに至った背景も描かれています。バトルに関してヴェルメイが悪魔だという事を知る者達がヴェルメイを悪用しようと色々と仕掛けてきますがアルトはヴェルメイを守る為に徐々に強くなっていくという感じ。キャラデザは好み。作画は酷くはないですが少し物足りない印象。
評価はあまり高くない作品ですが個人的にはファンタジーラブコメとして楽しめました。
声優
広瀬裕也(アルト・ゴールドフィルド)、内田真礼(ヴェルメイ)、倉持若菜(リリア・クーデルフェイト)、岡野友佑(マルクス・パールストン)、石原夏織(シャロル・イリデッセンス)、中村桜(フランソワ)、花澤香菜(エレナ・キンバーライト)、興津和幸(シンオウジ・リューガ)、杉山里穂(ジェシカ・シュバルツ)、天海由梨奈(クリス・ウェストランド)、子安武人(オブシディアン)

 

 

㉓シャングリラ・フロンティア

 

 

ジャンルSF・ファンタジー
原作硬梨菜・不二涼介(講談社/週刊少年マガジン)
放送時期2023年10月~2024年3月・連続2クール(全25話)
制作C2C

 

あらすじ
ディスプレイを使用するゲームが、レトロゲームに分類されるようになった、少しだけ未来の世界。この世界では、最新のVR技術に内容が追いついていない“クソゲー”が存在していた。そんなクソゲーをクリアすることに情熱を捧げる1人の“クソゲーハンター”陽務楽郎。彼が次に挑んだのはクソゲーの対極、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』。最強クソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚、開幕。
公式ホームページより引用:https://anime.shangrilafrontier.com/
レビュー
クソゲーばかりをプレイしてきた主人公、陽務楽郎(サンラク)が神ゲーと評されるVRMMO『シャングリラ・フロンティア』をプレイしその冒険の様子を描いた作品。
個人的にこの手のジャンルは結構好きなので本作のアニメ化も楽しみにしていました。
率直な感想はバトルのクオリティーは高く登場キャラも個性があり面白いですし、今までプレイしてきたクソゲーの中で知り合ったキャラとの絡みやシャングリラ・フロンティアの為に敢えてクソゲーをプレイして得るものがあったりする所はとても良いと思います。
設定に関しては無理があるなと思う人がいるのではないかという箇所もあります。例えばサンラクがシャングリラ・フロンティアをプレイし始めたのはリリースから約1年後でプレイヤー数3000万人のゲームであるにも関わらず7つの最強種を誰ひとり倒せていないことなど。いくらレアモンスターとはいっても…
そして、連続2クールの作品にありがちなテンポの悪さ。同じ映像を何度も見させられるのは苦痛です。
あと、主人公がずっと被り物をしているというのは好みが分かれそう。
良い部分、悪い部分を書いてきましたが、先が気になる展開ですし面白い部分も沢山ありますのでフルダイブが好きな人にはおすすめです。あと個人的にはエムルがとても可愛く魅力的に感じました。日高さんの声がマッチしています。
声優
内田雄馬(サンラク)、和氣あず未(サイガ-0)、日笠陽子(アーサー・ペンシルゴン)、小市眞琴(オイカッツォ)、日高里菜(エムル)、大塚明夫(ヴァイスアッシュ)、花守ゆみり(サイガ-100)、千本木彩花(アニマリア)、山下誠一郎(オルスロット)、富田美憂(ビィラック)、松田颯水(ピーツ)、安野希世乃(エルク)、瀬戸麻沙美(遠き日のセツナ)、速水奨(墓守のウェザエモン)

 

 

㉒七つの魔剣が支配する

 

 

ジャンルファンタジー・バトル
原作宇野朴人
放送時期2023年(全15話)
制作J.C.STAFF

 

あらすじ
舞台は名門・キンバリー魔法学校。ここでは卒業までに2割の生徒が、魔道の探究により再起不能や行方知れず、または発狂した末に死に至る。いわゆる、“魔に呑まれる” という——。その入学式、覚悟と共に学園の門をくぐる1人の少年・オリバー=ホーン。穏やかで理性的だが、その胸の奥底に秘めたる意志を感じさせる。そんな彼を中心に、様々な出身、背景を持つ少年・少女たちがこの学校に集い、魔法使いとなるべく切磋琢磨していくが、魔境と呼ばれるキンバリーの脅威が彼らに牙をむく。仲間と出会い、様々な困難に立ち向かうオリバーを待ち受ける運命とは――。
公式ホームページより引用:https://nanatsuma-pr.com/
レビュー
キンバリー魔法学校入学の歓迎パレードで魔法生物が暴れ出し、それに立ち向かった主人公オリバーと同じ新入生が仲間となり様々な困難に立ち向かう物語ですが、裏ではオリバーが母親を殺したキンバリー魔法学校の教師に対する復讐を遂行していくというテーマもあります。
個人的に好きな作品のひとつでもある『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』の原作者、宇野朴人氏が本作も手掛けており原作は複数の賞を獲得するライトノベル。
世界観やバトルシーンはとても練られておりテンポも良いですし各キャラにスポットライトを当てているのも良い所。作画はかなりのクオリティ。
登場キャラも多く、世界観、舞台設定は複雑なので疲れている時に流し見するような作品ではありません。
惹きつけられる部分も多く楽しめましたが正直、1期だけでは原作の良さを発揮しきれていないように感じました。
タイトルにある「七つの魔剣」についても1期では殆ど触れられていませんし壮大なスケールの作品なので、もし2期が制作されれば、それを見て判断したいというのが個人的な感想です。
素材は間違いなく良いので楽しみにしたいですね。
声優
田丸篤志(オリバー・ホーン)、貫井柚佳(ナナオ・ヒビヤ)、山田美鈴(ミシェーラ・マクファーレン)、大和田仁美(カティ・アールト)、杉山里穂(ピート・レストン)、菅原慎介(ガイ・グリーンウッド)、千葉翔也(リチャード・アンドリューズ)、加隈亜衣(ヴェラ・ミリガン)、茅野愛衣(オフィーリア・サルヴァドーリ)、伊丸岡篤(サイラス・リヴァーモア)、日野聡(アルヴィン・ゴッドフレイ)、山本和臣(カルロス・ウィットロウ)、田中敦子(エスメラルダ)、興津和幸(ルーサー・ガーランド)、東地宏樹(ダリウス・グレンヴィル)

 

 

㉑勇者、辞めます

 

 

ジャンルファンタジー・コメディー
原作クオンタム(ファンタジア文庫/カドカワBOOKS刊)
放送時期2022年
制作EMTスクエアード

 

