今回、PICKUPするのは陸上長距離の佐藤早也伽選手。
各実業団で若い選手の活躍が目立ってきたが、この佐藤選手も入社3年目。
伸び盛りで昨年、後半辺りからメキメキと力を付けてきいる。
そんな、佐藤選手の経歴含め詳しくご紹介していくので、お付き合い頂ければ幸いだ。
佐藤早也伽 プロフィール
名前 | 佐藤早也伽(さとうさやか) |
生年月日 | 1994年5月27日 27歳 2021年10月現在 |
血液型 | 不明 |
出身地 | 宮城県 |
出身校 | 東洋大学 |
所属 | 積水化学 |
身長・体重 | 156cm・不明 |
種目 | 自己ベスト |
1500m | 4.27.25 |
3000m | 8.52.43 |
5000m | 15.08.72 |
10000m | 31.30.91 |
ハーフマラソン | 1:09.27 |
フルマラソン | 2:23.27 |
佐藤早也伽選手は鹿島台中学校を卒業後、女子サッカーの強豪として名を馳せている常盤木学園高校に進学。
常盤木学園ある宮城県にはあらゆるスポーツに力を入れている仙台育英高校があり駅伝で全国の舞台に立つ事はなかったが、県内や東北地区の駅伝大会で活躍していた。
【東北高校女子駅伝】では2年次に1区を走り区間5位。3年次は2区を走り区間2位と好走している。
高校卒業後は東洋大学に進学。
東洋大学女子長距離部は佐藤選手が入学当時(2013年)創部2年目。
創設から間もない部ということもあり佐藤選手は1年生の時から駅伝を走るなどチーム中心選手として活躍。
【全日本大学女子駅伝】では4年次にチームとして8位入賞を果たし、佐藤選手もエース区間の5区を走り区間8位の成績でチームの入賞に大きく貢献した。
この他、【全国都道府県女子駅伝】や【東日本女子駅伝】などにも出場し地元、宮城県にも大きく貢献している。
また、個人では1年次の【日本学生個人選手権】5000mで5位入賞。
4年次には【関東インカレ】10000mで3位入賞を果たしている。
積水化学で急成長
東洋大学卒業後は実業団の名門、積水化学に入社。
高校時代から、実業団に進みたいという考えを持っており、将来は世界の舞台に出場できる選手になりたいと語っていた。
入社1年目から【クイーンズ駅伝】のメンバーに選出され2区を走り区間8位。チームの佐藤選手に対する期待の高さが感じられた。
飛躍したのは2年目。
前年のクイーンズ駅伝で入賞を果たせなかった為、予選会の【プリンセス駅伝】に出場した積水化学。
チームの流れを左右する1区を任された佐藤選手は区間賞の走りを披露し積水化学は3位で本選出場を決めた。
本番のクイーンズ駅伝でも1区を任されトップから11秒差の区間6位と好走を見せた。
2019年になり更なる進化を見せる佐藤選手。
2月の【全日本実業団ハーフマラソン】に出場し1時間9分27秒の好記録で優勝。
駅伝やハーフマラソンの結果を見ても、どちらかというとトラックよりロードの長めの距離に適性があるのではないかと思っていたが、5月の【ゴールデンゲームズinのべおか】5000m決勝A組に出場し自己新記録となる15分27秒47を記録し総合6位に入った。正直、ここまでスピードがあるとは思っていなかったので個人的には驚いた。
その後も【日本陸上選手権】5000mに出場し15分30秒41のタイムで5位。
7月の【ホクレン網走大会】5000m標準記録挑戦では15分38秒50で日本人4位。この時は強風だった為、常時15分30秒前後で走れる力は備わっていると感じられる。
5000mでは鍋島莉奈選手(日本郵政G)、木村友香選手(資生堂)が実力的に一枚抜けている印象があるが、次のグループは混戦なので国内のトップクラスと互角以上に戦っていけるはずだ。
伸び盛りの萩谷楓選手等と共に鍋島選手や木村選手を脅かす存在になってもらいたい。
そして、トラック以上に適性がありそうなマラソン。
佐藤選手自身も今年度の目標にマラソン挑戦を掲げていて2020年3月8日に開催される名古屋ウィメンズマラソンに一般参加でエントリーしている。
