今回、PICKUPするのは陸上長距離の鈴木優花選手。
大学長距離界No,1と言われる鈴木選手の経歴など詳しく紹介していくのでお付き合い頂ければ幸いだ。
鈴木優花 プロフィール
名前 | 鈴木優花(すずきゆうか) |
生年月日 | 1999年9月14日 20歳 2019年10月現在 |
血液型 | 不明 |
出身地 | 秋田県 |
出身校 | 大曲高等学校 |
所属 | 大東文化大学 |
身長・体重 | 不明 |
鈴木優花選手は秋田県で生まれ、中学時代はバスケットボール部に所属していた。
バスケットボール部所属ながらも陸上の大会に出場し東北大会まで進出するなど才能の片鱗をみせていたようだ。
自分が陸上競技でどれくらいやれるのか試してみたいという気持ちになり、県内の大曲高校に進学し陸上部に入部した。
インターハイ3000mで決勝に進出するなど、それなりの成績は残したが高校トップレベルには少し足りない選手だったように思う。
高校卒業後は女子陸上長距離の名門、大東文化大学に進学。
ここから、鈴木選手の快進撃が始まる。
パーソナルベスト
2019年12月現在
5000m | 15.37.71 |
10000m | 31.37.88 |
ハーフマラソン | 1:11.27 |
大学で才能が開花
鈴木選手が注目されるようになったのは大学に進学して間もない2018年5月に行われた【関東学生対抗選手権】。
5000mに出場し自己ベストを大幅に上回る16分13秒29というタイムを叩き出して2位になった。
【日本学生個人選手権】では更に自己ベストを更新し15.46.84で優勝を果たしている。
そして、強烈なインパクトを与えたのは同年の【全国大学女子駅伝】。
鈴木選手は2区(5.6km)に起用された。1区の選手が出遅れ13位の位置で襷を受け取るが、前半から突っ込み、前を走るランナーをごぼう抜き。残り1km地点では先頭に立ち後続に15秒もの差を付け襷を渡し区間賞を獲得。
その時の映像がこちらだ。
同年の【富士山女子駅伝】では厳しい登りがるアンカー区間に起用され、名城大学の高松智美ムセンビ選手を抑え区間賞を獲得した。
その後も勢いは続き、今年3月の【日本学生女子ハーフマラソン】で優勝しユニバーシアード出場権を獲得。
8月のユニバーシアードでも積極的な走りで見事、金メダルを獲得している。
走りの特徴・将来の目標
鈴木選手が尊敬しているのがNIKE TTCの新谷仁美選手。
周りのペースに崩されず自分のペースで淡々とレースを進めていく姿に憧れを抱いているとのこと。
新谷選手に憧れているからなのか元々、このような走りなのかは分からないが鈴木選手も周りのペースに惑わされず前半から積極的に突っ込んでいく走りが特徴となっている。
トラックでも大学トップクラスの力を持っているがやはり、ロードでの強さが際立つ。
ロードでは距離、コース形態に関係なく他の選手を圧倒。
自分から押していける選手なので怪我などなければ更に強くなっていくであろう。
ハーフマラソン2戦2勝という数字が物語る通り、スタミナも持ち合わせているので将来的にはマラソンでの活躍を期待したくなる選手だ。鈴木選手自身も2024年のパリオリンピックのマラソン代表になって金メダルを獲得する事を目標としているので応援したい。
大学3年生でフルマラソンにチャレンジするプランが持ち上がっているが、無理せず自分の身体がシッカリ出来上がったと感じてから挑戦してもらいたい。
これだけの才能を持っている選手なので若いうちから無理をする事はないと個人的には思っている。
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