あらすじ
魔王軍の侵攻から世界を救った勇者レオ。しかしその強さは平和な世を迎えた人間にとっても脅威となり、ついには聖都から追放されてしまった。地位も名誉も居場所も失い、彷徨う勇者が行き着いた先は――ボロボロの魔王軍!?人への恨みか自暴自棄か、魔王に正体を隠しつつ、四天王と共に軍の立て直しに挑むレオ。引退勇者の大仕事、その先に待つものは……?
公式ホームページより引用:https://yuuyame.com/
レビュー
世界を救った主人公で勇者のレオはあまりの強さに人々の脅威となってしまい追放され、敵対していた魔王軍の面接を受ける所から始まる物語。
あまり評価は高くありませんが、救ったはずの世界から追放されたレオの背負っているものや心情、魔王軍に入った目的などストーリは奥深いものがあると感じました。
魔王軍のキャラは個性的で愛着を持てましたし、モノローグを多用しながらもテンポも良く1クールで上手く纏めたという印象。中盤までは魔王軍各キャラの教育係的な感じで進みますがそれ以降は展開が大きく変わります。
斬新な切り口の作品だと思いますし、これが転生という設定でなかったのも、とても良かった。
個人的には良作だと思っています。
声優
小野賢章(レオ・デモンハート)、本渡楓(エキドナ)、伊藤静(シュティーナ)、大和田仁美(リリ)、内山夕実(メルネス)、稲田徹(エドヴァルト)、鈴木みのり(ディアネット)、松岡美里(ジェリエッタ)

 

 

⑳甘城ブリリアントパーク

 

 

ジャンルファンタジー・ラブコメ
原作賀東招二(富士見書房/富士見ファンタジア文庫)
放送時期2014年
制作京都アニメーション

 

あらすじ
謎の美少女転校生・千斗いすずから強引に遊園地デートの誘いを受けた可児江西也。わけもわからず連れて来られたのは、さびれたアトラクション、ダメダメなサービスの日本一残念な遊園地・甘城ブリリアントパーク。その支配人だという“本物の”お姫様・ラティファに引き合わされた西也は、なぜか突然、閉園の危機にあるパークの再建を託されてしまう。そして、そこはただの遊園地ではなく――!?
公式ホームページより引用:https://www.tbs.co.jp/anime/amaburi/
レビュー
主人公、可児江西也が閉園の危機に陥っている『甘城ブリリアントパーク』をそこで働く普通の人間や魔法の国メープルランドの住人達と協力し来場者を増やす為に奮闘する物語。
ジャンルとしてはラブコメ、ギャグ、微エロ、ファンタジーなど多くの要素が詰め込まれています。
最初は前向きでなかった西也やゲスイマスコット達もお客さんが増える毎に信頼関係を深めていきますし仕事や甘ブリに対する愛を感じられてとても良かった。ラティファの為に必死になる西也はカッコ良かったですね。
特に物語前半部分が素晴らしい出来でした。それと8話の西也が過労と夏風邪で倒れ、マスコット達が魔法を使って代わる代わる西也に変装して高校に通う話はかなり笑わせてもらいました。
タイトルやキャラデザで敬遠している人には是非見て頂きたい作品。OPも好き。
ただし、クセが強く好き嫌いはハッキリ分かれる作品だと思いますので序盤で合わないと思ったら見続ける必要はないと思います。
声優
内山昂輝(可児江西也)、加隈亜衣(千斗いすず)、藤井ゆきよ(ラティファ・フルーランザ)、川澄綾子(モッフル)、白石涼子(マカロン)、野中藍(ティラミー)、相坂優歌(ミュース)、黒沢ともよ(シルフィー)、三上枝織(コボリー)、津田美波(サーラマ)

 

 

⑲魔都精兵のスレイブ

 

 

ジャンルファンタジー・バトル
原作原作:タカヒロ・作画:竹村洋平(少年ジャンプ+/集英社)
放送時期2024年(全12話)
制作Seven Arcs

 

あらすじ
日本各地に、突如として謎の門が出現。その先の異空間『魔都』には女性にのみ食べた者に特異な能力をもたらす桃が存在し、『醜鬼』(しゅうき)と呼ばれる怪物を退治するため、女性兵による戦闘集団『魔防隊』が組織された。活躍できる場所を求めていた男子高校生・和倉優希はある日、魔都へと迷い込むと醜鬼に襲われてしまう。そこへ駆けつけたのは魔防隊七番組の美しき組長・羽前京香。京香の能力で奴隷(スレイブ)と化した優希は力を開花させ、醜鬼を見事打ち倒し、奴隷 兼 魔防隊の管理人として醜鬼と戦うことに。“飼われる少年”のバトルファンタジー、ここに開幕!
公式ホームページより引用:https://mabotai.jp/
レビュー
『魔都』と呼ばれる異空間に出現する『醜鬼』を退治する為の組織、魔防隊。そこに所属する特殊能力を持った女性達と唯一の男性である主人公、優希が女性達の奴隷となり活躍するバトルファンタジー作品。
女性が主役の異空間『魔都』で優希は奴隷としての仕事を全うすると魔防隊の女性から、ご褒美が貰えるのですがそのご褒美は男性にとって性的に喜ばしい事でかなりエロい描写が多く硬派な作品が好みな人には向かないと思います。
個人的にはエロ描写多めの作品は苦手なのですが、魔防隊六番組組長、出雲天花というキャラの大ファンなのでこの作品は例外。優希が不快な男性キャラじゃないというのも大きいかと思います。
タカヒロ氏は『アカメが斬る!』の原作者としても有名ですが、『アカメが斬る!』に登場するエスデスも大好きで、基本的にこの方の作品に登場する女性キャラは私の好みに合っているのかもしれません。
ストーリー的にも良いですが原作の作画よりはかなり劣る印象でここは残念な部分でした。
本作に関しては酷評している人も多いですし賛否が分かれる作品ですが私自身はとても楽しめました。原作未読でも序盤部分で合う合わないを判断できると思いますので取り敢えず視聴してみるのも悪くないかも。
声優
広瀬裕也(和倉優希)、鬼頭明里(羽前京香)、宮本侑芽(東日万凜)、日野まり(駿河朱々)、立花日菜(大川村寧)、内田真礼(出雲天花)、稗田寧々(東八千穂)、上田麗奈(サハラ)、楠木ともり(謎の女)、千本木彩花(銭函ココ)、日高里菜(湯野波音)

 

 

⑱ティアムーン帝国物語

 

 

ジャンルファンタジー・タイムリープ
原作餅月望(TOブックス)
放送時期2023年(全12話)
制作SILVER LINK.

