谷本観月 世界陸上女子マラソンで7位入賞!!天満屋・武富豊監督の育成力が凄い!!

陸上

 

2019年9月28日、日本時間の早朝6時にスタートした世界陸上女子マラソンで谷本観月選手(天満屋)が見事、7位入賞を果たした。

今回はこの女子マラソンを振り返っていく。

 

高温多湿のレース

 

世界陸上開幕前から女子マラソンや男女の50km競歩は中止になるのではないかという情報も流れていたが無事開催されることになった。

現地時間の深夜0時のスタートではあったが、気温は32℃湿度は70%を超える悪条件。

予想通りスローペースでレースは進んだが谷本選手を含む日本人3選手は40番手前後の集団で走っていた。

5km通過は先頭が18分20秒。谷本選手は18分50秒で通過。

元来、積極的に前を走る谷本選手だが気象条件を考えれば今回は少し控えて欲しいと個人的には思っていた。しかし、予想以上に遅い5km通過に不安がよぎる。

それでも、谷本選手は20kmまでほぼ同じペースで走った。どうやら、武富豊監督から「前半は冷静に走りなさい」という指示が出ていたらしい。

20kmを過ぎてから日本人3選手の集団がバラけ谷本選手が単独で前を追う形に。

この時点でも疲れは見受けられるず体もよく動いていた。

そこからは落ちてくる選手をひとりひとり拾っていき30km通過地点では10位まで順位を上げ入賞圏内が見えてくる。

そして、35km手前で7位に順位を上げ、その後も大きくペースを落とすことなく2時間39分9秒でフィニッシュ。

ゴール後は喜びを爆発させていたのが印象的だった。それもそのはず、谷本選手はMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)に見向きもせず世界陸上の日本代表になる事を選択し、公言通り入賞したのだから。

 

優勝したチェプンゲティッチ選手(ケニア)のフィニッシュタイムが2時間32分43秒というところを見ても如何に過酷な環境でレースが行われたかが分かる。チェプンゲティッチ選手は女子マラソン歴代3位の2時間7分台のタイムを持っている選手だからだ。

 

東京オリンピック女子マラソンで日本人選手がメダルを獲得できる可能性

 

今回の結果を受け、2020年の東京オリンピック女子マラソンで日本人選手がメダルを獲得する可能性が少しはあるのではないかと思えた。

今回の世界陸上の気象条件と東京オリンピックの女子マラソンが開催される時期の気象条件が同じだとは思わないが、過酷な状況下であれば海外勢の得意なスピードレースにはなりにくい。

そして、コース的には今回の周回コースより東京のコースの方がタフさを要求されるだろう。

あくまで個人的な予想だが猛暑の東京で2時間24分~25分で走り切れればメダル圏内に入れそうな気がしている。

先日のMGCを圧勝した前田穂南選手のフィニッシュタイムは2時間25分15秒。東京オリンピックではMGCの時より更に気温は高くなるだろうが前田選手も今まで以上に強くなるだろうし十分、達成可能なタイムのように思う。

悪条件下では速さより強さ。特にスタミナ面と暑さへの耐性は必須条件だ。

勿論、今後の成長次第では鈴木亜由子選手やまだ決まっていない3枠目の代表選手にもチャンスはあるだろう。

今回の世界陸上女子マラソンで谷本選手が色々な意味で日本の女子マラソンに勇気を与えてくれたように思う。

長い間低迷していた日本の女子マラソンだが徐々に復活しているのではないだろうか?

 

武富豊監督の手腕

 

これまでオリンピックに4人もの選手を送り出してきている武富監督。

東京オリンピックの代表に内定している前田穂南選手を含めると5人。

MGCで3位になった小原怜選手も代表に内定する可能性を大きく残している。

これだけ多くの選手をオリンピック代表に育て上げ、今回は谷本選手を世界陸上女子マラソン入賞に導いた手腕は紛れもなく本物だろう。

谷本選手は中学、高校と無名に近い存在であったが武富監督の指導や天満屋の実績ある選手と練習をする事で才能を伸ばしてきた。

マラソンで将来、活躍したいのであればやはり天満屋で武富監督の指導を受けるのが一番の近道かもしれない。しかし、天満屋の練習は非常に厳しい。それに耐えれるだけの精神力や身体の強さも必要。結局のところは選手本人がどれだけ努力できるかという事だと思う。

そんな、実績抜群の武富監督もオリンピックでは思うような成績を残せていない。

しかし、東京オリンピックでは武富監督の教え子がメダルを獲得すると信じている。

それが本命の前田選手なのか、それ以外の選手なかは分からないが…

今後のMGCファイナルチャレンジでの結果次第で天満屋からは最大2選手が代表に選ばれる可能性を残している。谷本選手も可能性は0ではないはずだ!!

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