増田明美の解説に我慢の限界!!細か過ぎる解説は支持されているのか?

陸上

 

11月24日に行われたクイーンズ駅伝2019JP日本郵政グループが見事、3年振りの優勝を果たし幕を閉じた。

私はというと予想が大外れ。

パナソニック、天満屋を優勝候補としワコール、豊田自動織機を含め4強と予想していたが、上位2チームのJP日本郵政グループはシード権争い、ダイハツにいたっては名前すら挙げないという恥ずかしい予想を披露してしまった。

まだまだ、勉強不足だな痛感するとともに駅伝を予想するのは改めて難しいなと感じた。

そんな中、マラソンや駅伝の解説でお馴染みの増田明美さんはパナソニック、天満屋、JP日本郵政グループを優勝候補に挙げ見事、予想的中!!

素晴らしいとしか言いようがありません。

 

さて、ここからが本題。

増田明美さんと言えば細か過ぎる解説で人気を得ていますが、私は増田さんの解説が嫌い。

しかし、これだけ解説の仕事が舞い込んでくるという事は一般的には好感を持たれていると考えるのが普通であろう。

今回は増田明美さんの解説についてPICKUPするので興味があればお付き合いいただきたい。

 

増田明美 プロフィール

 

名前 増田明美(ますだあけみ)
生年月日 1964年1月1日 55歳 2019年11月現在
血液型 AB型
出身地 千葉県いすみ市
出身校 成田高等学校→法政大学中退

 

中学2年から陸上を始め千葉県成田高等学校に進学。

貧血に苦しんだ時期もあったらしいが高校3年生の時に頭角を現し、1年間で長距離種目全ての日本記録を更新した。

【天才少女現る】と当然のように騒がれ世間の注目を浴びる事になった増田さんは高校卒業後は実業団の川崎製鉄千葉(現・JFE千葉)に進んだ。

実業団に入ると更に成長し5000mでは自身の自己ベストでもある15分38秒29という、とんでもない日本記録を樹立。(現在の女子実業団選手でも、このタイムを出せない選手は山ほど存在する)

五輪での活躍を期待されたが過度な注目が影響し適応障害を発症してロサンゼルス五輪では途中棄権。

その後は陸上への情熱を失い川崎製鉄を退社。

一旦、陸上を離れ1985年に法政大学に進学するが翌年、1986年に退学。

NECに入社し陸上競技を再開するが若い選手に自身の記録を更新されるなど全盛期の走りを披露する事なく1992年に引退。

以後、女子の長距離種目を中心に解説業を中心とした活動をしている。

増田さんは日本長距離界の第一人者と言っても過言ではない存在であり、新しい時代の先頭を走る素晴らしい選手であった。

その分、過度の注目を浴び、精神的に苦しむ時期も多かったとのこと。

その事がどうやら増田さんの細か過ぎる解説に大きく影響しているようだ。

 

 

増田明美の解説の特徴

 

増田さんと言えば選手や関係者のプライベートをふんだんに盛り込んだ解説で一般的な解説者とは全く路線が違う。

この解説は注目され【マツコ&有吉の怒り新党】に取り上げられた事もあるほどだ。

非常に細かな解説で選手の趣味は勿論、選手の家族についても事細かに調べている。

以前、選手から内緒にして欲しいと言われていたにも関わらず、彼氏の存在を中継している時に喋ってしまったという失敗談もある。

殆ど選手に取材をしないまま解説している人間もいる中、増田さんの取材力には頭が下がるが個人的にはレースとは関係ない話題が多過ぎて不快に感じていた。

私と同じような気持ちの陸上ファンもいれば、増田さんの解説が好きだという人もいる。

Twitterでも賛否両論。

ここからはあくまで一個人の推測だが普段から陸上競技が好きで欠かさず見ているようなコアなファンにとってはレースに関する事以外の話題は邪魔になっているのではないだろうか?