 

あらすじ
「首が…ある!? 幼く…なってる!?」大国・ティアムーン帝国で“わがまま姫”と蔑まれた 20 歳の皇女ミーアは、民衆の革命によって断頭台で処刑された。はずが、目覚めると 12 歳の頃にタイムリープしていた!どうやらここは、やり直しの世界――彼女の枕元に置かれていたのは、処刑される前に自らが綴った血染めの日記。第二の人生を歩み始めたミーアは、帝国の立て直しを決意。帝国の未来のため?民衆を飢饉から救うため?内戦により命を落とす多くの兵士のため?じゃない! すべてはギロチンの運命を回避するため!!「こ、これぐらいわたくしにかかれば簡単ですわ!」小心者で、保身上等&自己中最強のポンコツ姫が、自分のために大奮闘。わがまま姫様の行動がまさかの奇跡を巻き起こす、歴史改変ファンタジーが始まる。
公式ホームページより引用:https://tearmoon-pr.com/
レビュー
ワガママし放題で周りの人間や民に迷惑をかけていたティアムーン帝国の皇女ミーア姫が革命により20歳でギロチン処刑されるも12歳にタイムリープ。
第二の人生ではギロチン処刑を回避する為だけに必死になって歴史を改変していこうとする物語。
ミーア姫が自分の都合の為だけに歴史を改変しようと動くのですが、全ての行動が良い方向に解釈され帝国の英知などと評され人望を得ていく様子がコメディタッチで描かれています。
一般的なこの手の作品は悪役令嬢系を筆頭に心を入れ替え、まるで別人になったかのように振舞う主人公が多いですがミーア姫の自己中は相変わらずで、徐々に変化していくというのが本作の見所。そして、ミーア姫に関わる人間の勘違いをナレーションが的確に視聴者に伝えていたのが面白さを引き立てていました。
物語の構成としては序盤にシリアス場面を持って来て、要所で処刑に至る経緯がシッカリと描写されていたので理解もし易かったですしテンポも良かった。
しかし、周りの勘違いでトントン拍子に問題を解決する展開が続くので、もう少し苦難に陥ったりするなど変化が合っても良さそう。
トータルではかなり楽しめましたし個人的には良作以上の評価はあっても良いかと思います。作画も安定、OPも作風にマッチしていました。
声優
上坂すみれ(ミーア・ルーナ・ティアムーン)、楠木ともり(アンヌ・リトシュタイン)、梅原裕一郎(ルードヴィッヒ・ヒューイット)、松岡禎丞(アベル・レムノ)、堀江瞬(シオン・ソール・サンクランド)、高尾奏音(ティオーナ・ルドルフォン)、東山奈央(ラフィーナ・オルカ・ヴェールガ)、増田俊樹(キースウッド)、斎藤楓子(リオラ・ルールー)、高橋李依(クロエ・フォークロード)、古川慎(ディオン・アライア)

 

 

⑰天才王子の赤字国家再生術

 

 

ジャンルファンタジー・国家戦略
原作鳥羽徹(GA 文庫/SB クリエイティブ)
放送時期2022年冬(全12話)
制作横浜アニメーションラボ

 

あらすじ
覇権国家の脅威に晒される弱小国家・ナトラ王国。若くして国を背負うことになった王子・ウェインは、補佐官のニニムに支えられながら、才能を活かした見事な手腕を発揮し始める。でも、この国……めちゃくちゃ詰んでる!内政に手を入れようにも金がない。よそから奪おうにも軍事力がない。まともで優秀な人材は他国に流出してしまう。「早く国売ってトンズラしてえ」ウェインの願いは、とっとと隠居して悠々自適の生活を送ること。大国に媚を売り、国を売れば夢が叶うはず。しかし、外交も軍事も予想外の方向へ転がってしまい……!?知恵を機転で世界を揺るがす天才王子の弱小国家マネジメント、ここに開幕!
公式ホームページより引用:https://tensaiouji-anime.com/
レビュー
弱小国家ナトラ王国の王子ウェインが知略を用いて国家運営していく物語。
国家運営や建国系作品は好きですが特に国家運営作品は設定や戦略の緻密さを必要とし難しいジャンル。
本作はその重要な部分がとてもチープで、ご都合主義感が否めませんでしたが、そこを受け入れる事が出来るかどうかで大きく評価が変わってきそう。
タイトルに『天才』とありますが天才というより機転の利くペテン師タイプ。
ある意味、主人公であるウエィンの能力が突出し無双する訳ではありませんので理解ある周りのキャラも立ってバランス的には良かったのかもしれません。
作画はまずまずでキャラデザに関してはスマートで個人的には好みでした。
本当はもう少し戦略だったり駆け引きの部分で緊張感を持って視聴したかったのですが、ウェイン、ニニム、ロアとの掛け合いは小気味よく面白かったですし求めていた部分と違う所で楽しめました。
気楽に視聴する分にはおすすめできます。
最後にウェインではなく妹のフラーニャこそ『王』に相応しかったのではないかなと思っています。
声優
斉藤壮馬(ウェイン・サレマ・アルバレスト)、高橋李依(ニニム・ラーレイ)、千本木彩花(フラーニャ・エルク・アルバレスト)、東山奈央(ロウェルミナ・アースワルド、ロワ)、日笠陽子(フィシュ)、榊原優希(ナナキ)、菅生隆之(ハガル)、濱野大輝(ラークルム)、大塚明夫(グリュエール)、釘宮理恵(トルチェイラ)

 

 

⑯うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。

 

 

ジャンルファンタジー・日常
原作CHIROLU(HJノベルス/ホビージャパン)
放送時期2019年
制作MAHO FILM

 

あらすじ
若くして頭角を現し、近隣にその名を知られる凄腕冒険者の青年「デイル」。とある依頼で深い森へと足を踏み入れた彼は、ガリガリにやせ細った幼い魔人族の少女「ラティナ」と出逢う。罪人の烙印を押されたラティナをそのまま放置できず、保護者になることを決意したデイルだったが――「ラティナが可愛すぎて、仕事に行きたくない」――気づけばすっかり親バカ全開に!?
公式ホームページより引用:http://uchinoko-anime.com/
レビュー
腕の立つ冒険者デイルがとある依頼で訪れた森で憔悴しきった魔人族の少女ラティナと出会う所から始まるファンタジー作品。
親を失い誰も助けてくれる人がいないラティナを引き取り自分の娘として育てていく親バカな物語なのですが、何故か見ているこちらもラティナの成長を見守るような心境になってしまう不思議な作品。ラティナが独りになるのを物凄く恐れており健気で可愛らしいのでデイルが親バカになる気持ちも理解できます。
魔物や盗賊との戦闘もありますが基本的には日常を描いており、デイルの下宿先である料理店の店主夫婦やお店に通う冒険者、同じ学舎に通う友人達に愛され成長していくラティナの姿が描かれています。
ありそうで無かった設定の作品で個人的には楽しめましたし良作以上の評価。
デイルやラティナ以外の登場キャラも心が温かく個性的なキャラばかりで全員でラティナを見守り育てているような雰囲気があり見ているとほっこりとした気持ちになりました。子供達も正義感があってカッコ良かったですし出会えてよかった作品のひとつです。
作画に関しては制作会社がMAHO FILMという事もあって察しの通りという感じですが最初から最後までラティナにだけは気合が入っていたのは評価しても良いのではないでしょうか。
声優
高尾奏音(ラティナ)、岡本信彦(デイル)、小山剛志(ケニス)、沼倉愛美(リタ)、桑原由気(クロエ)、高野麻里佳(シルビア)、田村睦心(ルディ)、広瀬ゆうき(マルセル)、福原かつみ(アントニー)

 

 

⑮落第騎士の英雄譚

 

 

ジャンルファンタジー・アクション・バトル・ラブコメ
原作海空りく(GA文庫 / SBクリエイティブ刊)
放送時期2015年秋(全12話)
制作SILVER LINK.・Nexus

 

