2019年6月7日に開幕する女子サッカーW杯フランス大会のメンバーが5月10日に発表されました。
ご存知の通りなでしこJAPANは2011年のドイツ大会で優勝、2015年のカナダ大会では準優勝している事もあり大きな期待をされています。
まずは発表されたメンバーを振り返っていきましょう。
W杯フランス大会 代表メンバー
ポジション | 背番号 | 名前 | 生年月日 | 所属 |
GK | 1 | 池田咲紀子 | 1992年9月8日 | 浦和レッズレディース |
GK | 18 | 山下杏也加 | 1995年9月29日 | 日テレ・ベレーザ |
GK | 21 | 平尾知佳 | 1996年12月31日 | アルビレックス新潟レディース |
DF | 2 | 宇津木瑠美 | 1988年12月5日 | シアトル・レインFC |
DF | 3 | 鮫島彩 | 1987年6月16日 | INAC神戸レオネッサ |
DF | 4 | 熊谷紗希 | 1990年10月17日 | オリンピック・リヨン |
DF | 5 | 市瀬菜々 | 1997年8月4日 | マイナビベガルタ仙台レディース |
DF | 12 | 南萌華 | 1998年12月7日 | 浦和レッズレディース |
DF | 16 | 宮川麻都 | 1998年2月24日 | 日テレ・ベレーザ |
DF | 22 | 清水梨紗 | 1996年6月15日 | 日テレ・ベレーザ |
DF | 23 | 三宅史織 | 1995年10月13日 | INAC神戸レオネッサ |
MF | 6 | 杉田妃和 | 1997年1月31日 | INAC神戸レオネッサ |
MF | 7 | 中島依美 | 1990年9月27日 | INAC神戸レオネッサ |
MF | 10 | 阪口夢穂 | 1987年10月15日 | 日テレ・ベレーザ |
MF | 14 | 長谷川唯 | 1997年1月29日 | 日テレ・ベレーザ |
MF | 15 | 籾木結花 | 1996年4月9日 | 日テレ・ベレーザ |
MF | 17 | 三浦成美 | 1997年7月3日 | 日テレ・ベレーザ |
FW | 8 | 岩渕真奈 | 1993年3月18日 | INAC神戸レオネッサ |
FW | 9 | 菅澤優衣香 | 1990年10月5日 | 浦和レッズレディース |
FW | 11 | 小林里歌子 | 1997年7月21日 | 日テレ・ベレーザ |
FW | 13 | 宝田沙織 | 1999年12月27日 | セレッソ大阪堺レディース |
FW | 19 | 遠藤純 | 2000年5月24日 | 日テレ・ベレーザ |
FW | 20 | 横山久美 | 1993年8月13日 | AC長野パルセイロ・レディース |
追記:植木理子選手が怪我の為、宝田沙織選手に変更された。
なでしこリーグの強豪チームである日テレ・ベレーザ、INAC神戸レオネッサ所属の選手を中心に海外組の経験豊富なベテランを合わせたバランスの取れたチーム編成となりました。
若きスピードスターの宮澤ひなた選手(日テレ・ベレーザ)やベテランの川澄奈穂美選手(スカイ・ブルーFC)はメンバー入りとはなりませんでしたが概ね順当な選考だったように感じます。
個人的には最近の代表戦で精細を欠いている宇津木選手は厳しいかなと感じていましたが、ベテランですし、まとめ役としての期待もあって選出されたのかもしれませんね。
キャプテンの熊谷選手が中心ですがMFの長谷川選手や杉田選手がプレーでチームを引っ張って行って欲しいなと思っています。
W杯の展望 スタメンは?
バックラインからのパス回しで相手を崩していき全選手が攻守に連動するのが高倉麻子監督の求めるなでしこJAPANのサッカーですが、近年は他国も前線から厳しいプレッシャーをかける事が多く、バックラインでのミスパスから失点する場面をよく目にします。
今更、スタイルを変更する事はないと思いますが、状況判断をシッカリとして厳しい場面ではパス回しに拘らずイージーなプレーに切り替える事も必要でしょう。
長身GKの山根選手が落選しているようにキーパーにも足もとの技術を求めていると思われます。
その他、サイドラインを走力で突破され速いクロスで崩されるケースも多いので、中盤でのイージーミスは命取り。
攻撃に関しては対戦相手によって2トップの組み合わせを変えていくような気がしています。
若く小柄でドリブルの上手い選手が多い印象がありますのでペナルティーエリア内での積極的な仕掛けを期待したいところ。
途中交代で入ってくる可能性の高い最年少で抜群のスピードとテクニックを持つ遠藤選手に個人的には期待しています。
ここからは私の独断と偏見でスタメン予想をしてみたいと思います。
基本的には4-4-2のフォーメーション。
センターバックの熊谷選手の相方とキーパー、FWはあまり自信がありませんが中盤はアクシデントでもない限りは長谷川選手、中島選手、阪口選手、杉田選手の4人で間違いないと思います。
阪口選手のコンディションが気になるところですがなでしこリーグでも問題無くプレーしていますし大丈夫だと信じたいですね。
サイドバックは高いポジションをキープしたいですが鮫島選手の後ろのスペースを突かれる事も多いですし、清水選手はスタミナ抜群で非常に頑張ってくれますがクロスの精度が低いところが改善されていると相手も嫌なのではないでしょうか?
代えのきかない選手も多いので怪我や累積警告には気をつけたいところ。
対戦日程
グループD
対戦日時(日本時間) | 対戦国(FIFAランク) |
2019年6月10日1:00 | アルゼンチン(37) |
2019年6月14日22:00 | スコットランド(20) |
2019年6月20日4:00 | イングランド(3) |
最新のFIFAランクで7位の日本ですが初戦、2戦目の相手は格下のアルゼンチン、スコットランドなので取りこぼしは絶対にできないところ。格下でも各地区の予選を突破してきているので油断は禁物ですね。
そして3戦目のイングランドは優勝候補の一角でもあり日本にとっては苦手意識のある相手。
直近の試合でも大敗していますし優勝したドイツ大会でもグループリーグで負けています。
スピードとパワーを兼ね備えており主導権を相手に握られる時間が多くなると思いますが耐えて耐えて少ないチャンスをものにしたいですね。
イングランドを倒し1位通過で決勝トーナメントに進みたいところ。
1位通過であれば決勝トーナメントはグループB・E・Fの3位との対戦となり上位進出が見えてきますね。
逆に2位通過ですとグループEの1位との対戦となりカナダorオランダとの対戦になる可能性が高いです。両国ともFIFAランク上位であり日本が苦手とするパワーとスピードを兼ね備えた相手なだけに避けたいのが正直なところでしょう。
まとめ
一時期のブームが去り女子サッカーの注目度が低下している昨今ですが、フランスW杯でなでしこJAPANらしく必死に泥臭く戦い好成績を残す事で女子サッカーに興味を持ってくれる人が少しでも増えてくれたらと思います。
スーパースターであった澤さんのような活躍をする選手が出て来る事にも期待したいですね。
頑張れ!日本!
