加藤美優 経歴は?大逆転で東京五輪卓球日本代表の座を掴めるか!?

卓球

 

東京オリンピックでメダルの期待が懸かる女子卓球。

非常に層が厚く誰が代表に選出されてもおかしくない状況だ。

現在は東京オリンピック代表になる為、各大会に出場しポイントを稼いで世界ランキングを上げる事に集中している。

今回はそんな中から、加藤美優選手をPICKUP。

経歴など詳しくご紹介していくので、お付き合い頂けたらと思う。

 

加藤美優 プロフィール

 

名前 加藤美優(かとうみゆ)
生年月日 1999年4月14日 20歳 2019年7月現在
血液型 A型
出身地 東京都武蔵野市
出身校 中央高等学院
所属 日本ペイントマレッツ
身長・体重 159cm・不明

 

父親が元卓球選手だった加藤美優選手。

卓球を本格的に始めたのは6歳の時。練習場は祖父母のガレージで行っていたそうだ。

現在の日本女子トップクラスの選手は幼少期から活躍している選手ばかりで加藤選手も幼いころから強かった。

2008年、2009年の【全国ホープス卓球大会】で優勝。

ほぼ、同世代に伊藤美誠選手、早田ひな選手、平野美宇選手もおり加藤選手を含め黄金世代と言われている。幼少期から強かった4選手が今も尚、世界ランキング上位に位置しているの本当に素晴らしいことだ。

2012年4月にはJOCエリートアカデミ入りが決まり親元を離れ生活する事に。

エリートアカデミーでの生活は学校にきちんと通い、午後3時半頃からウォームアップを含めた基礎練習、課題練習を行いその後、栄養補給。

栄養補給後も課題練習、多球練習で追い込み、練習後はその日の練習内容や課題などをノートに記し自己管理の意識も高めている。その後はウェイトトレーニングをして20時を過ぎてやっと夕食というハードかつ内容の濃い生活を送っていたそうだ。

着実に力を付けていった加藤選手は2013年1月に行われた【全日本卓球選手権】でランキング16入り。中学1年でのランキング入りは福原愛選手以来、10年ぶりの快挙だった。

2015-2016シーズンはドイツに渡り卓球ブンデスリーガベルリン・イーストサイドに加入

同年、11月の【世界ジュニア卓球選手権】ではシングルスで銅メダル、早田ひな選手と組んだダブルスでは銀メダル獲得という素晴らしい結果を残した。

 

2017年4月より日本ペイントと契約。

2018年10月に開幕した1部リーグの【Tプレミアリーグ】に加盟している日本ペイントマレッツ契約第1号選手として活躍している。

2019年は【世界卓球選手権ブタペスト】大会の最終選考会で優勝し代表内定。

本番では参加した日本人選手で最高のベスト8という成績を残した。

同年、7月の【T2・ダイヤモンド・マレーシア大会】では準々決勝で世界ランク1位の陳夢選手(中国)を破る大金星を挙げた。その後は準決勝、3位決定戦と負けはしたが格上の中国選手に勝てた事は自信になったはずだ。

 

プレースタイル

 

バックハンドを得意とする攻撃型の選手。

ミユータと呼ばれる加藤選手独特の曲がりの大きいチキータも武器のひとつだ。

スピードが武器と言われているが、個人的にはスピードよりラリー中の緩急の使い方が上手い選手だと思っている。プレーに派手さは無いが相手選手に気持ちよくプレーさせないようにするのが加藤選手の最大の特徴なのかもしれない。

しゃがみ込みサーブはモーションが大きい分、強く返されると反応しきれない場面もあるが、陳夢選手にも効いていたように大きな武器となっている。

 

東京オリンピック

 

まずは東京オリンピックの代表選手選考基準を簡単に説明しよう。

1・シングルス代表候補選手2名
2020年1月発表の世界ランキング日本人選手上位2名をJOCに推薦。
2・団体戦候補選手1名
シングルスの代表候補選手とダブルスが組め、団体戦でシングルス及びダブルスで活躍が期待できる選手1名を強化本部が決定。

 

非常に簡単な説明で申し訳ないがシングルスは分かり易く2020年1月発表の世界ランキング上位2名。

団体戦の候補選手は強化本部の主観。

 

2019年7月21日現在の加藤選手の世界ランキングは22位。

日本人選手では6番目となっている。

(現在の日本人選手の世界ランキングとポイントはこちらでご確認いただきたい。)

加藤選手の現在のポイントから見るとシングルスでの東京オリンピック出場はかなり難しそうだ。

しかし、2019年から始まったT2・ダイヤモンドのような高ポイント獲得可能な大会もあり一気にポイント差を縮めるチャンスも残されている。実際に先日行われた【T2・ダイヤモンド・マレーシア大会】では加藤選手が4位、他の日本人選手が早々に姿を消してしまったのでポイント差は縮まっている。

年内にまだ2大会残されているというのも面白い。まだまだ、ランキング変動する可能性はあるだろう。正直、上位陣の実力差はそんなに無く、横一線。寧ろ相性や調子で勝ったり負けたりという結果になっている印象を受ける。代表発表まで約半年間、激しい戦いが予想される。

 

団体戦候補1名については、誰がシングルスの代表になっても早田ひな選手が選出される可能性が高いのではないだろうか?

勿論、早田選手もシングルスでの出場の可能性もある訳で、こういう事を言うのは非常に失礼だと承知しているが誰とでも上手くコンビを組めそうでシングルスの実力も高いというのは大きな魅力だ。

団体戦候補を含め3名が東京五輪代表に選出される訳だが、前述の通りポイント的にも厳しく、一時は東京五輪を諦めかけた加藤選手。それでも準決勝を大逆転で制し優勝した世界卓球選手権選考会を兼ねた【ジャパン・トップ12】以降は代表を勝ち取りたいという気迫が伝わってくる。

レベルの高い同世代の日本選手に負けないよう今後の更なる成長を期待しよう。

Twitter:@taylormk4

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