あらすじ
己の魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い≪魔導騎士≫その学園に通う黒鉄一輝は、魔導騎士としての能力が低すぎて留年した≪落第騎士ワーストワン≫だった。そんな彼は、10年に一人の天才と呼ばれる≪A級騎士ナンバーワン≫の異国の皇女ステラ・ヴァーミリオンから一方的に決闘を挑まれる。だが、彼は周囲の予想に反し勝利してしまう。一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だった。騎士の頂点を争う戦いの中で最底辺から並み居る強敵を倒し駆け上がっていく一輝。かつての《落第騎士ワーストワン》は、やがて《無冠の剣王アナザーワン》としてすべての騎士から注目されるようになっていく。そして圧倒的な才能不足を克服して高みを目指す一輝に、ステラは次第に惹かれていく…
公式ホームページより引用:https://www.ittoshura.com/
レビュー
生まれ持った才能が無く能力値Fランクの主人公、黒鉄一輝が『七星剣武祭』で優勝する事=魔導騎士養成学校『破軍学園』卒業を目指し自己研鑽する姿や仲間達との関係性を描いた作品。
バトル、アクション、ラブコメ、微エロ、ハーレム要素がありますがハーレム要素は薄く気にならない程度。
ストーリーの軸はシッカリしていますし、一輝はストイックで努力を惜しまず最後まで信念を貫いており視聴していて気持ちいい作品でした。
バトルシーンでの心理描写が繊細で迫力、爽快感もあり魅力的なバトルシーンに仕上がっています。
また、一輝の決め台詞である「僕の最弱(さいきょう)を以って、君の最強(さいきょう)を打ち破る!」も何だかカッコ良く、クサイセリフだなとは感じませんでした。
割と頻繁に入る微エロ要素やOP・EDは好みではありませんでしたがバトルものとしては良作以上、ラブコメとしては平均点くらいの評価。
少し古い作品ではありますが、おすすめです。
声優
逢坂良太(黒鉄一輝)、石上静香(ステラ・ヴァーミリオン)、東山奈央(黒鉄珠雫)、浅沼晋太郎(有栖院凪)、小林ゆう(綾辻絢瀬)、金元寿子(東堂刀華)、東内マリ子(新宮寺黒乃)、相坂優歌(日下部加々美)、井口裕香(西京寧音)、橘田いずみ(折木有里)、M・A・O(兎丸恋々)、潘めぐみ(御祓泡沫)、松岡禎丞(桐原静矢)、細谷佳正(倉敷蔵人)、有本欽隆(黒鉄龍馬)

 

 

⑭真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました

 

 

 

ジャンルファンタジー・バトル・アクション
原作ざっぽん(KADKAWA/角川スニーカー文庫)
放送時期1期2021年秋(全13話)・2期2024年冬(全12話)
制作1期ウルフズベイン×スタジオフラッド・2期スタジオフラッド

 

あらすじ
「君は真の仲間ではない──」最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦力外を言い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。
「──はぁ、あんときは辛かったなぁ」レッドが抜けた事で賢者達が大パニックになってるとは露知らず、当の本人は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが・・・・・・「私もこのお店で働いていいかな? 住み込みで!」突如かつての仲間であるお姫様が自宅まで訪ねてきて!?”のんびり楽しい薬屋経営”、”お転婆姫とのイチャイチャ生活”、報われなかった英雄による素晴らしき第2の人生がはじまる!
公式ホームページより引用:https://shinnonakama.com/
レビュー
本作は生きとし生けるもの全てに神様より【加護】が与えられる世界で加護により才能であったり性格に影響が出る事から、この加護との向き合い方が肝となっている作品。
この加護に振り回されたり、縛られる者やその加護と向き合い上手く付き合っていく者。
タイトルにスローライフとあるのにスローライフしていないじゃないかというツッコミもあるかと思いますが、見た目で分かるような、のんびりとして戦いもない平和な生活という意味ではなく、この加護に縛られずに自分をシッカリと持って自分らしく過ごしていく事こそがスローライフであると伝えたかったのではないでしょうか?
1期だけで判断すると中途半端な部分は多いですが、徐々に加護と向き合い、自身の考えを持つ者が増え2期ではスローライフ感は増しています。
徐々に加護について深掘りされていきますし良作だとは思いますが、2期に登場する勇者ヴァンが加護の影響をもろに受けているとはいえサイコパス過ぎて正直、きつかったですね。
ティセとうげうげさんは相変わらず可愛い。
声優
鈴木崚汰(レッド)、高尾奏音(リット)、大空直美(ルーティ)、雨宮天(ヤランドララ)、八代拓(アレス)、内田彩(テオドラ)、三宅健太(ダナン)、釘宮理恵(ティセ)、天﨑滉平(アルベール)、山中真尋(ゴンズ)、芹澤優(タンタ)、徳井青空(ナオ)、三品建(ミド)、東山奈央(メグリア)、利根健太朗(ディル)、魚建(ニューマン)、上田燿司(ストームサンダー)、花守ゆみり(ヴァン)、加隈亜衣(ラベンダ)、三上哲(リュブ枢機卿)、内田彩(エスタ)

 

 

⑬プランダラ

 

 

ジャンルファンタジー・アクション・バトル
原作水無月すう
放送時期2020年
制作GEEKTOYS

 

あらすじ
「廃棄戦争」と呼ばれた未曾有の大戦後の世界、アルシア。そこは、強者が弱者から自らの存在を示す「数字(カウント)」を奪い取る、弱肉強食の世界。そんな世界で、2人は出逢う。仮面で素性を隠しながらも、エッチなことが大好きで、弱き者たちのために太刀を振るう青年・リヒトー。母の遺言を頼りに「伝説の撃墜王」を探して旅をする、健気でひたむきな少女・陽菜。2人の出逢いをきっかけに、「数字(カウント)」がすべてを支配する世界の謎が、少しずつ明らかになっていく—「そらのおとしもの」の水無月すうがおくる、渾身のヒロイックアクションファンタジー開幕!
公式ホームページより引用:http://plunderer-info.com/
レビュー
ハッキリと世間の評価が低いファンタジー作品。
しかし、個人的には世界観もストーリーは悪くないですし結構楽しめました。
身体に浮かび上がるカウントに支配された世界を舞台にした物語でアビスや撃墜王などの謎も多く、特に2クール目から盛り上がっていきます。
メインキャラよりサブキャラ達の方が魅力的という一風変わった作品。
一貫性がない部分も多々ありましたが、ジェイル中尉は強い信念を持っておりブレないですしカッコ良かった。
続編があれば更に面白くなりそうな予感。
ただし、シリアスな部分とコメディー・エロ要素が唐突に入れ替わる所はどうにかならなかったものか…
園原というキャラにもかなりの不快感を感じました。
声優
中島ヨシキ(リヒトー・バッハ)、本泉莉奈(陽菜)、梅原裕一郎(ジェイル・マードック)、小澤亜李(リィン・メイ)、市川蒼(ペレ)、伊藤静(ナナ)、悠木碧(園原水花)、東地宏樹(アレク)、関俊彦(シュメルマン)

 

 

⑫勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う

 

 

ジャンルファンタジー・アクション・バトル
原作深山鈴・茂村モト
放送時期2022年
制作EMTスクエアード

 