今年の名古屋ウィメンズマラソンは東京五輪女子マラソン代表選考レースとなっており1月の大阪国際女子マラソンで優勝した松田瑞生選手(ワコール)がマークした2時間21分47秒を上回るタイムで走れば代表に内定となる。
一山麻緒選手(ワコール)が有力視されており、この他にも同じワコール所属の福士加代子選手や安藤友香選手も招待選手として走る予定だ。
マラソンに適性がありそうと書いたが初マラソンでいきなり上手く行くほど簡単なものではない。
有力選手は2時間21分47秒を上回るタイムを出す為にハイペースでレースを進めると考えられるが佐藤選手がそのペースに付いて行くのか自分で設定したラップでレースを進めていくのか興味深いところ。
初マラソンはどのような結果になっても得るものは大きいだろう。
あっと驚かせるような走りをしてくれる可能性もあると思うので個人的には非常に注目している。
追記:名古屋ウィメンズマラソンに出場した佐藤早也伽選手は序盤からハイペースでレースを進める先頭集団の後方に位置取り冷静な走りを見せる。
30km手前からの一山選手の切り替えには付いていけなかったが、その後も大きくペースを落とすことなく2時間23分27秒という素晴らしいタイムで走り切った。
やはり、マラソン適性は高く今後の活躍が非常に楽しみになる走りだったと思う。
可愛い系アスリート
佐藤選手はルックスの方でも注目を集めている。
昨今、美人アスリートをよく目にするが佐藤選手の場合は可愛い系と言ったほうがシックリくる。
タレ目で小動物系の顔立ちは癒しを感じ、激しい競技に取り組んでいるようにはとても感じないところが魅力的だ。
走っている時はサングラスをかけていることが多いが外すとこんな感じ♪
【大会出場予定】
6/27(木)〜30(日)日本選手権(福岡)
◇3000mSC(予選6/27 15:55・決勝6/29 15:40)
森 智香子
◇5000m(6/30 16:55)
佐藤 早也伽ご声援よろしくお願いいたします。https://t.co/E0Xrf7TOeo pic.twitter.com/Ls1NW48pAa
— 積水化学女子陸上競技部 (@SekisuiF) June 23, 2019
人気があるのも頷ける。陸上ファンの間では有名かもしれないが、それ以外の人にも知られるような活躍をみせる事ができれば更にルックスで注目を集める可能性もありそうだ。
佐藤早也伽選手が結婚!?
ルックスの良い佐藤選手ですが最近になって結婚したのではないかという噂が広まっている。
噂の原因は左手薬指の指輪。
ファッションで指輪をする女性は多いが基本的に左手薬指に指輪をするのは結婚しているか、結婚を意識するくらい大切な男性から贈られたものである場合が多いだろう。
7/17(土)ホクレンディスタンスチャレンジ千歳大会(北海道)
◆女子5000m
19着 佐藤 早也伽 15’56″06ご声援ありがとうございました🙇♀️ pic.twitter.com/B3AQeXADsd
— 積水化学女子陸上競技部 (@SekisuiF) July 17, 2021
あくまでも噂レベルなので結婚の真偽については分からないが結婚しても競技に一生懸命取り組んでいる女性は素敵だと思っているので今後も頑張っていただければと思う。
ユージン世界選手権派遣標準記録突破!!
成長が止まらない佐藤選手だが2021年9月に開催された全日本実業団対抗陸上選手権の5000mで15分8秒72の自己ベスト記録をマーク。
2022年に開催予定のユージン世界陸上選手権女子5000mの派遣標準記録を突破した。
女子の中長距離トラック種目はここにきて一気にレベルが上がっており、田中希美選手、廣中璃梨佳選手、萩谷楓選手が14分台の記録持っている。
どの種目も最大3人までしか出場できないので佐藤選手といえども出場するのは簡単な事ではない。
オールラウンドに高いレベルで種目をこなす佐藤選手にとって、どの種目が本命なのかは分からないが是非とも世界陸上に出場し活躍してもらいたい。
Twitter:@sug_m3o
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