今回、PICKUPするのは陸上長距離の五島莉乃選手。
大学トップクラスの実力を持ち、今後は実業団での活躍も期待されている。
そんな、五島選手の経歴など詳しくご紹介するので、お付き合い頂ければ幸いだ。
五島莉乃 プロフィール
名前 | 五島莉乃(ごしまりの) |
生年月日 | 1997年10月29日 24歳 2021年12月現在 |
血液型 | 不明 |
出身地 | 石川県 |
出身校 | 石川星稜高校 |
所属 | 中央大学(国際経済学部) |
身長・体重 | 不明 |
石川県星稜高校出身の五島莉乃選手。
高校時代は1年生の時に国体少年女子Bで決勝に進出。
【全国高校女子駅伝】で1年生~3年生まで全てエース区間の1区で出場し1年生の時は区間28位、2年生の時は区間7位、3年生の時は区間48位。
高校時代はけっして弱い選手ではなかったが高校トップクラスと言えるほどの成績は残せなかった。
中央大学で才能が開花
五島選手が急成長を見せたのは大学に進学してからだ。
進学したのは大学女子駅伝では強豪とは言えない中央大学。
1年の時から【全日本大学女子駅伝】に出場し1区で区間3位と好走。
2年になると更に飛躍し日本インカレの5000mで7位入賞、10000mでも6位に入賞した。
全日本大学女子駅伝では1年次に続き1区を走り区間賞を獲得。
福岡クロカンでは学生2位となり、世界大学クロスカントリー選手権の代表に選出され個人で4位、団体の金メダルに大きく貢献した。
3年次は日本インカレ5000mで3位となり前年より成長した姿を見せた。
【富士山女子駅伝】では全日本選抜のメンバーに選出され2区を走り区間新記録を樹立。
最終学年となる今年は日本インカレ5000mと10000mでともに2位。
夏にはユニバーシアード10000mに出場し日本人トップの2位で銀メダルを獲得した。
全日本大学女子駅伝では得意の1区でスタートから飛び出し独走。2位に40秒以上もの大差を付け区間賞を獲得している。コースが変更となった1区だが五島選手の区間記録を抜く選手は当分、現われないのではないだろうか?
このように安定して結果を残し、名実ともに大学トップクラスの選手となっている。
走りの特徴
五島選手は人に頼るのではなく、自らレースを引っ張っていける魅力的な選手。
腕振りも力強く手のひらを伸ばして腕を振りパワフルな印象を受ける。
トラック、ロード共に強く今年の大阪ハーフマラソンでは3位に入っているように長い距離もこなせる非常にタフな選手だ。
課題はラストの切れ味勝負だが、個人的にはあまり気にする必要はないと思っている。
ラストを磨くより自身の強みである積極性を活かし前半から今まで以上に速いペースで突っ込んで最後まで粘り切れる選手になってもらいたい。
高校時代に消耗していないであろうし意識が高そうなので、まだまだ成長を期待できそうだ。
大学卒業後は女子長距離界の名門の資生堂に入社することが決まっている。
どのチームも欲しい存在だったとは思うが、才能を潰さず大きく育ててもらいたい。
最終的にはマラソンでの活躍を期待している。
自己ベスト記録(PB)
距離 | 記録 |
1500m | 4分25秒68 |
5000m | 15分30秒27 |
10000m | 32分32秒95 |
ハーフマラソン | 1時間11分17秒 |
2019年10月現在の記録
性格
映像やインタビューを見る限り、非常に明るく社交的なタイプに感じる。
陸上で厳しい練習に耐えているだろうが、同世代の女子と何ら変わりはない。
ユニバーシアード代表に選出された際は「日本のトップ選手と仲良くなりたい」と語っていたようにコミュニケーション能力も高そうだ。
みんな大好きだーーーー❤️
いっぱいいっぱいありがとう😭
応援ありがとうございました😇
写真お借りしてます🙏 pic.twitter.com/vxV9hiJkgg— 五島 莉乃 (@1029rinorino) September 16, 2019
オレゴン世界陸上10000m参加標準記録突破!!
2021年のクイーンズ駅伝5区で積水化学の新谷仁美選手を抑え区間新記録で区間賞を獲得した五島選手は2021年12月10日に行われた【エディオンディスタンスチャレンジin京都】の10000mで従来の自己記録を大幅に更新する31分10秒台をマーク。
このタイムは2022年開催予定のオレゴン世界陸上選手権の参加標準記録を上回り代表候補に名乗りを挙げた。
大学時代から強かったが怪我を挟んで順調に成長しており将来的には10000m30分台も狙える力はありそうだ。
世界陸上の代表争いは新谷選手や廣中璃梨佳選手や不破聖衣来選手が絡んできそうだが五島選手も負けずに代表権を掴んでもらいたい。
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