あらすじ
「――レイン。君はクビだ」勇者と共に魔王討伐を目指すビーストテイマーのレイン。
ところがある日、仲間から役立たずと罵られ、勇者パーティーを追放されてしまう。自由に生きようと冒険者の道を選んだレインは、試験の最中、魔物に襲われている少女カナデに遭遇。カナデを逃すために身を挺すが、彼女は魔物を一撃で倒してしまう。カナデこそ規格外の力を持つ「最強種」の一つ、猫霊族の少女だった!レインの才能と優しさに惹かれたカナデが告げる。「私を、使役してみる?」最強の猫耳少女と契約し、冒険者として新たな人生を歩み始めるレイン。だが、レインを追放した勇者たち、そして別の「最強種」がその力に気づき――。
公式ホームページより引用:https://beasttamer.jp/
レビュー
勇者パーティーを追放された主人公、レインが冒険者になり最強種と出会い契約しその最強種の能力を自身が得て強くなっていくというストーリー。
ハーレム要素、主人公最強系の作品ですが、主人公の性格が良いので不快感は全くありません。
しかし、勇者パーティーのメンバーや敵対するキャラは最悪で胸糞展開もかなり多いので、ご注意を…
ビーストテイマーが主人公という設定はなかなか面白かったと思いますが、ストーリーにもう一捻りあっても良かったかも…
友情や仲間の大切さを描いた作品で萌えハーレム作品としても楽しめると思います。
声優
千葉翔也(レイン)、和氣あず未(カナデ)、大久保瑠美(タニア)、田中美海(ソラ)、指出毬亜(ルナ)、高野麻里佳(ニーナ)、高橋李依(ステラ)

 

 

⑪最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。

 

 

ジャンルサバイバル・ファンタジー
原作ほのぼのる500(TOブックス)
放送時期2024年(全12話)
制作STUDIO MASSKET

 

あらすじ
その少女のスキルは、魔物を手懐ける『テイマー』。ただしランクは、最弱の『星なし』。最弱テイマーのアイビーは、不吉な子供として村から追われ、『捨て場』のゴミを拾いながら冒険の旅を始めた。か弱いレアスライムや、凶暴な魔物アダンダラと友達になったアイビーは、魔物たちの特殊能力と、前世の記憶による大人顔負けの洞察力で、あらゆる困難をくぐり抜ける。かわいい少女と、かわいい魔物による、ほのぼのサバイバルファンタジー。
公式ホームページより引用:https://saijakutamer-anime.com/
レビュー
5歳になると皆、教会の儀式でスキルを授けられる国に生まれた少女がテイマー(魔物を手なずける)というスキルを授けられますが星無しと判明し家族や村の人間から忌み嫌われ命を狙われる事となり、そこから逃げ、ゴミ捨て場でゴミを拾いながら旅をしていくサバイバル・ファンタジー作品。
評価はあまり高くないようですが率直にかなり面白かったです。表現が難しいのですが面白かったというより綺麗な心で視聴できたというのが正しいのかな…語彙力が足りなくてすみません💦
序盤は胸糞悪い展開が続きますが逆にアイビーに感情移入しやすく物語全体を通してアイビーを見守り応援するような気持ちで視聴出来ました。
ありがちな最弱と言われているけど実はチート能力を持っているというような事もなくテイムしたソラとシエル、そして旅の道中で出会う人々の温かさに触れアイビーの心情が変化していく部分を中心に描かれています。ソラもシエルもとても可愛かった。
アイビーとソラは弱い者同士だから出会え仲間になれたという解釈はとても素敵でしたね。
また、OPの楽曲も作画も本当に素晴らしくアイビーの背景を知った上で見ると涙が出そうなくらい感動しましたね。今まで視聴したアニメのOPの中でもトップクラス。
少しテンポが遅く中盤辺りからメリハリが無いように感じられた部分は残念。
しかし、この作画を維持して2期を期待したい作品ではあります。
声優
鈴木愛奈(アイビー)、田村睦心(ソラ)、麦穂あんな(シエル)、平野文(ルーバ)、三宅健太(オグト)、鳥海浩輔(ヴェリヴェラ:)、てらそままさき(セイゼルク)、八代拓(ラットルア)、杉田智和(ボロルダ)、安元洋貴(リックベルト)、井上麻里奈(ミーラ)、土岐隼一(トルト/マルマ)、中島ヨシキ(ロイグルト)

 

 

 

⑩ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん

 

 

ジャンルファンタジー・ラブコメ
原作恵ノ島すず(カドカワBOOKS)
放送時期2023年(全12話)
制作手塚プロダクション

 

あらすじ
「ツンが強い!ツンが強いぞ、リーゼロッテ!」王太子であるジークヴァルトは突然聞こえた神の声に困惑した。神曰くジークヴァルトの婚約者・リーゼロッテは“ツンデレ”で、“破滅”の未来を迎えるらしい……?彼女のキツめの言動は、全て照れ隠し!?神が解説する彼女の本心が可愛くて一人悶えるジークヴァルトは、知る由もなかった。実は神の正体が、ゲーム実況と解説をするただの高校生だと……。乙女ゲーム『まじこい』で遊んでいた自分たちの声が、突然、ゲームの攻略対象キャラ・ジークヴァルトに届くようになった“神”こと実況の遠藤くんと解説の小林さん。2人は、どのルートを選んでも破滅を迎えるリーゼロッテを救うべく、ときに的確に、ときにリーゼロッテの“ツンデレ”に悶えながら、ジークヴァルトに実況と解説を届けていく。神託(※ゲーム実況)を頼りに婚約者を救え!隠したい本音がダダ洩れな悪役令嬢のバッドエンド回避なるか!?現実の高校生の実況と解説が、乙女ゲームに“神の声”として届く!?リアルとゲーム世界が交差する、ファンタジー・ラブストーリー。
公式ホームページより引用:https://tsunlise-pr.com/
レビュー
乙女ゲーム「マジカルに恋をして」を実況と解説をつけながらプレイしていた高校生で放送部所属の遠藤君と小林さんの声が突然ゲーム内のキャラに届くように。
「マジカルに恋をして」のヒロインでありツンデレ悪役令嬢のリーゼロッテが悲惨の運命を辿る事を知っている二人はリーゼロッテや周りのキャラが不幸な運命を辿らないようリーゼロッテの婚約者ジークヴァルトに神の声を届けハッピーエンド目指して乙女ゲーをプレイするファンタージーラブコメ作品。
この作品、評価はイマイチですが個人的にはメチャクチャ面白かったです。
まず、悪役令嬢ものは多いですが実況と解説の声が届くという設定はぶっ飛んでいますし、ゲーム内のキャラの恋愛だけでなく、ゲームをプレイしている遠藤君と小林さんの恋愛も同時に楽しめる所は斬新。二つの世界が上手く繋がっているなと感心しました。
そして、ゲームの登場キャラが個性的で皆いい奴ばかり。
ツンが強過ぎるリーゼロッテの性格を神の声を通じて理解し悶えるジークヴァルトが男なのにとても可愛い。
後半ちょっと微妙な部分もありましたが設定、ファンタジー要素、恋愛要素、コメディ要素上手くバランスが取れていたと思います。ちょっと変わった設定の作品を見てみたいという人にはおすすめ。
声優
楠木ともり(リーゼロッテ・リーフェンシュタール)、中村悠一(ジークヴァルト・フィッツェンハーゲン)、石川界人(遠藤碧人)、花澤香菜(小林詩帆乃)、富田美憂(フィーネ)、杉田智和(バルドゥール・リーフェンシュタール)、逢坂良太(アルトゥル・リヒター)、堀江瞬(ファビアン・オルテンブルク)、八代拓(レオン・シャッヘ)

