ReLIFE【アニメ】作品情報・2期・アニメ完結編の続きは漫画の何巻？評価レビュー

あらすじ

海崎新太（27歳）は、新卒として入社した会社を３ヶ月で退職。その後の就活もうまく行かず、親からの仕送りも打ち切られ田舎に戻ることを迫られる。悩みを打ち明けられる友達も彼女もいない……途方に暮れる海崎の前に謎の人物・夜明了が現れる。夜明は海崎にニートを対象にした社会復帰プログラム「リライフ」への参加をもちかける。その内容は、謎の秘薬で見た目だけ若返り、1年間高校生として高校に通うことだった―。
公式ホームページより引用：https://relife-anime.com/

レビュー

新卒で入社した会社でトラウマになるような出来事を経験し退職。退職後も就職活動が上手くいかずフリーターとして生活していた主人公、海崎新太がある日、社会復帰プログラムの参加を持ち掛けられ、若返った姿で高校3年生の1年間を過ごすという青春群像劇。
率直に言ってメチャクチャ感動しました。
やり直し系作品ではありますが、数多あるやり直し系作品とは違い高校3年生の1年間に非常に重みを感じさせる作品となっています。
設定やストーリー的に粗はありますが、それを補って余りあるほど面白いですし、この設定だからこそ感動を味わえたのではないかなと感じています。
メインで登場するキャラも全員好感が持てましたし、青春真っ只中の若者に積極的に関り力になる事で自身も成長していく正に『ReLIFE』の理想を現実にするような主人公でした。
誰しもが人生で躓いたり一度は若い頃に戻ってやり直したいと考えた事があるとは思いますが、本作ではやり直しができたからといって全員が全員上手くいく訳ではないという事も伝えているように感じました。
引き籠りになったりする要因は様々あるとは思いますが、そこに至るまでに一生懸命に生きた人や人間性の良さがある人でなければ、やり直してもきっと同じ結果になるであろうという事も伝えたかったのかもしれません。
現在進行形で引き籠ったり前に進む気力を失った人が視聴した場合、勇気を貰ったと感じれる人と逆に残酷さを味わう人、両極端に分かれる事でしょう。
原作者は幼少期に幾度も転校を経験し社会人では離職したり、フリーター、契約社員も経験した実体験を基に描かれたそうです。
最後にOPも良かったですし、EDの各話に合わせた90年代から2000年代前半のヒット曲のおかげで余韻に浸る事ができました。若い人よりある程度年齢を重ねている人の方が共感や感動を得られることでしょう。