東京五輪女子マラソン日本代表の前田穂南選手(天満屋)が2020年2月16日に開催された青梅マラソン(30km)に出場し1時間38分35秒の日本新記録で優勝を果たした。
従来の日本記録は2005年ベルリンマラソンに出場した野口みずきさんの30km通過タイム1時間38分49秒。
野口みずきさんは2004年の青梅マラソンで1時間39分09秒という大会記録を作ったが前田穂南選手はこの大会記録も大幅に更新した。
青梅マラソンのコースはアップダウンの激しいコースだが、この舞台で日本記録を更新した事は非常に価値がある。
前田穂南選手はこの大会前から野口みずきさんの持つ大会記録更新を目標に掲げていたが見事に達成。
普通であればレース3週間前からテーパリングを行いコンディションを合わせていくが今回はテーパリングをせず大会に臨んだようだ。
現在は持ち前のスタミナだけでなく高い強度のスピード練習を取り入れており、練習の成果を試す大会という位置づけであったと思うが最高の形で答えを出した。
MGCで優勝し大きな期待を背負うが女子マラソンのエースとして堂々と東京五輪本番を迎えれそうだ。
ちなみ前田穂南は今話題のNIKEの厚底シューズ【ヴェイパーフライネクスト%】を履いていない。
日本人の女子選手としてはかなり長いストライドという事もあり厚底シューズの恩恵を多く得られそうな気がするので履いて走っている姿を見てみたいが、所属する企業や本人の考えもある事なので実現する可能性は少なそうだ。
ただ、強い選手はどんなシューズであろうが強いという事を前田穂南選手は証明して見せた。
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