 

 

⑨ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン

 

 

ジャンルファンタジー・ミリタリー
原作宇野朴人
放送時期2016年
制作マッドハウス

 

あらすじ
隣接するキオカ共和国と戦争状態にある大国、カトヴァーナ帝国。その片隅で一人の青年が戦乱に巻き込まれようとしていた。名はイクタ・ソローク。戦争嫌いの怠け者で女好きという、およそ軍人とはかけ離れた人物だ。幼馴染であるヤトリシノ・イグセムとともに高等士官試験を受けていた彼は、二次試験への送迎船で、看護学校出身のハローマ・ベッケル、旧軍閥名家のマシュー・テトジリチ、そしてヤトリと同じく忠義の御三家の一角、レミオン家のトルウェイ・レミオンと出会うこととなる。道中、彼らと賑やかな時間を過ごしていたその時、突如船が座礁する。総員退艦となり脱出する5人……だが、そこで一人の少女が船から海へ落ちる姿が目に入る。ためらわず、大荒れの海に飛び込むイクタ。そして、彼は少女の小さな手を握った。時に帝暦905年。それが後に常怠常勝の智将と呼ばれた男と、帝国最後の皇女と呼ばれた女の初めての邂逅。“約束された敗北”へと向かう、物語の発端である――。
公式ホームページより引用:http://alderamin.net/
レビュー
怠け者で戦争嫌いだが戦略に長けた主人公、イクタ・ソロークと幼馴染のヤトリシノ・イグセムを中心としたファンタジー戦記。
戦略、戦術などが好きな人にはおすすめの作品です。
イクタの理念がブレないところや各キャラの成長、見せ場があったのはとても良かった。
ただし、精霊について説明不足だったのは残念。
キャラデザインは好みが分かれそう。
トータルとしては面白く良作と言える作品だと個人的には思います。
声優
岡本信彦(イクタ・ソローク)、種田梨沙(ヤトリシノ・イグセム)、水瀬いのり(シャミーユ・キトラ・カトヴァンマニニク)、金本涼輔(トルウェイ・レミオン)、間島淳司(マシュー・テトジリチ)、千菅春香(ハローマ・ベッケル)

 

 

⑧ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する

 

 

ジャンル異世界ファンタジー・タイムリープ
原作雨川透子(オーバーラップノベルスf)
放送時期2024年(全12話)
制作スタジオKAI×HORNETS

 

あらすじ
公爵令嬢リーシェ・イルムガルド・ヴェルツナーには秘密があった。それは『20歳で命を落としては5年前の婚約破棄の瞬間に戻る』こと。商人、薬師、侍女、騎士など様々な生き方を存分に満喫してきたが、7回目を迎えた今回の人生こそ長生きしてごろごろすると決心する。しかし、決意を胸に城を飛び出そうとしたところ、残虐と名高いガルクハイン国の皇太子アルノルト・ハインと邂逅。彼こそ騎士人生でリーシェを殺した張本人だが、妙に気に入られ――「願わくはどうか――どうか、俺の妻になってほしい」生き残るため、戦争を起こさせないため、過去に得た経験を駆使し、敵国の花嫁となったリーシェの7回目の人生が始まる。
公式ホームページより引用:https://7th-timeloop.com/
レビュー
20歳で死んで婚約破棄された瞬間に戻るを繰り返す異世界タイムリープ作品。
主人公のリーシェは6回目の人生で自分を殺したガルクハイン国の皇太子アルノルトの婚約者となるのですが実はこれまでの人生全てでアルノルトが引き起こした戦争に巻き込まれて死んでいます。
7回目の人生ではこれまでの人生で得た知識や経験、人脈を活かしアルノルトが戦争を起こさないよう奮闘していく物語。
チープ過ぎず、かと言って重すぎずバランスが取れており物語の構成もシッカリとしている為、とても見やすい作品となっています。
リーシェはビジュアルも良いですし性格的にも前向きでどんな困難な状況にもめげずに立ち向かっていく姿が本当に素敵。
そして、アルノルトもビジュアルが良くミステリアスな雰囲気がありながらも常に余裕を感じられメチャクチャカッコイイ。作画も非常に良かったのではないでしょうか?
恋愛部分では両者とも奥手な感じでキュンキュンしちゃいました。リーシェもアルノルトもこれまで視聴してきたアニメのメインキャラの中でもトップクラスに魅力的。
ひとつ気になるのはタイトルに『悪役令嬢』とありますが、リーシェは真逆の女性で悪役令嬢を求めている人には合わない可能性があるかも。
他国との外交的な部分や自国の内政など政治的な部分も面白く個人的には良作以上の評価をしています。
声優
長谷川育美(リーシェ・イルムガルド・ヴェルツナー)、島﨑信長(アルノルト・ハイン)、伊瀬茉莉也(テオドール・オーギュスト・ハイン)、土岐隼一(オリヴァー・ラウレンツ・フリートハイム)、立花慎之介(ケイン・タリー)、小野大輔(ミシェル・エヴァン)、福原かつみ(カイル・モーガン・クレヴァリー)、津田美波(エルゼ)、清水彩香(ディアナ)、井上和彦(ルドガー・ラルス・ローヴァイン)

 

 

⑦キノの旅-the Beautiful World- the Animated Series

 

 

ジャンル ファンタジー
原作 時雨沢恵一(電撃文庫)
放送時期 2017年(全12話)
制作 Lerche

 

あらすじ
主人公の人間キノと言葉を話す二輪車エルメスは、世界をあちこち旅している。世界のあちこちには個性豊かな国があり、人々は自分たちなりの法や常識をもって暮らしていて、キノとエルメスはそんな国々を訪れ、基本的に3日間だけ滞在し、また次の国へと旅立っていくのだ。そんなキノとエルメスの旅の話は、時に優しく、時に哀しく、時に滑稽で、時に胸に突き刺さる。そして、珠玉の物語たちは、一言では言い表せない鮮烈な光景を私たちに見せてくれるのだ。“美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい”世界を。
公式ホームページより引用:https://www.kinonotabi-anime.com/
レビュー
ひとつの国に3日間だけ滞在するというルールのもと、キノと喋る二輪車エルメスの旅を描いたファンタジー作品。
1話完結というか各話毎に滞在する国が変わり、独自かつ不思議な文化や社会体制を持った国々を旅します。
キノはとても冷静な主人公で傍観者的なキャラクター。
この設定がとても良く、視聴者が主役になれるというか委ねられている感があり物語の感じ方を大きく変えるような本作にとって凄く重要な設定となっていると感じました。余計な説明が無いのもとても良かったですね。
個人的には全話面白かったかというと、そうでもないのですが全12話の中で何話か心を揺さぶられるような話もあり、これも見る人によって、どの話が面白かったか大きく変わってくる事でしょう。
『魔女の旅々』とよく比較される本作ですが、やっている事は確かにソックリ。しかし、受ける印象は全く別物というのが私個人の感想でどちらが良い悪いとかいう次元の話ではないと思っています。
声優
悠木碧(キノ)、斉藤壮馬(エルメス)、梅原裕一郎(シズ)、松田健一郎(陸)、佐倉綾音(ティー)、Lynn(師匠)、興津和幸(相棒)

