2019年11月10日に開催される【MS&ADカップ2019】なでしこジャパン対南アフリカ代表戦のメンバーが発表された。
先月6日に行われた強豪、カナダ代表との試合では久しぶりになでしこジャパンらしい連動した攻撃を見せ4-0で快勝。
東京五輪の金メダル獲得に向け素晴らしいリスタートを切った。
五輪本番まで10か月を切り、一つ一つの試合が非常に重要になってくる。
なでしこジャパン代表メンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 年齢 | 所属 |
1 | GK | 池田咲紀子 | 27歳 | 浦和レッズレディース |
18 | GK | 山下杏也加 | 24歳 | 日テレ・ベレーザ |
21 | GK | 浅野菜摘 | 22歳 | ちふれASアルフィン埼玉 |
4 | DF | 熊谷紗希 | 29歳 | オリンピック・リヨン(フランス) |
20 | DF | 松原有沙 | 24歳 | ノジマステラ神奈川相模原 |
23 | DF | 三宅史織 | 24歳 | INAC神戸レオネッサ |
22 | DF | 土光真代 | 23歳 | 日テレ・ベレーザ |
2 | DF | 清水梨紗 | 23歳 | 日テレ・ベレーザ |
13 | DF | 清家貴子 | 23歳 | 浦和レッズレディース |
16 | DF | 宮川麻都 | 21歳 | 日テレ・ベレーザ |
5 | DF | 南萌華 | 20歳 | 浦和レッズレディース |
7 | MF | 中島依美 | 29歳 | INAC神戸レオネッサ |
12 | MF | 猶本光 | 25歳 | SCフライブルク(ドイツ) |
10 | MF | 籾木結花 | 23歳 | 日テレ・ベレーザ |
14 | MF | 長谷川唯 | 22歳 | 日テレ・ベレーザ |
6 | MF | 杉田妃和 | 22歳 | INAC神戸レオネッサ |
17 | MF | 三浦成美 | 22歳 | 日テレ・ベレーザ |
19 | MF | 遠藤純 | 19歳 | 日テレ・ベレーザ |
9 | FW | 菅沢優衣香 | 29歳 | 浦和レッズレディース |
8 | FW | 岩渕真奈 | 26歳 | INAC神戸レオネッサ |
24 | FW | 増矢理花 | 24歳 | INAC神戸レオネッサ |
11 | FW | 小林里歌子 | 22歳 | 日テレ・ベレーザ |
25 | FW | 植木理子 | 19歳 | 日テレ・ベレーザ |
怪我の影響で栗島朱里選手(浦和)、宮澤ひなた選手(日テレ)、田中南美選手(日テレ)が離脱。
カナダ戦から大きなメンバー変更はないがドイツリーグで活躍している猶本光選手が久しぶりに代表に召集され、GKの浅野菜摘選手が代表初召集となった。
南アフリカ戦の展望
FIFAランキングは日本の7位に対して南アフリカは49位とかなり格下の相手になる。
しかし、アフリカ勢との試合経験が少ないなでしこジャパンにとっては有意義な試合となるだろうし、女子サッカーでは急激に力を付けてくる国もあるので油断は絶対に禁物だ。
高倉麻子監督と同じく南アフリカの監督も女性であり高倉監督とも交流があるとのこと。
当ブログでは何度も書いているが東京五輪本番まで10か月を切っているのでチームの成熟度を上げてもらいたい。
お試しメンバーで戦うのではなく最初から現時点でのベストメンバーで臨むべきだ。
快勝したカナダ戦では今までの強化試合とは違い、シッカリ勝ちにいくんんだという高倉監督気合を感じた。
格下の相手だからといって色々、試すのではなく大量得点で勝つんだという強い気持ちを持って戦ってもらえればと思う。
内容よりも勝つ事が成長に繋がる。今のなでしこジャパンにはとにかく勝ち癖を付けてもらいたい。
スタメンに関してはコンディション不良さえなければカナダ戦とほぼ変わらないのではないだろうか?
南アフリカ戦・東京五輪へ向けての選手のコメント
各選手のインタビューを見ると今まで以上に代表としての責任感を持っているような印象を受けた。
2011年のW杯を制したチームと比べられ苦しい部分もあったかと思うが若い選手が多い分、これからの成長に期待できるだろう。
どの選手も女子サッカー発展の為、強い覚悟を持って戦ってくれると思うので多くの人に見てもらいたい。
スタメン・試合経過
ポジション | 背番号 | 選手名 | 交代 |
GK | 18 | 山下杏也加 | |
DF | 2 | 清水梨紗 | |
DF | 4 | 熊谷紗希 | |
DF | 16 | 宮川麻都 | 後半0分 宮川麻都OUT 杉田妃和IN |
DF | 22 | 土光真代 | |
MF | 7 | 中島依美 | 後半0分 中島依美OUT 籾木結花IN |
MF | 14 | 長谷川唯 | |
MF | 17 | 三浦成美 | 後半34分 三浦成美OUT 猶本光IN |
MF | 19 | 遠藤純 | 後半17分 遠藤純OUT 三宅史織IN |
FW | 8 | 岩渕真奈 | 後半40分 岩渕真奈OUT 植木理子IN |
FW | 9 | 菅澤優衣香 | 後半26分 菅澤優衣香OUT 小林里歌子IN |
前半20分
右サイドから中島選手がCK。
飛び込んだ土光選手が触り、こぼれた所を熊谷選手がヘッドで押し込み先制点。
熊谷選手は代表110試合目にして初得点。
前半41分
岩渕選手からゴール前の菅澤選手へのパスが通り、反転してゴール右上にループ気味のシュートが決まり2点目。
戦評
結果
なでしこジャパン2-0南アフリカ
スタメンのメンバーを見てもお試し感、満載だった。
攻撃的なプレーヤーである遠藤選手を左サイドバックに配置。
カナダ戦で良かった宮川選手をボランチに起用。
複数ポジションを担って欲しいという考えからだろうが今の時期に本当にやるべき事なのだろうか?
不慣れなサイドバックに起用された遠藤選手はポジション取りが悪く度々、裏を突かれていた。
遠藤選手を責めるつもりはない。代表戦でいきなりサイドバックをやらされても対応できないのは当たり前。
宮川選手に関しては所属クラブでも複数のポジションをこなしているので、それなりの動きはできていたように思う。
前半2得点したが後半は無得点。
チャンスは作ったが決めきれなかった印象。
特にラストパスの精度が悪く、南アフリカ相手にこの程度のパフォーマンスでは先が思いやられる。
東京五輪へ向けカナダ戦で素晴らしいリスタートを切ったかに思えたが、またしても高倉監督のお試し病が再発したようだ。
高倉監督はチームや戦術を成熟しようという意識があまりにも低いと思う。
非常に退屈な試合だった。
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