憂国のモリアーティ PV・あらすじ
公式ホームページより引用:https://moriarty-anime.com/
レビュー
貴族が平民を蔑む英国の階級社会でモリアーティ教授が犯罪で革命を起こそうとする物語。
1話目から引き込まれりイッキ見。序盤では回想シーンを交えながら何故モリアーティが理想の国を作り上げる為に革命を起こそうと考えるようになったかなどが、きちんと描かれていて良かった。また、シャーロックホームズシリーズのモリアーティ教授より現代人に伝わりやすいカリスマ的な存在として魅力的に描かれたウィリアムに惹き込まれましたね。
1つの物語が1~2話構成でテンポ良く進むので分割2クールの24話ですが全く退屈する事はありません。原作を端折っている部分も多いので、この辺りは評価が別れそうですが尺の問題やテンポを考えると最善だったのかなと思っています。
モリアーティの思想に対しては人それぞれ感じる部分があるとは思いますが、絵に描いたようなクズ貴族が登場し、それらを成敗していく姿は日本で言えばどこか『必殺仕事人』のよう。
このアニメの評価はメチャクチャ高い訳ではありませんが個人的にはかなり好みで特に兄弟の絆、モリアーティとホームズの関係性が最高に素敵でしたね。
作画も音楽も素晴らしいですし是非、見て頂きたい作品です。
ジャンル・スタッフ・声優
ジャンル | サスペンス・推理 |
原作 | 構成:竹内良輔・漫画:三好輝(集英社/ジャンプSQ.) |
放送時期 | 1期1st2020年秋・1期2nd2021年春(全24話+OVA2話) |
制作 | Production I.G |
竹内良輔氏(構成)、三好輝氏(漫画)による漫画作品。
「集英社/ジャンプSQ.」2016年9月号より連載開始。
2023年1月号まで第一部が連載され、2023年4月号より小説のコミカライズ『憂国のモリアーティ-The Remains-』の連載が始まっています。
『第13回 全国書店員が選んだおすすめコミック」一般部門で2位。
累計発行部数は2023年2月時点で660万部を突破する人気作品となっています。
OPテーマ・EDテーマ
アーティスト名 | 楽曲名 | |
1期1stオープニングテーマ | 畠中祐 | 「DYING WISH」 |
1期1stエンディングテーマ | STEREO DIVE FOUNDATION | 「ALPHA」 |
1期2ndオープニングテーマ | 畠中祐 | 「TWISTED HEARTS」 |
1期2ndエンディングテーマ | STEREO DIVE FOUNDATION | 「OMEGA」 |
DVD・ブルーレイ
憂国のモリアーティ 視聴可能な動画配信サービス
注*配信状況は2024年5月30日時点のものになります。変更になる場合もありますのでご自身でよくご確認下さい。 各配信サービスのロゴをタップ或いはクリックしていただくとサイトに飛べますのでご活用下さい。
〇 | 〇 | 〇 | |||
〇 | 〇 | 〇 | |||
× | × | 〇 | |||
レンタル | 〇 | × |
憂国のモリアーティ アニメの続きは漫画の何巻から?
『憂国のモリアーティ』原作漫画の第一部は19巻で完結しています。
ちなみに第二部が開始する事も発表済み。
アニメ1期では自らの死をもって計画を完遂させようと考えたウィリアムとウィリアムを助けにきたシャーロックがタワーブリッジから落ち、生存している場面までが描かれました。
漫画だと14巻までの内容となっており続きが気になる人は15巻から読まれる事をおすすめします。
憂国のモリアーティ アニメ2期
アニメ『憂国のモリアーティ』2期については現段階では制作決定のアナウンスはありません。
円盤に関しましては1~8巻+OVA『憂国のモリアーティ~百合の追憶~』が発売されており1巻の売り上げが約1400枚。
しかし、近年は円盤売り上げが続編制作に与える影響は減っています。
ちなみに舞台『憂国のモリアーティ』の円盤売り上げは約4000枚でアニメより遥かに売れています。
重要な配信での人気ですが1stシーズンである2020年秋アニメでは『呪術廻戦』、『魔女の旅々』などが人気を得ていましたが『憂国のモリアーティ』も各サイトで上位にランクインしていました。
dアニメストアの気になる登録者数は約121000人。(2024年5月30日時点)
人気作品は80000人を超えているケースが多いのですが余裕でクリア。
同サイトの全期間ランキング(2012年7月1日から2024年5月1日)ホラー/サスペンス/推理部門で48位。(2024年5月30日時点)
まずまずの順位。
海外サイトの『Anime Corner』2020年秋アニメ総合ランキングでは8位で海外での評価も悪くない結果となっています。
グッズの売り上げに関しましては幅広く展開されており、現在でも新たな物が発売されているので好調そう。
原作人気に関しましては記事中にも書いた通り累計発行部数660万部突破で文句無し。
原作のストックに関しましては第一部が完結していて1期同様のペースで消化すると仮定しますと足りません。
三好輝氏とアニメの監督、野村和也氏との対談によると、アニメが中途半端な所で終るのはもったいないという話で元々、2クールで綺麗に終われるよう意識して制作を進めていたとのこと。
このような話と原作のストックを考えると続編が制作される可能性は限りなく低いのではないかと思っています。
対談について詳しくはこちらをご覧ください。