 

 

⑥解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ

 

 

ジャンルファンタジー
原作原作:岡沢六十四・漫画:るれくちぇ(Kラノベブックス/講談社)
放送時期2023年冬(全12話)
制作エンカレッジフィルムズ

 

あらすじ
「解雇ですか……?」魔族で魔法が使えない無能といわれ、突然の解雇宣告を告げられた魔王軍の暗⿊兵⼠・ダリエル(30代)。故郷を追放され、偶然、森で助けた村娘・マリーカとの出会いにより、⼈間族のラクス村に流れ着く。魔族ではパスできないはずの冒険者登録に受かってしまい、⼿のひらには⼈間族にしか使えないはずのオーラが宿る!?駆け出し冒険者ダリエルとして、のんびりできないドタバタなセカンドライフがいま始まる。
公式ホームページより引用:https://ankokuheishi-anime.com/
レビュー
無能を理由に解雇されるが実はメチャクチャ有能だったという、テンプレ的な追放系作品。
タイトルに「スロー」とありますがバトルシーンも多く、主人公ダリエルのセカンドライフは激しめなので本格的なスローライフを求めている人には向かないかも。
キャラデザや作画はイマイチですが物語の構成は割とシッカリしていて凝ったものではありませんが起承転結はシッカリとしておりラストも納得できる終わり方でした。
愛すべきキャラクターも多く、コメディー要素も良い塩梅で取り入れられており、テンポ良く楽しく気楽に見れる作品。
ヒロインのマリーカは可愛らしく一途で誰にでも分け隔てなく接する事のできる強さを持っており魅力的でした
唯一、気になったのは魔王軍四天王のひとりドロイエだけはダリエルが魔王軍を解雇される前から能力を認め好意を持っていたように見えたのですが後半全く登場しなくなってしまったこと。
評価の高い作品ではありませんが個人的には楽しめましたし良作以上の評価はあります。スローライフ系では上位。
最後にあまり話題になっていませんがOPテーマHinanoさんの【CHANGE MAKER】 は今まで見たアニメの中でも屈指。歌唱力も素晴らしく大好きなOPです。
声優
杉田智和(ダリエル)、藤田茜(マリーカ)、阿部敦(バシュバーザ)、柿原徹也(ガシタ)、大久保瑠美(ゼビアンテス)、鬼頭明里(レーディ)、中原麻衣(ドロイエ)、鶴岡聡(ベゼリア)、立花慎之介(リゼート)、浜田賢二(エンビル)、渡部恵子(エリーカ)、岩崎ひろし(スミス)、てらそままさき(グランバーザ)、井上和彦(アランツィル)、工藤夕希(サトメ)、手塚ヒロミチ(セッシャ)、大泊貴揮(フィットビタン)

 

 

⑤赤髪の白雪姫

 

 

ジャンルファンタジー・恋愛・青春
原作あきづき空太(白泉社刊・月刊LaLa)
放送時期1期2015年(全12話) ・2期2016年(全12話)
制作ボンズ

 

あらすじ
林檎のような赤髪の娘、白雪。その珍しさを気に入ったラジ王子の愛妾にされかかり、生まれ育った国を出ることに。隣国の森に辿り着き、そこで出会い、力を貸してくれたのはクラリネス王国の第二王子・ゼン。これは出会った二人が互いの手をとり、様々な人との出会いの中で足音を重ね、道を行く物語――。
(1期あらすじ)
公式ホームページより引用:http://clarines-kingdom.com/
レビュー
原作は少女漫画。
赤髪の主人公、白雪がラジ王子の「めかけ』にされるのを嫌がり生まれ育ったタンバルンを出て辿り着いたクラリネスという町で出会った人々と友情を育んだり、恋をしたり、自分の進むべき道を見つけたりする物語。
少女漫画ですが恋愛要素が濃くないので男女問わずに楽しめる作品。
白雪は一本筋の通った女性ですし、登場するキャラが個性的かつ魅力的。
この作品は色々な見方ができ白雪とゼンの関係、恋の進展を見るのも勿論良いのですが、白雪と出会い変化していくラジ王子を中心に見るのも面白いですし、オビを中心に見るのも良いかもしれませんね。色々なキャラから物語を見れるような構成が本当に素晴らしいと思います。
1期、2期共に楽しめましたが個人的には2期の方がより楽しめました。
テンポ、雰囲気がとても良い作品なのでおすすめしたいです。
声優
早見沙織(白雪)、逢坂良太(ゼン)、梅原裕一郎(ミツヒデ)、名塚佳織(木々)、岡本信彦(オビ)、三瓶由布子(リュウ)、甲斐田裕子(ガラク)、:福山潤(ラジ)、豊永利行(巳早)、石田彰(イザナ)

 

 

④ソードアートオンライン

 

 

ジャンルファンタジー・アクション・バトル
原作川原礫
放送時期1期2012年・2期2014年・3期1部2018年~2019年・3期2部2019年~2020年
制作A-1 Pictures

 

あらすじ
2022年。人類はついに完全なる仮想空間を実現した。VRMMORPG(仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム)「ソードアート・オンライン」のプレイヤーの一人であるキリト。
SAOの世界を満喫していた彼は、ログインした他の1万人のプレイヤーと共にゲームマスターから恐るべき託宣を聞かされる。それは、ゲームをクリアすることだけが、この世界から脱出する唯一の方法であること。
そして、このゲーム内でゲームオーバーは、現実世界での“死”を意味すること。それが、このゲームの恐るべき全貌であった。キリトは、いち早くこのMMOの“真実”を受け入れ、パーティーを組まないソロプレイヤーとして、終わりの見えない死闘に身を投じていく……。
公式ホームページより引用:https://www.swordart-online.net/aincrad/
レビュー
超人気作品のソードアートオンライン。
VRMMORPG【ソードアートオンライン】のプライヤ―であるキリト。
あらすじに書いてある通りゲーム内の死は現実世界での死。ゲームのクリアだけが死を回避する唯一の方法と知らされ奮闘していく物語。ゲームであってゲームではない世界。
当時の作品としては画期的と言うか心を掴まれる設定で1話目を見て多くの人が先が楽しみ、面白そうだと感じると思います。
しかし、そこから先は人によって評価が別れそう。
個人的には1期のサチの話が一番心にグッとくるものがありました。
作画も素晴しい。
主人公のキリトが俺TUEEEしているとかハーレム要素が気に入らないと言われますが別にハーレムしているとは感じませんしバトルでは結構、苦戦している場面もあります。
ただ、キリト、アスナともに魅力的に感じる事もなかったのが正直な感想です。
声優
松岡禎丞(キリト)、戸松遥(アスナ)、竹達彩奈(リーファ)、伊藤かな恵(ユイ)、日高里菜(シリカ)、高垣彩陽(リズベット)、平田広明(クライン)、安元洋貴(エギル)、早見沙織(サチ)、山寺宏一(茅場晶彦)、沢城みゆき(シノン)