逆に普段はあまり陸上競技は見ない人やお年寄りなどのライト層にとっては増田さんの解説が親しみやすくて良いのかもしれない。

ここで言う、ライト層というのは注目度の高いレースや五輪、世界陸上などの世界大会を中心に見ている人やなんとなくテレビを点けている人。

地方大会やトラック種目、記録会に至るまでレースを見たり結果をチェックしている人とは考えが違って当然だし、どちらのファンも大切なのは間違いない。

増田さん自身も「レースに関係ない話題が多過ぎる」という批判がある事は承知していると語っているのに、何故ここまで細か過ぎる解説に拘るのか非常に興味がある。

 

細か過ぎる解説を続ける理由

 

増田さんは「選手である前に人だから」という部分を大切にして解説していると語っていた事がある。

普段は注目されない中、黙々と厳しい練習に励んだ選手の魅力をレース中の解説で視聴者に教えてあげたいという気持ちが強いそうだ。

前述の通り、過度な注目がプレッシャーとなり精神的に辛くなった時期が多かった増田さんならではの考えなのかもしれない。

選手が良い結果や記録を残す事だけを求めるマスメディアやファンが多く、苦しんだ自身と同じ気持ちにさせたくないという増田さんの親心とも言えるだろうか?

 

増田さんの解説は私には合わない

 

ここからは私の勝手な意見を書き綴っていこうと思う。

不快に思う方もいるかもしれないので増田さんの解説が好きな方は離脱して頂いて結構だ。

私が陸上を見るようになったのは小学校の3.4年頃だった記憶している。

正月の風物詩とも言われる【箱根駅伝】が最初だった。

その当時の早稲田大学のエースであった渡辺康幸さん(現・住友電工陸上競技部監督)の走りを鮮明に覚えている。

今では陸上の長距離レースは殆ど欠かさないほど見ているし記録会の結果などにも目が行くほど。

だからと言って自分では陸上を人よりも知っているとは全く思わないし、私なんかより詳しい人は日本中に数え切れないほどいる。レースがある度に全国各地で生観戦している人も沢山いるのだから。

私の場合はただ、陸上の長距離が大好きなだけだ。特に女子の。

レースが始まればテレビの前にかじりつき集中して見ている。

5Kmをどれくらいのタイムで入ったかとか表情やフォームは崩れていないかなど自分なりに考えて見るのが好きだ。

そんな感じで見ていると増田さんの細か過ぎる解説は非常に不快に感じてくる。

順位が入れ替わる場面でも平気で関係のない話題を放り込んでくるのだ。

更には自身が取材したネタを披露しなければ損だとばかりに実況のアナウンサーの話を遮る場面も…

いつしか、増田さんが喋るとテレビのリモコンの【消音】ボタンを押す自分がいた。

しかし、レース中にこの消音ボタンを何度も押す作業というのは集中力を欠く、現在では増田さんが喋るととにかく耐えるしかないという状況だ。

女子の駅伝とマラソンは約2時間10分~2時間30分程度。男子だと箱根駅伝を筆頭に5時間を超えるレースもある。

たった、2時間30分程度の時間の中に何度もCMが入り、その中に増田さんの細か過ぎる解説も入ってくると正直、レースを堪能できない。

先日のクイーンズ駅伝でも増田さんの解説にイライラしてしまった。

 

今年9月に行われた女子のMGCをテレビ観戦したが、その時の解説に増田さんがいなかった。

なんと、増田さんは副音声。(主音声の有森裕子さんの解説も酷かったが…)

副音声で増田さんの細か過ぎる解説が聞けるというのは非常に良い。

普通は主音声で見るが増田さんの解説を聞きたければ副音声で聞けばいいじゃないか。

基本的にどんなスポーツでも副音声の解説やトークはユルイ。こういう解説やトークが聞きたい人は副音声では駄目なのだろうか?

思いっ切り自己中心的な考えを書き綴っているが、これが私の本音だ。

選手が走っている時に「○○選手のおばあちゃんは短歌がお好きなんですよ」という解説は私には必要ない!!

ただ、これだけ解説者として仕事があるという事実から私のような考えは圧倒的に少数派だという事は自覚している。

増田さんの解説を気持ちよく聞ける人間になりたい。

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