こんにちは。
今回はかなりのビッグニュース。
東京五輪女子マラソン代表で同大会8位入賞を果たしたワコールの一山麻緒選手が資生堂ランニングクラブに移籍する事を発表したので、この件について少し書いていこうと思っている。
一山麻緒 プロフィール
一山麻緒選手のプロフィールが別記事に詳しく書いているので、ここではザックリと紹介。
名前 | 一山麻緒(いちやままお) |
生年月日 | 1997年5月29日 24歳 2022年3月現在 |
血液型 | 不明 |
出身地 | 鹿児島県出水市 |
身長・体重 | 158cm・43kg |
所属 | 出水中央高等学校→ワコール→資生堂ランニングクラブ |
一山麻緒選手は出水中央高校時代からワコールに入社。
ワコールに入社後、駅伝で区間賞を獲得するなどグングンと力を付け、2020年3月の名古屋ウィメンズマラソンで国内最高記録を樹立し東京五輪女子マラソン代表の最後の枠に滑り込んだ。
直近では2022年の東京マラソンに出場し好記録で日本人1位となり、世界陸上オレゴン大会の女子マラソン代表に内定している。
鈴木健吾と結婚
プライベートでは2021年12月に富士通陸上部に所属する鈴木健吾選手と結婚。
鈴木選手も東京マラソンで結果を出し世界陸上オレゴン大会の男子マラソン代表に内定。
怪我など無ければ夫婦で世界陸上に出場する予定となっている。
ワコールから資生堂へ移籍
2022年4月より資生堂ランニングクラブに所属する事を発表した一山選手だが移籍理由については「結婚を機に関東での新たな拠点を探し、女性活躍の企業としても魅力に思っていた資生堂に入社を決めました」と語っている。
夫である鈴木選手が関東を拠点に、一山選手はこれまで京都を拠点に活動してきたので夫婦で一緒に居れる時間を多くしたかったという事だろう。当然の考えであると思う。
夫婦としてだけでなく同じ競技で国内トップの力を持つ二人がお互い近くで助け合いながら取り組めば精神的にも今まで以上に安定するのではないだろうか?
そして、「女性活躍の企業としても魅力に思っていた」と語っているがワコールも女性下着を扱う企業であったので、そういう部分も以前から大切にしている部分なのではないかと想像できる。
ここからは勝手な想像になるが、ワコールには一山選手が尊敬してやまない福士加代子選手が在籍していたが2022年の大阪のハーフマラソンを最後に引退。
これまで福士選手の背中を追い続けていた一山選手だけに、福士選手がいなくなるという部分も少なからず影響しているのではないかと思っている。
年度が変わる時期でもあるし、このタイミングでの移籍がベストだったのであろう。
永山監督も資生堂へ
一山選手の移籍によりワコールの監督であった永山監督も同時に資生堂ランニングクラブクラブに入社する事に。
これまで順調に成長している一山選手だけに指導者が変わってしまうという事には不安があったと思うが今後も永山監督が専任コーチという形で近くで指導、サポートしてくれるのは何よりも安心する材料となるだろう。
永山監督自身も才能ある一山選手を最後まで指導したいという気持ちが強くあると思う。
近年は選手と一緒に指導者が移籍するケースもあり、こういう傾向は増えていくのではないだろうか。やはり信頼している指導者がいなくなるというのは選手にとって一番不安になる部分だと思うので本当に良かったと思うし、これを受け入れた資生堂ランニングクラブ及び岩水嘉孝監督の器の大きさに感謝していると思う。
日本では様々なスポーツで移籍を悪と捉えているファンが多いが、今後はもっと活性化されていくべきだと思う。環境が変わる事により成長したり、試合に出場する機会が増えるのは選手にとって良い事であるはずだし周りの選手にも刺激になるだろうと思う。
一山選手の加入より強い資生堂ランニングクラブが更に強くなる。
駅伝では積水化学と並び優勝候補筆頭となるだろう。
関連記事