 

 

③ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

 

 

ジャンルファンタジー・バトル・アクション
原作大森藤ノ
放送時期1期2015年・2期2019年・3期2020年・4期2022年
制作J.C.STAFF

 

あらすじ
迷宮都市オラリオ──『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。
未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。「よし、ベル君、付いてくるんだ! 【ファミリア】入団の儀式をやるぞ! 」「はいっ! 僕は強くなります! 」どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。これは、少年が歩み、女神が記す、── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──
公式ホームページより引用:https://danmachi.com/danmachi/index.html
レビュー
神様ヘスティアと契約した英雄に憧れる主人公ベルの成長を描いたファンタジーアニメ。
ベルは最初は弱いですが特殊な能力?で成長速度が速く、どんどん強くなっていきます。
性格は良いのですがナヨナヨ系の主人公なので好き嫌いはハッキリ分かれそう。
登場ヒロインが多く、ハーレム要素あり。皆が可愛いのはポイント高いですね。
バトシーンも迫力がありますし作画も素晴しいですが世界観についての説明不足は感じますね。
そして4期のテンポの悪さは異常。ちなみに5期の製作も決定しています。
王道的なRPGファンタジーアニメが好きな人にはおすすめです。
声優
松岡禎丞(ベル・クラネル)、水瀬いのり(ヘスティア)、内田真礼(リリルカ・アーデ)、細谷佳正(ヴェルフ・クロッゾ)、赤﨑千夏(ヤマト・命)、千菅春香(サンジョウノ・春姫)、興津和幸(カシマ・桜花)、井口裕香(ヒタチ・千草)、小若和郁那(ダフネ・ラウロス)、真野あゆみ(カサンドラ・イリオン)、渡辺明乃(アイシャ・ベルカ)、早見沙織(リュー・リオン)、大西沙織(アイズ・ヴァレンシュタイン)、日高里菜(ウィーネ)、戸松遥(エイナ・チュール)、石上静香(シル・フローヴァ)

 

 

②魔女の旅々

 

 

ジャンルファンタジー
原作白石定規(GAノベル/SBクリエイティブ)
放送時期2020年秋(全12話)
制作C2C

 

あらすじ
あるところに一人の旅人がいました。彼女の名はイレイナ。若くして魔法使いの最上位「魔女」となった才女です。幼いころに読んだ旅の物語に憧れて、流されるように気ままな長い旅を続けています。この広大な世界を自由に渡り歩き、わけのわからない可笑しな人や、誰かの美しい日常に触れながら、彼女は旅人として、これといった目的もなく、色々な国や人との出逢いを繰り返します。そして同じ数だけの――「構わないでください。私、旅人なものですから。先を急がなければならないのです」そんな魔女イレイナが紡ぐ、出逢いと別れの物語…。
公式ホームページより引用:https://majotabi.jp/
レビュー
最年少で魔女になった主人公イレイナの物語。
基本は1話は完結。
旅の道中での出会いや別れ、鬱展開もあり。
作画、音楽ともに素晴らしく雰囲気は最高のアニメだと思います。
ストーリー的には少し物足りない感じもありますが9話は個人的に面白かった。
イレイナはドライな性格ですが彼女なりに苦しんだり悲しんだり色々な感情を持っています。
しかし、旅人という設定上、その場所に長居する訳ではないのでこのドライな性格は作品にマッチしていたようにも感じました。
1期の終わり方は2期を予感させるもでしたが果たしてどうなるのでしょう。
声優
本渡楓(イレイナ)、花澤香菜(フラン)、黒沢ともよ(サヤ)、日笠陽子(シーラ)

 

 

①痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。

 

 

ジャンルファンタジー・コメディー・アクション・バトル
原作夕蜜柑(月刊コンプエース/KADOKAWA)
放送時期1期2020年冬(全12話)・2期2023年冬(全12話)
制作SILVER LINK.

 

あらすじ
人気のVRMMO「NewWorld Online」に超大型新人現る!?
あらゆる攻撃を無効化し、致死毒スキルでモンスターもプレイヤーも徹底蹂躙!
異常な戦いぶりから「歩く要塞」とも「ラスボス」とも呼ばれるそのプレイヤーの正体は、ただの美少女初心者だった!
何を隠そうこのメイプルは、>友人のサリーに勧められてゲームをスタートさせたばかり。
ゲーム知識に乏しく、ステータスポイントをVIT(防御力)に極振りしてしまい、最初はザコモンスターにすら翻弄される始末だったが……。
痛っ……くない!?
モンスターにどつき回されてもダメージゼロ、さらには運良く一撃必殺のカウンタースキルまで手に入れてしまう!
ひと癖もふた癖もある仲間たちも加わり、ますます成長していくメイプル。
ノーダメージな大冒険が幕を開ける!
公式ホームページより引用:https://bofuri.jp/season1/
レビュー
VRMMORPG「NewWorld Online」というゲーム内での物語。
タイトル通り「痛いのは嫌」という理由で大盾を選択し防御力特化でゲーム進める主人公メイプルはゲーム初心者という事もあり人とは違う自分らしさ全開のプレイスタイルで攻略していく事でチートスキルを獲得し運営を困らせるほど強くりますが「痛いの嫌」という可愛らしに反して見た目が少しグロかったりヘンテコなスキルにギャップを感じる事ができ楽しめました。
敵味方関係なく善良なプレイヤーがゲームを心の底から楽しんでいる雰囲気が心地よく視聴していてストレスは全く感じませんし作画も綺麗でこんなファンタジー世界のゲームをしてみたいなと思ってしまいました。女の子キャラも可愛かったですね。
本作の魅力は沢山ありますがテンポの良さが本当に素晴らしくバトルシーンも爽快感がありサクッと視聴する事が可能。
声優陣の演技も安定していますし、明るくポップな雰囲気を楽しみたいと思っている人にはおすすめ。
ちなみに私は各話ラストに出てくるネット掲示板のやりとりを停止して見てしまうほど本作のファンですが意外とそういう人は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
声優
本渡楓(メイプル)、野口瑠璃子(サリー)、早見沙織(カスミ)、新井里美(カナデ)、加隈亜衣(マイ)、諏訪ななか(ユイ)、杉山紀彰(クロム)、佐藤聡美(イズ)、小野賢章(ペイン)、山崎たくみ(ドレッド)、竹達彩奈(フレデリカ)、神奈延年(ドラグ)、佐藤利奈(ミィ)、山口勝平(シン)、石田彰(マルクス)、皆口裕子(ミザリー)、丹下桜(ドラぞう)

 

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